甲斐駒ヶ岳~鋸岳縦走(2日目~3日目)

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投稿者
中村
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日程
2018年09月13日 (木)~2018年09月14日 (金)
メンバー
姫路駅前店:永宗
GR神戸:杤尾
GR姫路:永瀬
グランフロント大阪店:中村
天候
コースタイム
2日目
六合石室(150分)第二高点(180分)鹿窓(40分)第一高点(20分)角兵衛沢コル(200分)角兵衛沢出合

3日目
角兵衛沢出合(180分)戸台集落(90分)戸台駐車場
コース状況
危険箇所多いです。道も荒れており、入山は控えた方がいいかと思います。
難易度
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感想コメント

※登山道の崩落が進み、非常に危険でセルフビレイ等を取れる場所もないため、入山をお勧めできません。

2日目は六合石室を5時半に出発。そこからまずは第二高点を目指します。第二高点までは大きな危険箇所はありません。第二高点の下りからが本番になります。
下ってすぐにガレ場が出てきますが、ここは左岸側へ針路を取ってください。実際に道を誤ってしまい、獣道を登山道と勘違いし1時間弱ほどタイムロスをしてしまいました。
登山道は、土が顔を出しているので、それを間違えなければ下れると思われます。

道を間違えない様に大ギャップの底まで下って行きます。道はそのほとんどが踏み外せない崖に付いている状態なので、常に慎重に歩いて下さい。
大ギャップの底はここ最近の大雨や台風で岩が崩れ、道が寸断されてしまっています。
ガレ沢の底に足を付くと自分の足場が崩れ崖に落ちていってしまいます。慎重に歩を進め、足元をなるべく崩さないように慎重にトラバースします。
無事渡り切れば鹿窓が顔を出します。鹿窓取り付きまでの鎖は長く、また滑りやすいので確実に登って行きましょう。鹿窓を超えれば次は小ギャップの下りと登り返しです。どちらも鎖になり、大ギャップに比べれば怖さも薄いですが、それでも一歩間違えると命はありません。
小ギャップのあとはようやく鋸岳第一高点がお目見えです。ここから少し下り角兵衛沢のコルから一気に1,400mの下りが始まります。コルから少し先には鋸岳の三角点があるましが、時間的なこともありパスしました。

角兵衛沢の登山口まではガレ沢を延々と下ることになります。おおよそ標高1,600mあたりまでは道も不明瞭で非常に崩れやすくなっています。最後の300mほどの標高差のところは森歩きになる為やや楽ですが、それでもここまでの高低差で体はかなり疲弊しており、辛い下りでした。
一気に戸台まで、とも思いましたが日暮れと川の増水により渡渉が難しかったため登山口にテントを張り、3日目を迎えました。

3日目はシューズとズボンを脱いでの渡渉からスタートです。
大雨の影響かその後も2回ほど靴を脱いでの渡渉を強いられました。目印となるピンクテープが巻かれた木々が多く流されており、ここもルートファインディングが必須です。
最後の3番目の堰堤の右岸側に道標が出れば戸台集落まではもう少しです。集落から駐車場までは90分のアスファルト歩きがきつかったです。

今回は天気も大雨に降られることもなく、奇跡的に帰って来られました。
道が大きく崩落して危険箇所の連続の為、道の整備が進むまでは入山は控えた方が良いかと思います。

フォトギャラリー

朝焼けの中を登って行きます

後には甲斐駒ヶ岳

第二高点から第一高点を望む

大ギャップ通過後。奥にこれから渡る二人が見えます

鹿窓が口を開けています

長い鎖を登って鹿窓の取り付きへ

鹿窓をくぐります

ようやく第一高点が近付きました

小ギャップ

小ギャップの鎖場

このガレ沢を3時間以上下ります

最後は樹林帯

角兵衛沢出合でビバーク

靴とズボンを脱いで渡渉すれば旧林道との出合

さて、沢沿いを下ります

最後の堰堤横に看板あります。ここで右岸側へ

発電所辺りまでくれば危険箇所は終わりです

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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