DRAGON’S BACK ~龍脊~

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2018年11月29日 (木)~2018年11月29日 (木)
メンバー
銀座店 矢部
天候
雲→晴
コースタイム
土地灣バス停(60分)シェクオピーク(60分)トイレ(20分)公園(30分)大浪灣バス停
コース状況
・MTR港島線、筲箕灣(ショウケイワン)駅下車、A3出口から9番バス乗り場・石澳(シェクオ)行きに乗車、土地灣(トウテイワン)で下ります。バスは15分おきに出ています。(電子マネーオクトパス使用可)
・帰りはミニバス(オクトパス不可、10HK$)かタクシーのみ。ミニバスは約30分おき。大浪灣(ターローワン)に公共バスのバス停ありますが、平日のせいか運休中なのかいくら待っても来ませんでした。
・簡易トイレが登山口、トレイルの途中にあります。紙もついてます。ペットボトルは駅で購入できます。
・シェクオピークは強風なのでウインドシェルなど薄い羽織り物があると安心です。靴はスニーカーでも大丈夫ですが滑りやすい箇所もあります。
・香港駅B2出口近くで荷物を預けることができます。半日2人で158HK$。
・ドラゴンズバックのみであれば日本から最短で1泊2日で行けます。日本のガイドブックにはほぼ掲載されてないので、現地の書店やインフォメーションを利用しました。スターフェリー乗り場近くのビジターインフォメーションセンターで無料のハイキングガイドブックを入手できます。
難易度
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感想コメント

 龍の背-聞いただけで冒険意欲を掻き立てられそうな名前、それは香港の中でも気軽に歩けてしかもとびきり美しいトレイル。海外好きのスタッフに教えてもらってからずっと気になっていて、ちょうど行くチャンスが巡ってきたので観光ついでに出かけてきました。
 滞在中はずっと雨、海外に来てまで雨女の本領を発揮してしまい、結局晴れたのは最終日のみ。フライト時間を気にしながら、弾丸でドラゴンズバックのある香港島東部へ向かいました。
  
 暗いうちに宿をチェックアウト、始発にも拘わらず多くの人で混みあうMTR(地下鉄)に乗り込み、バスに乗り換え登山口へ。登山口は石奥道(シェクオロード)の脇に面していて、うっかり乗り過ごしさえしなければ問題なし。そして入口脇には簡易トイレが2棟。日本の工事現場にあるような和式のものでしたが、街中にはあまりきれいなトイレがなく辟易していた私にとっては、ペーパーもちゃんと付いて水も流せてとてもレベルの高いトイレに思えました。
 
 朝方で少し肌寒い中、整備された竹林を登っていくとすぐに海が見えてきます。香港は沖縄より南にあり、11月といえど暖かく少し湿気のある気候なので体を動かすとすぐに汗ばんできます。さらに進んで東側の海に出ると、稜線を這うくねくねとした道が延びていて、いよいよ龍の背らしくなってきました。
 最高点のシェクオピークには1時間程度で到着。風が強かったのですがロケーションは最高。龍脊の先にはザ・香港な摩天楼が顔を覗かせています。海に面した低山ハイク、新潟の弥彦山のような想像していたのですが、植生は南国のもの、木々は低く右を見ても左を見ても海、遠くには高層ビル、日本のどこにもないアーバンハイキングを堪能できました。
 すれ違う人も全て外国人。いつもの「こんにちはー」ではなく「Hallo!」とても新鮮でした。香港の現地の言葉は「ニーハォ」ではなく広東語。さっぱり聞き取れませんでしたが、現地人と勘違いされ広東語で話しかけられることも何度かありました。滞在するうちに私も少しは香港人に近づけたのでしょうか??
 
 白亜の村、大浪灣に着くと蒸し暑さか増してきました。予定より早く下山できたのであとはのんびりバスを待つのみ。そのバスがいつまで待っても来ない。タクシー呼ぶか、お金そんなにないしどうしよう、飛行機間に合うのかしら・・・不安に駈られながら待つこと1時間弱。そこへようやく現れたミニバス、食べ散らかしたピーナッツだらけの車内に呆れながらも、来てくれたことに感謝感謝、地元民しか使わないミニバスを体験して経験値が上がりました。

 無事に空港へ到着、離陸してすぐに先程歩いた龍脊が見えました。街のトイレが汚かったことも、食べ過ぎてお腹こわしたことも、ホテルで使ったタオルを替えてもらえなかったことも、この瞬間に全て良き思い出へと変わりました。
 香港にはまだ見ぬ魅力的なトレイルがたくさんあります。日本から約4~5時間、時差もちょうど1時間、比較的行きやすい場所なので、また行く機会かあればぜひ別のトレイルも歩いてみたいです。
 

フォトギャラリー

飛行機から見下ろした龍脊。

筲箕灣駅はベッドタウンなのか栄えていました。

龍脊登山口。トイレに感動。

085から100までのポイントを確認しながら歩きます。行程は約8.5km。

登ると間もなく湾に浮かぶマンション群が見えてきます。

白い椿が咲いてました。

分岐には必ず標識があるのでまず迷いません。

見下ろしたビーチには犬の散歩をする人が。気持ちの良い朝でした。

まさに龍脊。

海辺を照らすスポットライト。天国のような光景。

シェクオピーク。風が強い!

美しい蝶々。

薬局でジャケ買いした白花油(ハッカ油)も持参。

香港的行動食。

機内でも街歩きでも楽チン、ノースのメッシュのシューズに、パスポートなど貴重品を入れたグレゴリーのサコッシュ、水やウインドシェルを入れた小さめリュックで挑みました

ゴールの大浪灣はサーフィンで有名な土地。海辺の街の雰囲気でした。

ミニバスはアナログ感満載。運転手のおっちゃんがずっと広東語で何か喋ってると思ったら停留所の名前を言ってるぽかった。

おまけの香港見所①香港島にあるお寺・文武廟。線香は渦巻き型で天井から垂れてます。

見所②インスタで話題になった太古地区の益發大厦(イェッファービルディング)。密度高すぎのマンション。

見所③夜には摩天楼が輝き出します。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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