初冬の天狗岳に向かう

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2019年11月14日 (木)~2019年11月15日 (金)
メンバー
妻 友人2人
天候
14日:曇り 15日:晴れ
コースタイム
14日:渋の湯登山口<60分>パノラマコース分岐<90分>黒百合ヒュッテ
15日:黒百合ヒュッテ<100分>東天狗山頂<30分>西天狗山頂<120分>黒百合ヒュッテ<90分>パノラマコース分岐<45分>渋の湯登山口
コース状況
積雪があり歩くのに注意が必要です。
凍結する場合もあるので軽アイゼン必須。アイゼン装着時、岩場歩きは特に注意してください。
難易度
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感想コメント

雪があるかないか?初冬の天狗岳へ行ってきました。

午前中降っていた雨は出発するころには止みましたが、冷え込みは厳しくフリースにソフトシェルを着てスタート。渋の湯からパノラマコースとの合流地点までは断続的な登り。雪はほとんどなくゆっくりとカラダをあたためつつ進みます。一登りすると暑くなってアウターをオフ。冬は特に無駄な汗は冷えにつながるので怠けずこまめにオンオフを。

合流地点からは緩やかな登山道が続きますが、岩場が増えてきて足場が悪くなってきます。さらに午前中の雨がここら辺では雪だったようで新雪が登山道を覆い滑りやすくなっていました。それでも降りたての雪は柔らかくアイゼンを装着するほどではありませんでした。

本日は黒百合ヒュッテで久しぶりの小屋泊。本日は我ら4人の貸切!2階の寝床にゆーーーったり4枚の布団が敷かれてました(笑)。山荘は広い談話室と豆炭のお炬燵があり居心地抜群。たくさんの本もありました。まずは炬燵に入ってビールで乾杯!そして夕飯は自炊にしてみんなで冬の定番キムチ鍋。お肉たくさん、キムチ増量、めちゃ旨です。今は便利な濃縮鍋の素があるので楽ちんですね。昔はあの1Lの液体担ぎ上げてましたからーーーっ。

夜も深まると空はスッキリ晴れ上がり星空が広がりました。そして満月に近い月明かり。ホント月の光って明るいです。この光だけで歩けそう。おかげで星は少なめでしたが、、、

翌朝も広く晴れわたり雲のない青空。つまり、今日も冷え込み激しく寒い!登山道がカチコチになっていることが予想され、小屋から6本爪アイゼンを装着してスタート。中山峠を過ぎ、樹林帯の中をしばらく進むと稜線に飛びだします。一気に展望が開け周囲の山々見えました。遠く北アルプス槍ヶ岳、穂高連峰から乗鞍岳に御嶽山。冬は空気が澄んでいるのではっきりと見えます。そして一気に風に吹かれて寒い!じっくり展望を堪能したいところですがじっとしていると耐えられなくなります。そこからは足場の悪い岩場が続きます。とくにアイゼンを付けているので注意が必要です。山頂に近づくと木々に霧氷がつきキラキラしています。いよいよ今年も冬が始まるんだなーーーなんて思ってみたり。

東天狗山頂に飛び出すと正面にどどんと赤岳!阿弥陀岳に横岳、硫黄だけに爆裂火口。今日は本当に天気が良くて最高の眺めです。でも風は強い(泣)記念撮影をしてお隣の西天狗へ。西天狗の方が風が穏やかでのんびり休憩できました。

ここから天狗の奥庭方面から黒百合ヒュッテへ向かいましたがこれがなかなか手ごわいルートでした。大きな岩場の連続でアイゼンだと歩きづらいことこのうえない。でも微妙に雪もあり、、、妻はお決まりのいやいやモード。このルートの楽しさと言えば展望か?登りのルートとは違いずっと開けているので周囲の山々を眺めつつ歩ける、という感じですが今日はその余裕もなく。ようやくたどり着いた小屋のカフェで思いっきりランチタイム。
黒百合ヒュッテのカフェメニューは美味しくて評判だそうで。メニューも豊富でした。妻はジャガバターを絶賛してました。

黒百合ヒュッテからの下山道は日陰といううこともあり昨日の雪がカチカチに凍っていてちょっと手こずりました。アイゼンは要らないだろうとヒュッテで外したのですが、雪山に慣れていない友人は途中で装着しました。

これから本格的な雪山シーズンが始まります。天狗岳は小屋も通年営業で雪山初心者におすすめのやまです。装備を揃えてぜひ。

~ついしん~
下山途中、使用していた軽アイゼンのベルトが加水分解で破損。帰宅後確認したらもはやボロボロでした。登山前の道具チェックを忘れずに!

フォトギャラリー

素晴らしい朝日

スタートには之は全くありません。

徐々に。

徐々に。

と言ってるうちにもう山小屋。

カフェメニューが豊富です。

今日は月明かりがハンパなく明るい

目指す天狗岳が見え始めて、いました。

北アルプス連山がはっきり。

西と東の競演

足元はバリバリ

ふと振り返ると、、、

まだまだ若い霧氷

あと少し!

いいアングル

八ヶ岳連保もくっきり

さあ西天狗へ。

西天狗岳に登ったあとでてきた、って言われたくない。

ここが西天狗山頂

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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