雨谷山〜茶臼山〜西ノ峰(和歌山県北山村)

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投稿者
中村
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日程
2019年06月19日 (水)~2019年06月19日 (水)
メンバー
グランフロント大阪店:中村
その他1名
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
駐車スペース(90)雨谷山(90)茶臼山分岐三角点(25)茶臼山(15)茶臼山分岐三角点(100)西ノ峰(15)モノレール取付(50)小森ダム分岐(70)駐車スペース
コース状況
危険箇所、道迷い箇所多いです。道も荒れており、ある程度ソールのしっかりとしたトレッキングシューズで行きましょう。
地図、コンパス、GPS必携です。
難易度
Google Map
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感想コメント

今回は全国で唯一の飛び地の村、和歌山県の北山村にある雨谷山〜茶臼山の縦走に行ってきました。
住所は和歌山県になりますが、周囲を奈良県と三重県に囲まれた日本で唯一の飛び地になります。
現在も林業が盛んな土地ですが、昔からこの切り出した木材を村を流れる北山川に流して和歌山県新宮市へ出荷していた歴史的な繫がりがあり、廃藩置県の際に和歌山県へ組み入れられることを希望した流れから今も和歌山県として行政が成り立っています。
今回のルートは山と渓谷社から発行されている分県ガイドにかつては掲載がありましたが、現在は載っておらず、昭文社発行の山と高原地図に破線ルートとして記載されています。

まずは道の駅おくとろを目指して車を走らせ、そこから雨谷山登山口に向かいます。3台程停められる駐車スペースから登り始めます。
登山口が非常に分かりにくいですが、山側の崖にピンクテープが付けられており、それをよじ登って行きます。
すぐに稜線に出るので雨谷山の山頂を目指して登っていきます。雨谷山は展望がほとんどないので、小休止をとって次のピークである茶臼山へ。
ここも稜線をひたすら登っていきますが、ほとんど人が入っていないため道は荒れており不明瞭なところも多くあります。最も危険な場所のキレット部は、災害の影響で大木が倒れ完全に道を塞いでおり乗っ越す必要があります。足が宙に浮いている状態になるところもあるので、細心の注意を払ってください。
茶臼山への分岐の三角点はヤブの中に隠れているので、地図やGPSを頼りに見落とさないように注意しましょう。
三角点を見つけたら北側に針路をとり、茶臼山山頂へ。ここも道がほとんど消えており、歩きにくい道が続きます。
展望は効きますが、この時期の大峰山系は例に漏れず虫が多く、休憩もそこそこに分岐の三角点へ戻ります。

ピストンも考えていましたが、キレット部の崩落のこともあり、やや長丁場になるものの西ノ峰をラウンドして下山するルートを選択。稜線を間違えないように下ると西ノ峰、さらに進むと林業で使われるモノレールが出てきます。モノレール伝いに下っていくと途中でモノレールから小森ダムの方へ分岐があります。
これを見落とさないように下れば道路へ出ますので、山道はここで終了。そこから駐車スペースまで歩けばゴールになります。

道迷いの危険性が極めて高いので、コンパス、地図、GPSは必携です。また、今回はそれなりにペースを上げたつもりですが最終的には8時間の長丁場になりました。水や食料は多めに持っていくようにしてください。

沿面距離: 14.27km
最高点の標高: 1189m
最低点の標高: 115m
累積標高 (上り): 1622m
累積標高 (下り): 1606m

フォトギャラリー

日本唯一の飛び地、北山村

ここが登山口。

崖を登っていきスタート。

まずは雨谷山。

天狗クラと呼ばれる岩場。

キレットには倒木があって危険です。

立派なサルノコシカケ。

茶臼山山頂。

見事なブナ林。

稜線に沿って西ノ峰。

このモノレールを左へ。

稜線下りでお地蔵様が出れば道路はもうすぐそこ。

防護ネットの上からゴールです。

真っ暗なトンネルを抜けて駐車スペースへ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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