広河原沢3ルンゼ アイスクライミング
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年12月10日 (土)~2011年12月11日 (日)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- コース状況
- 氷は薄く、水が流れていた。
しかし雪は少なく、気温が低いこともあり割と楽しめた。
- 難易度
-
感想コメント
前夜の交通の乱れなどから、昼前の入山となってしまいましたが、
少ない積雪、冷えこんだコンディションから、雪崩などのリスクが少ないと判断しました。
当初は阿弥陀岳を抜けてからビバークする予定を、沢の中でのビバークとし、濃い内容の登攀となりました。
滝は発達がいまいちで、過去の記録では丸みのある緩やかな氷瀑だったところが、
傾斜のきつい薄い氷柱であることが何回もありました。
多くが薄すぎてアイススクリューが決まらないですし、ほとんどはロープを出さずにクリアしました。
滝がなく、ラッセルになるところは岩壁の草付きを登ったのですが、
凍った草付きには気持ちよくアックス・クランポンが刺さり、むしろ快適でした。
稜線手前の岩棚でツェルトを張り、翌朝ゆっくりと出発。
最後の氷瀑はパートナーに譲り、阿弥陀岳へ抜けたあと、御小屋尾根から下山しました。
アックス、クランポンの歯がまん丸になってしまいましたし、
筋肉痛のお土産も出来てしまいましたが、非常に楽しめました。
初アルパインアイスだったパートナーのH君も、良い経験となったと思います。
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