厳冬期 八ヶ岳赤岳
- 投稿者
-
日下部 友哉
横浜西口店
- 日程
- 2022年01月27日 (木)~2022年01月28日 (金)
- メンバー
- 町田店 長縄
横浜西口店 岸田、日下部
- 天候
- 晴れ曇り
- コースタイム
- ■1日目
美濃戸口(45)美濃戸山荘(95)赤岳鉱泉(30)中山展望台(5)行者小屋(25)地蔵尾根2460m地点まで(10)行者小屋(20)赤岳鉱泉
・行動時間:3時間50分+休憩
・累積標高: +1112m、-368m
・歩行距離:約9.5km
■2日目
赤岳鉱泉(30)行者小屋(110)赤岳(20)地蔵の頭(40)行者小屋(30)赤岳鉱泉(50)美濃戸山荘(35)美濃戸口
・行動時間:5時間15分+休憩
・累積標高: +865m、-1680m
・歩行距離:約11.5km
- コース状況
- ・美濃戸口から雪あり。美濃戸口~赤岳鉱泉間はチェーンスパイクがあるとより歩きやすい。
・赤岳鉱泉から上は12本爪アイゼン、ピッケル必須。文三郎尾根、地蔵尾根上部は特に足元に注意しながら足を置きたい。
・赤岳からの稜線は気温低く、風もあったのでゴーグル着用。
■気温
・1日目
8:30 美濃戸口駐車場 -5℃
15:00 赤岳鉱泉 0℃
・2日目
5:30 赤岳鉱泉 -10℃
7:50 赤岳山頂 -15℃ 風あり(予報では標高3000m付近18m/s)
10:00 赤岳鉱泉 -5℃
- 難易度
感想コメント
またまた八ヶ岳へ雪山登山。最近スキーばかりしていたので久々の登山になってしまいました。前回の赤岳へリベンジ!そしてできれば横岳・硫黄岳へ縦走したいところです。
◾️1日目
美濃戸口から赤岳鉱泉へアプローチ。美濃戸口からずっと雪があるのは何年振りでしょうか。冬靴でも歩きやすく、美濃戸山荘からは滑り防止、疲労軽減のためチェーンスパイク装着(同行者2人は美濃戸口から付けてましたが)。
北沢経由で赤岳鉱泉へ。
チェーンスパイク:BlackDiamond/アクセススパイクトラクションデバイス
他のチェーンスパイクよりも軽量コンパクトなので、12本爪アイゼンと両方持っていく時も億劫になりません。
ここ数日降雪してないのか霧氷は全然ありませんでしたが、横岳大同心が見えてくるとやっぱり感動しますね。
アイスキャンディーが見え、赤岳鉱泉にようやく到着。小屋泊受付して軽食をいただきます。
まだ時間はあるのでまずは中山展望台に寄って阿弥陀岳、赤岳、横岳を見渡しました。時間制限を設けて地蔵尾根の途中まで上がり、中央アルプス、北アルプスも眺めました♫大キレットも見えました。なかなか天気良かったので上まで登るべきだったかもしれません(笑)
夕食はステーキ!やっぱり赤岳鉱泉の夕食と言ったらこれですね、今回も美味しかったです♫
◾️2日目
赤岳・横岳・硫黄岳まで縦走予定なので小屋の朝食はなしで弁当にしてもらって朝早く出発します。
弁当はちまきでとても美味しかった♫餅米でエネルギー源になります。5:30頃真っ暗な中、ヘッデン点けてスタート。まずは文三郎尾根で赤岳を目指します。段々と斜度が増して森林限界付近になると気温はさらに下がり、風も少し出てきました。稜線が朝日で照らされ白銀の阿弥陀岳が赤く染まり始めました。そして段々と西側の空にはピンクグラデーションのヴィーナスベルトがとても綺麗に出ていました。雪山登山の日の出前はこの景色の変化が魅力的です。
森林限界を超えて稜線は風も強くなってきました。赤岳はもう目の前。文三郎尾根最後の岩場辺りまでは天気良さげだったのですが赤岳に着いたら真っ白に(笑)今日は晴れると思ったんだけどなぁと嘆きつつ、風も強くて少し雪も降ってきたので赤岳頂上山荘の影に隠れて休憩&ゴーグル装着。さすがに冬靴履いていても足先が冷えます。赤岳展望荘、横岳、硫黄岳と見えるはずが何も見えない…全然景色が見えない中歩いていても楽しくないので地蔵尾根から降りることにしました。横岳〜硫黄岳縦走したかったのに…またもやリベンジしに来なければ。地蔵尾根も急なので慎重に降ります。車山辺りは晴れているんですが、この八ヶ岳稜線だけ雲の中…赤岳鉱泉にデポした荷物を回収して帰路へ。
赤岳鉱泉から上は思ったほど雪の量は多くなく、ここ近年とあまり変わらない印象でした。帰りの車の中から八ヶ岳を見ても稜線だけ雲がかかっている…また天気の良さそうな時にリベンジします!
■レイヤリング
TOPS:美濃戸口~赤岳鉱泉は①②③、2日目赤岳へは①②③④
①ドライレイヤー ノースリーブ
②メリノ200g/m2 フーディ
③PolartecAlphaDirect フーディ
④ハードシェルジャケット
BOTTOMS:温度調節はベンチレーションのみ。
①ドライレイヤー タイツ
②帝人Octa3/4パンツ
②ハードシェルパンツ
GLOVES:美濃戸口~赤岳鉱泉①②、赤岳①③④
①薄手メリノウールインナーグローブ
②ウィンターテムレス02
③プリマロフト中綿入りグローブ
④防水オーバーグローブ
※2日目は稜線上は気温-15℃で風も10m/s以上はあったと思うので体感温度は約-25℃。寒くて両手にホッカイロを投入。
※小屋泊時にダウンジャケット、ダウンパンツ、ダウンシューズ着用。
■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照
2022年1月27日12時
2022年1月28日9時
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。