桐生の山 根本山と氷室山と熊鷹山 ~冬の始まりに静かな山を歩く~

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投稿者
大島
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日程
2018年11月23日 (金)~2018年11月23日 (金)
メンバー
Hさん
天候
晴れ 風ややあり
コースタイム
駐車スペース(3分)不死熊橋(90分)籠堂跡(20分)根本神社奥院(50分)根本山(75分)氷室山(50分)十二山(20分)熊鷹山(15分)林道(55分)不死熊橋(5分)駐車スペース
コース状況
・根本沢コース 初心者不向き。細い沢沿いの滑りやすいトラバースや岩場などの通過あり。滑落の注意が必要。沢の中でグルリと方向を変えるので方向感覚が狂いやすい。抜けた後の進路の取り方には注意を。
・根本山~氷室山~熊鷹山 道は明瞭。冬は西風が抜ける。
・熊鷹山~林道 引き込まれてしまいそうな獣道や尾根道あり。踏み跡をよく確認を。
難易度
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感想コメント

栃木百名山の根本山、氷室山、熊鷹山を歩いてきました!

桐生の街より山間の道を奥まで進み
車一台分の細い道の先に根本・熊鷹山登山口があり
駐車スペースは大きく開けています。
※auは最後のバス停より奥は圏外

駐車スペースから少し歩くとゲートのある
不死熊橋へと辿り着きます。

林道を直進で熊鷹山、根本は中尾根コース。
沢沿いの高巻きを登ると根本沢コースとなります。

この高巻きで自信が持てなかったり
怖いと思ったら根本沢コースは
やめておいた方がよいでしょう。

高巻きを上りきると古い林道で
右に行けば中尾根コースに合流でき
左へ進むと沢沿いに道は続いていきます。

根本沢コースは細く沢から大分高いところに道がついている場所もあります。

慎重に奥まで詰めていくと籠堂跡と言う場所があり
かつて御堂があったそうな。少しスペースがあるので休憩にオススメ!
この先は登りきるまで休めるような場所はないと思ってください。
少しし進み滝の横にかかる鉄梯子を慎重に登り
鐘楼のある奥院に辿り着きます。社は老朽化で立ち入ることはできません。
さて、ここからが本番です。
残りの標高を一気に稼ぐ岩場・鎖場となります!!

ホールドは岩、樹木と豊富で
慣れている方なら鎖に頼らずとも登れる程度ですが
ワンミスで大惨事間違いなしな場所ですので
慎重に通過をしてください。

登りきると日光連山や皇海山方面の眺めが楽しめます。
ここからは道は平和になり歩きやすくなりますが
冬期は西からの風が抜けやすい場所となりますので
風対策は早めに。されるとよいかと思います。

中尾根コースと合流すると根本山山頂までは一息。
山頂には休憩するスペースもあり落葉期には明るい場所となります。

沢コースはぐるりと沢の中で方向を180度替えるので方向感覚が狂うことも。
ですので進路はしっかりと確認してから先へ進みます。

次は、氷室山。
根本山山頂は風が抜けるので下の神社跡で休憩をしたのちに
十二山を経て北上していきます。
途中、真新しい林道を渡り、10分程度で宝生山。さらに10分程度で氷室山です。
氷室山は明るい樹林の静かなピークとなっています。

氷室山の次は熊鷹山を目指すので来た道を戻ります。
十二山から氷室山往復で60分程度。
そこから熊鷹山へは30分程度となります。

熊鷹山は山頂部にツツジが群生していて展望台に上ると
360度の眺望が楽しめます。
山頂はあまり広くないので人数が多い時は
肩の部分に少し平らな場所があるのでそちらが良いでしょう。

下山は肩の南端から林道へとつ繋がる道へと行きますが
けもの道や引き込まれそうな尾根が派生しているので
集中は切らさないでください。
林道まで降りたら後はひたすら林道を降るだけ!!

山側は崩落が激しいのであまり寄らない方がいいかもしれません。
落石に注意しながらグングンと下って行くと
十二沢コースの入り口、中尾根コース入り口を分けると
朝登り始めた不死熊橋に戻ってきます。

これにてぐるり栃木百名山 三座周遊終了!!

地味に距離があるので時間が掛かりました!
根本沢は谷川岳西黒尾根を楽しく登れる余裕があるくらいの力がほしいですが
沢の雰囲気など楽しく、最後の岩場も楽しめました。

山全体の雰囲気もよく もう少し名が知れていていいのでは?と思う山でした。

今回のコースは早朝発か少し早く歩ける必要があります。
時間が足りないときは中尾根を登り氷室山をカットする。
もしくはピークメインでとる場合は氷室山の林道から各ピークを踏んでくる
なんてのもありかと思います。

また、この日は稜線の気温は4℃。体感温度は0~-5℃くらい。
寒さ対策は万全に!

#栃木県境 #群馬県境

フォトギャラリー

紅葉も終わり落葉の森を行く

不死熊橋。登山者がいる場所が沢コース。中尾根コースにも行ける。写真右へ行くと中尾根コース。

古い林道跡

6m位の滝を巻く。ロープ張られていますが始点があまり信用できないので加重はあまりしないように

山深い沢奥に石段が。籠堂跡ちょっと手前。

ここからが本番。ガイドによく写真が出ている滝。滑ります。

慎重に。少し滑りやすい。

奥院。朽ちている。

鎖場。ここはミスは許されない。

行者山の先の鎖。これは江戸時代の鎖。

根本山。明るいピーク。

少し下ったところでお昼です。アルファ米と甘栗むいちゃいましたで栗ごはんにしました。あと、ミルクティ

新しい林道。根本、熊鷹、氷室を踏むだけを目的とするならここからが楽。

氷室山はシンプル。

落ち葉が沢山。

熊鷹山。ツツジが覆う。

熊鷹山より日光連山。

展望台もあるよ!

帰りの林道。山側が崩れやすいようでゴロゴロしている。

駐車スペース。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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