日本百名山 瑞牆山と金峰山

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2021年10月21日 (木)~2021年10月21日 (木)
メンバー
イオンモール各務原店 本田康之
他1名
天候
晴れ/曇り
コースタイム
瑞牆山荘(35分)富士見平山荘(93分)瑞牆山(95分)富士見平山荘(36分
大日小屋(33分)大日岩分岐(55分)砂払いの頭(53分)金峰山(50分)砂払いの頭(30分)大日岩分岐(56分)富士見平小屋(25分)瑞牆山荘
コース状況
アプローチ
・国道141号駒井から県道23号で増富温泉、その先は林道本谷釜瀬線で瑞牆山荘へ
・公共交通機関はJR韮崎駅から瑞牆山荘まで山梨峡北交通バスがあります
①瑞牆山荘から少し上がった箇所に無料駐車場があります(トイレは瑞牆山荘横にあり)
②瑞牆山荘から富士見平小屋へは一旦、林道を交差し、その先がやや急
③富士見平小屋手前に水場があります
④富士見平小屋は4月~11月まで開設で小屋下がテント場になります
⑤富士見平小屋から瑞牆山は長いトラバースの後、沢まで一気に下った後はきつい登りで上部に行けば大岩の乗越や鎖場があります
⑥登りきると、少しトラバースして、山頂に向かいますが、途中、スラブの小岩が苦労します
⑦瑞牆山山頂は横に長い岩峰の上で高度感があるので注意
⑧富士見平小屋から大日小屋までは一旦登り、樹林帯のゆるやかな登高で楽に歩けます
⑨大日小屋は無人避難小屋でトイレあり。テントの場合は冨士見平小屋で受付
⑩大日岩手前でスラブの鎖場があります
⑪大日岩は八丁平分岐で方向が変わり、通らない
⑫大日岩から砂払いの頭はひたすら樹林帯で上部が急です
⑬砂払いの頭から稜線歩きで、千代の吹上など細い尾根でガス時は甲州側が切れ落ちているので注意
⑭五丈石は登れるようだが、御神体です
⑮金峰山小屋は4月下旬から11月下旬まで開設、食事も可能、トイレあり
⑯立ち寄り湯は増富の湯が830円(10:00~17:00:水曜休み)
難易度
Google Map
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感想コメント

瑞牆山(みずがきやま・2230m)は全山が花崗岩で形成された尖峰が多く、360度のパノラマの山頂も横長の岩峰上にあり、高度感があります。この岩峰群はクライミングの対象になっていて、クライマーの姿も目にします。
金峰山(きんぷさん/きんぽうざん・2599m)は古くから甲州御岳山といわれ、役小角によって吉野の金峰山から蔵王権現を勧請したことに始まるとされ、山頂にそびえたつこの山のシンボル・五丈岩を本宮としています。
両山共に奥秩父を代表する山で日本百名山に選ばれています。金峰山は奥秩父主峰ですが、最高峰ではなく北奥千丈岳に2m 及ばず、奥秩父第2位になります。
2002年冬以来になりますが、今回は隣通しということもあり、日帰りでしっかり時間をかけて両方、登ってきました。この界隈、ハイマツやしらびそが多く、紅葉の時期とはいえ、なんとなく登山口周辺のほうがきれいな印象があり、瑞牆山荘~冨士見平小屋周辺が色づいていました。富士見平小屋までは調子よく進むが、瑞牆山への上りの大岩の乗越で時間がやや取られました。ここは危険な岩場ではなく、鎖や梯子階段もありますが沢登りのゴーロのような感じで上下運動が多くなり、体にはこたえます。山頂からのパノラマは冬場に来た時と同じ風景で富士山も本当にきれいに見えていました。こんだけ展望が良ければ長居したところですが、遠くに見える金峰山に向かう必要があり、一服してからほどなく出発します。再び富士見平小屋に戻ってくると9:30頃でこれから金峰山へ向かうにギリギリの時間でした。昔の印象ではここから金峰山は距離が長くても傾斜があまりないイメージ、確かに大日岩当たりまではスイスイでしたが、その先、砂払いの頭への樹林帯が急坂でなかなか着きません。この区間でなんと旧なんば店スタッフと巡り合うという偶然に出くわし、お互いびっくりです。彼らはもちろん下りですが、昼も過ぎ、まだ先は長く、富士見平小屋からほぼ同時に進んできた後続の登山者の方はこの先でリタイヤ。ようやく砂払いの頭で稜線にでて、展望が効くと思ったらガスが立ち込めてきて、風も強くなっていました。砂払いの頭付近から見る瑞牆山もややガスがかりながらも墨絵のような絶景であそこから歩いてきたという実感は湧きます。五丈岩が見えているとはいえ、すんなりいかない稜線でしかも前方はガスで山頂が見えない状態でなんとか歩きます。千代の吹上付近ですれ違った下山者が最後か、さすがに登山者とはすれ違わず。山頂はまだ13時30分ですが、空も暗くまるで夕方のような光景、360度パノラマもなく残念。
登山者がまだ数人いましたが、富士見平方面ではないのでしょうね。
寒々しい山頂は長居は無用でほどなく下山します。ところが下りは順調に進み、樹林帯でどんどん先行者を抜かして行けました。やはり歩きやすい山で、想定より早く下山できました。欲を言えば、雰囲気良さそうな金峰小屋に寄ってみたかったです。

フォトギャラリー

瑞牆山の展望

瑞牆山荘からしばらくで一旦、林道を交差

ミズナラの紅葉

富士見平小屋

しばらくトラバース

瑞牆山へは大岩だらけ

すばらしい岩峰

大岩に鎖場があります

20年ぶりくらいの瑞牆山

富士山がくっきり

瑞牆山からこれから向かう金峰山

大日小屋と鷹見岩

大日岩下の鎖場

大日岩

急な樹林帯を登ります

砂払いの頭付近から瑞牆山

小川山

千代の吹上

ハイマツのトラバース

ようやく金峰山

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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