こちら表妙義 快晴なり

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2017年11月16日 (木)~2017年11月16日 (木)
メンバー
山の先輩
天候
晴れ
コースタイム
駐車場(5分)妙義神社(40分)大の字(20分)奥の院(90分)タルワキ沢のコル(10分)相馬岳(100分)鷹戻し(30分)東岳(15分)中之岳(30分)見晴台(20分)中之嶽神社(20分)一本杉(40分)金鶏橋(30分)駐車場
コース状況
・駐車場は道の駅みょうぎの道路挟んで向かいにあります。トイレは道の駅内。中之嶽神社にもトイレあり。
・北風がとても冷たいので防寒対策もしっかり。素手が一番良いと思いますが、グローブするならグリップ力がありフィンガーレスのものがおすすめ。靴も硬く滑りにくいもので。
・鎖場以外の登山道も侮れません。茨尾根などは急で滑りやすく落ち葉の踏み抜きなどにも注意が必要です。鎖が無いところは木の根を駆使して登り降りします。落石起こしやすいので丁寧に足を置かなくてはなりません。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 妙義山。憧れがるようになったのはいつからだろう。私のご朱印帳によると妙義神社参拝は5年前。登山を初めて数年しか経っていなかった頃だが、そのずっと前から、新幹線や高速バスで関越道を通るたびに印象的なあの奇岩群にとりつかれていたように思う。
 なんちゃって、エッセイ風に書き出してみました。ということで妙義はずっと前から知っていてずっと登ってみたかった山。新潟は最近天気良くないし、ここはひとつ登ってみるか!気負いすぎないリラックスした気持ちで挑戦しました。

 関東でも夜明け前はさすがに寒く、鎖を掴んでいられるか不安が過りましたが、実際登ってみると鎖の冷たさを感じている余裕はありませんでした。
 とりわけ縦走路にはいくつもの核心があります。大の字、ビビリ岩、鷹戻し…名前でいちいち脅してくるのです。その上不安を煽る数々の看板。「自信のない方は引き返してください」「上級者以外は…」「滑落事故多数!」私の小さな心臓が早鐘を打ち始めます。「鎖は絶対に離さないでください」離すもんですか。半分越えた辺りで看板につっこむ余裕が少しだけ出てきました。

 鷹戻し以外の鎖場はスラブ状が多かった気がします。ホールドも見つけやすいので落ち着いて登下降すれば問題ないと思われます。しかし鷹戻しを含む東岳の登攀はやはり最も緊張を強いられました。切れ落ちた断崖は高度感があり鎖も約50mと長いので気が抜けません。1ピッチ登るごとにセルフを取って心を落ち着かせました。鷹戻しを終えた後のルンゼ内下りはハングして足場が見つけにくいところもあり、仕方なく2連の鎖を片手ずつ掴んで、若干ぶら下がるようにしてホールドを探しました。ここもなかなかのドキドキポイントです。

 中之岳まで来れば縦走もあと僅か。断崖の登山なので見える景色は360°常に抜群、噴煙たなびく浅間山やなだらかな裾の赤城山、遠くは筑波山まで。清々しい関東の名山がぐるっと見渡せます。谷川含む新潟方面は…うん、バッチリ雪雲の中だね。
 下山後は近くのもみじの湯でぽっかぽか。夕景も美しい上州を後に、トンネルを抜けると・・・そこはまさかの雪国でありましたとさ。

フォトギャラリー

相馬岳からの眺め。

妙義神社の三本杉の中で精神統一。

奥の院の壁の小さな石仏が印象的でした。

ビビり岩の下り。まだ序の口。

寝ている岩は懸垂っぽく降りると楽で安全です。

雪化粧した浅間山と裏妙義。なみへ~さ~ん!

赤城山は裾野が美しい。

白雲山付近の断崖。

相馬岳にて。先は長いのにぐったり。

岩じゃない登山道も嫌らしいんです。

トラバース苦手だなあ。

楽しくなけりゃ意味がない!

梯子を終えて鷹戻しの始まり~。

下が見えないヨ。

下りもなかなか。

おっ良いところに足が!助かったゼ。

ふと見上げると岩の先端に鷹が佇んでいました。鳶かな?

あのルンゼを下りました。凶暴な顔してるわ。

ああ。身も心もボロボロなり。

見晴台から。良い句が生まれそう。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

浦和パルコ店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部