前日光 薮岩魂24 かまど倉と川化山 森に隠れた岩だらけの山

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投稿者
大島
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日程
2021年12月22日 (水)~2021年12月22日 (水)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
東武日光線板荷駅(20分)遠部公園(5分)遠部神社(15分)仮称:遠部山(30分)南尾根合流(60分)かまど倉大岩壁(10分)かまど倉(35分)川化山(10分)採石場チェーン(15分)仮称:川化北廃林道(25分)川(20分)黒川(15分)東武日光線板荷駅
所要時間:5時間30分(内休憩1時間)
コース状況
◆遠部尾根
 踏み跡、リボン等基本的にないと考えてください。鹿道を拾って登ります。登山者は極めて少ない。
◆南尾根
 薄く踏み跡がある場所も。マーキングもあるので比較的辿りやすい。大岩壁と洞窟の分岐に案内がいつの間にかつけられていました。
大岩壁基部トラバース部分は落石に注意。
◆かまど倉〜川化山
 リボンがある。川化林道へ降りる時は鉄塔から林道方向に巡視路を拾うこと。最低コルから先道が悪くなる。山頂直前は岩の痩せ尾根になる。
◆仮称:川化北廃林道
地形図にある川化山北東の960m峰は採石が進み消滅していて
この北尾根を使っての下山は出来ません。
川化山北尾根を降るか川化北沢にある廃林道で下山できるのですが どんつきの沢の対岸には害獣侵入防止の金属柵が延々と黒川まで続いていて渡れません。
上流の果樹園林道から車道へ逃げるべし。

ちなみに黒川出合から下流は深い瀞で渡れません。
上流側は浅瀬で渡れるが ものっすごくヌメる上に冬は足が千切れそうなくらい冷たい。
地図上で左岸が僅かに広がったところで徒渉ができ車道に出れました。
難易度
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感想コメント

今年の登り納めとして
鹿沼市北部のかまど倉へ行ってきました。

久々のかまど倉。
今回は遠部尾根から南尾根に繋いで裏ルンゼルートは今回は使わずに
岸壁基部を通る一般コースで山頂に至りました。

静かな山歩き、不意に出てくる岩。
山頂直下の大岩壁と楽しめました。

◆◇◆◇◆◇◆◇

遠部尾根は、何箇所か騙されやすい場所があるので現在位置を確認しながらテクテク歩き、大岸壁を見上げながら進み入山から2時間ほどで山頂に。

山頂で景色と食事を楽しみ、川化山まで縦走して北の沢にある【仮称:川化北廃林道】で下山したのですが誤算が発生。
最後に渡渉をして対岸に渡り車道に出る予定でしたが…なんと!【害獣侵入防止柵】が延々と【黒川】まで続いて左岸側の岸に上がれない…ッ!
上流に行けば僅かで橋があったのですが下流側でもどこかで上がれるだろうと下っていったのですが…結局切れ間なく
仕方ないので日光の鳴虫山辺りを水源とする冬の黒川を裸足になって渡渉しました。ただ、ヌメヌメして気持ち悪いわ恐ろしく水は冷たくて痛いわ…で今日1番ツラかった…

久々の人跡僅かな山歩き。
膝も良くならない中、年納めの登山が楽しめました。

◆◇◆◇◆◇◆◇

【仮称:遠部山】
遠部神社南西にある330m峰。
神社から尾根を伝って直登には泥臭いクライミングが必要。
西側のコルから回るのが容易だが
下りで人によってはロープ確保が必要。
山頂はふかふか地面で明るい樹間。4方向とも崖になっている。

【遠部尾根】
431m圏西から進むときに騙しポイント。
進路は薮で見えないく、やや左に明るく歩きやすく
尚且、赤いペイントがある尾根に引き込まれやすい。
そこを下ると南の林道に行ってしまいます。読図訓練の時の罠に最適。

【かまど倉直登・裏ルンゼルート】
洞窟分岐のすぐ裏手のルンゼ状。立木で全体は見えづらい。
落ち葉の積もった急なホールドの乏しい岩場をを20m登って
8m程度のルンゼ状を抜けて右の岩場を5mくらいで尾根になる。
祠があり山頂まで僅か。
アルパインクライマーはロープなしでも余裕な人が多い。

フォトギャラリー

歩いて来た遠部尾根と関東平野。左のうっすら見える鉄塔の下が遠部神社。

遠部公園。ここで準備をします。

遠部神社。集落の豊穣を祈願したりするようです。

神社裏は道がない。地形を見ながら進みます。

神社の裏手の山。仮称:遠部山。4方向急でちょっと危険。

仮称:遠部山からの下りが危ういので補助ロープを用意します。この辺りの登山道外を歩くときは持っていたい。ちなみに15m×5mm

遠部尾根上は明るい場所が多いです。

地図とコンパスと地形で現在位置を確認しつつ進みます。

道祖神。寛政11末と書かれています。200余年…

道祖神からすぐの岩。奥多摩なら鎖かロープはついているでしょう。

洞窟分岐。いつの間にこんな案内が設置されたのでしょう。

山頂への直登ルート【裏ルンゼルート】

裏ルンゼルートを登るとこの景色のあたりに上がってきます。

お昼の準備。今日は賞味期限の過ぎたアルファ米とレトルトカレーにしました。

川化山への下山地点。急なので注意。

川化山への縦走コースは少し悪い場所もあります。

川化山は狭い樹間のピークです。

さらに北へ行くと採石場にあたり行き止まり。この手前の小尾根を下ると 仮称:川化北廃林道へ

ここが仮称:川化北廃林道。もう道ではない。

黒川。害獣侵入防止柵に阻まれて本流の出合いまで来てしまいました。深いので靴のまま徒渉はできませんがこの時期の裸足徒渉は足がちぎれそうに痛い。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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