みんなでトコトコ山行脚 立山・剱岳(富山県 剱岳2999m)編 ②

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投稿者
渡部 嘉章
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日程
2019年08月25日 (日)~2019年08月27日 (火)
メンバー
グランフロント大阪店 渡部、中村
春日井店 足立
その他1名
天候
2日目 晴れ
コースタイム
剱沢キャンプ場>12分>剱沢小屋>25分>剣山荘>30分>一服剱>85分>前剱>65分>平蔵の頭>20分>カニのタテバイ基点>63分>剱岳>22分>カニのヨコバイ基点>38分>平蔵の頭>60分>前剱>60分>一服剱>20分>剣山荘>25分>剱沢小屋>8分>剱沢キャンプ場
コース状況
・言わずと知れた「岩と雪の殿堂」。剣山荘から先は岩場の連続です。十分な注意が必要です。
・剱岳でも普段靴もしくはハイキングシューズの登山者を見かけました。ヘルメットの装着率は100%。装備の重要性、安全登山をもっと考えてみてほしいと感じました。
・お手洗い、水場は剱沢小屋周辺と剣山荘にあります。
難易度
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感想コメント

・2日目。朝4時には食事の準備を始め、予定通り5時には出発できる状態に。黎明に輝く山々を嬉々とした笑顔で眺めながら出発です。

・剣山荘にてお手洗いなどを済ませ、いざ剱岳!ガレ気味の登りを少し行くと最初の鎖が出現。ここから鎖場が連続していきます。中にはアンザイレンで登っているグループもおられました。

・一服剣にて展望を楽しみ、前剱で休憩。山塊の雄大さに圧倒されます。みんなニコニコの笑顔!絶好の天気、気温も風も心地よく、最高のコンディションでした。

・結構高度感のある橋を渡ると一気に鎖場の難易度が上がります。ここを起点に「平蔵の頭」「カニのタテバイ」等有名な箇所が連続です。結構渋滞もしますので、状況によっては防寒対策をしっかりしておいたほうが無難です。

・「カニのタテバイ」を越えた辺りから1名のペースがガクンと落ちる。完全に高山病の症状。あと少しとはいえ無理は禁物。若手2名を先行させ、ゆっくりゆっくり登ります。途中「もう無理。ここにおる!」と弱弱しく発言するので本気でデポしようかと悩みましたが、本当にあと少しなので何とか頑張ってもらいました。

・快晴の空の下、全員登頂成る!!混み合う山頂でスペースを見つけてゆっくり休憩。展望を楽しみ、食事を摂り、写真を撮ってもらってから下山開始です。

・下山開始後、徐々にガスが上がってきたりもしましたが、基本的にはずっと快晴の下で登山を楽しめました。難関の「カニのヨコバイ」では、女帝が見事な演技を披露!(但し、前々から「ここが一番恐怖!」とは言っていましたが・・・)。しっかり、ゆっくり、確実に下っていきます。

・標高が下がるにつれ、女帝も高山病の症状が改善されたようで、ペースも徐々に回復。何とか無事テント場まで下れることを確信し、全員安堵。前剱、一服剣では後方を振り返りながら名残を惜しんでいました(1名を除いて・・・。)

・剣山荘に無事到着したところで、前日の機嫌を引きずらぬ様、女帝にジュースを貢ぎ、テント場ではみんなに食事を振る舞い、楽しい団欒を形成。三山縦走の余波がこんなに酷いとは・・・。よかれと思ってやったことも、独りよがりではダメなんだと後悔しきりでしたが、最高の1日を過ごせたおかげで笑い話にできそうです。

フォトギャラリー

何度も予定が流れ続け、縁が無かった剱岳についに来れました!最高の天気でよかった~!!

全員朝4時に起床。黎明に輝く山肌が綺麗です。

最高の天気!全員笑顔で出発です。

さぁ、登り口になる剣山荘が見えてきました。

剣山荘で装備と身の回りを確認したら出発!

すぐに鎖場が出てきます。ここからこのような難所が連続で現れます。

前剱の堂々たる山塊!これでもまだ本峰は見えません。

振り返ると今まで歩いてきた道がはっきりと分かります。山岳パノラマの美しいこと!!

前剱山頂にて。知識人の中村氏が色々な剱岳の解説をしてくれます。

結構シビれる橋&鎖場。鎖場は思ったより足場も手元も安定していました。

垂直に登る「平蔵の頭」。ここと「カニのタテバイ」は渋滞ポイントになってしまいます。が、安全第一です!!

「カニのタテバイ」の途中から下を見るとこんな感じです。慎重に、間隔を保って登っていきましょう。

体調不良の女帝は諦めかけていましたが根性で登頂!参加者全員からの拍手に迎えられての登頂ですが、体調はやっぱリ心配です。

全員満面の笑みで記念撮影!

下山開始!いきなりガスってきましたが一瞬で晴れてくれました。

稜線の岩を落とそうとする女帝・・・。危ないからやめてもらいたいものです。

演技なのか!?かマジなのか!?「カニのヨコバイ」の怖さを表現してくれています。(本当に怖かったらしいです)

これから向かうコースの荒々しらがはっきりと分かります。剱岳は途中から一方通行です。

ゆっくり下り前方に剱沢が見えてきました。ここまで来ると一安心かな。(が、見えないところで転倒していた人も・・・。)

無事テント場に着き、各自で作ったご飯をシェアして最後ななぜかUNO勝負。負けて罰ゲームはやっぱり私でした・・・。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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