西穂山荘 と 丸山 にて 観天望気 (長野県)
- 投稿者
-
木德 尚代
グランフロント大阪店
- 日程
- 2025年09月24日 (水)~2025年09月25日 (木)
- メンバー
- 講師 西穂山荘オーナー 気象予報士 粟沢さん
- 天候
- 快晴 から 雨
- コースタイム
- 25日 10時西穂山荘 集合( 9時 ロープウエイ登山口着走りました) ~ 丸山にて寒天望気
26日 5時45分 朝食 丸山にて 観天望気 、机上講座 高層天気図
- コース状況
- 一日目 快晴から 雲り
二日目 悪天
- 難易度
-
感想コメント
ガイド研修
「西穂山荘支配人の天気講座」に参加致しました。
一日目
「観天望気」 机上講座から 丸山に何度も登り雲の変化、風の感覚を感じました。
朝は抜けるような青空から、どんどん雲が沸いてきて夕方には真っ白になりました。
巻雲も、それが積乱雲になるかどうか、全体の空を見て感じる事を学びました。
夕方からは懇親会なりました。
今回は15年前に富士山を一緒に登った中村ガイドさんにも遭遇して
「デナリ登ったよ」との一言が素晴らしかったですね。
西穂山荘はお酒は「大雪渓」と決まっているとのことでした。
女性ガイド部屋は小栗俊さんが泊まったお部屋で窓からの展望の素敵なお部屋でした。
西穂山荘ではいつもテント泊なので、こちらも15年前に3月の丸山雪山ハイクが
南岸低気圧で2Mの積雪になり、朝の下見で顔が凍傷になりそうな暴風、お客様がコケてしまうと死んでしまうとのこと緊張した思い出の冬の西穂山荘でした。
お昼の西穂ラーメンも素晴らしいものでした。
二日目
朝から丸山に登って観天望気です。
丸山が風速は強いところで18Mあります。
山頂よりも強い箇所もあるとのこと、冬に丸山で顔が凍傷になるのもわかります。
風の方向で場所で全く風の強さが変わる事が分かりました。
山荘にて
二日目は高層天気図から、グーグルアース、ウエンデイの中の世界の天気予報を見ます。
ウエンデイの中の高層天気図からも天気が読み取れます。
気圧の線、温度の線、気圧の谷、気温の尾根など地形図のように線を引きます。
5880Mの等圧線の意味についても学びになりました。通称 「ゴーパツパ」
中々本ではここまでわかりません。
冬季登山には、高層天気図を見てまず上空の気温を見ますが
気圧の尾根、風、気温、
夏の上空でのマイナス6度の気温による雷など非常に学びになりました。
まだまだまとめれてませんが
エルニーニョ、ラニーニャの気象現象についてもやっと理解できました。
登山道具屋にとっては エルニーニョは痛い(笑)
メンバーもアラスカで子供達のキャンプをする方
苗場の社長さん、伊豆大島の社長さんなど個性豊かなメンバーでした。
非常に学び多き頭から雲が沸くくらいの情報量に整理整頓が必要ですが、
この学びを生かし、今後の自分の山の天気予報をしていきたいです。
最後に先日の御嶽山の「サンピラー」(太陽柱)を見て頂いたところ
本来はマイナス15度の寒波の湿度の多い時になる現象ですが
御嶽山の山頂の複雑差から生まれる、寒気によってではないかと、外気は3度でしたが
上空はマイナスだったのではないかとのことでした。
「岳」のモデルにもなった故 穂高山荘の宮田八郎 さんがムーンピラーを撮る為に西穂に通っていたそうです。満月の非常に寒い、湿度の高い日、難しいですね。
「岳」の映画の撮影で、小栗旬さんが泊まったお部屋でした。(女性部屋でした)
素晴らしいお部屋ありがとうございます。
粟沢オーナー、ガイドの皆様、日本山岳ガイド協会の皆様に感謝です。
登山は一生学びです。とても楽しい学びです。
学び続けたいと思います。
①ウエアー
インナーは(ファイントラック)ドライレイヤーウオーム 上下
マーモット ジップアップ
ファイントラック ストームゴージュアルパインパンツ
レインウエア ファイントラック フォトン
②ギア
登山靴はモンチュラ ヤルテクノ
、
ザックは ミレープロライター
山専用ボトル ビール2本
グローブ 防水グローブ 日除けグローブ 薄手のウールグローブ
ヘッドライト ペツル 2個 キャリーザサン
ヘルメット カンプ
スマートウール ニット帽、ネックゲーター
TNF ライトヒートJK (ダウン)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。



















