積雪期限定の山 観音山(福島県南会津郡)
- 投稿者
-
丸茂 甲太
東武宇都宮店
- 日程
- 2023年02月06日 (月)~2023年02月06日 (月)
- メンバー
- 東武宇都宮店 丸茂
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 観音沼森林公園駐車場(150分)観音山山頂(80分)観音沼森林公園駐車場
- コース状況
- ○普段は登山道の無い薮山です。積雪期限定の山です。
○コース上に標識は一切ありません。地図は必ず持参しましょう。
○普段は薮山なので、時折低い木が邪魔をします。木の枝が顔に当たることもあるので要注意です。
○この日は週末のトレースが残っていました。スノーシューかワカンで歩く方がほとんどです。
〇観音山山頂付近から甲子旭岳方面に進むと、徐々にスノーモンスターこと樹氷が姿を現します。この日はまだ成長途中でした。
〇観音沼森林公園のトイレは冬季閉鎖中です。登山口にトイレはありません。少し離れてはいますが道の駅しもごうがありますのでそこでトイレを利用しました。
〇観音沼森林公園駐車場は雪で埋もれていますが、入口部分の一部区画が除雪車のお蔭で駐車できるスペースになっています。登山口のすぐ近くにも路肩に駐車スペースありますが狭いです。
- 難易度
感想コメント
福島県南会津郡下郷町にある観音山へ登ってきました。普段は藪山なので登られることはありませんが、冬は藪が雪に隠れるため、積雪期限定で登山可能な山です。この山の魅力は「甲子旭岳の展望」「スノーモンスター」「全行程スノーシューで歩くことができる」の3点でしょうか。
まずは甲子旭岳の展望について。以前、那須の三本槍岳から眺めた甲子旭岳の姿がとても印象的だったのでそれ以来気になっていました。観音山は甲子旭岳を間近に眺めることができると知って出掛けてきました。冬の甲子旭岳は、周囲の山々と比較して図抜けて真っ白に輝いていて目立つ山容です。抜けるような青空の下、白く輝くその姿は神々しくもありました。
次に「スノモン」について。那須でスノーモンスターと聞くと「本当に?」ではありますが、那須のすぐ北にあるこの場所で樹氷を実際に見ることができます。観音山山頂から甲子旭岳方面にまず下ります。しばらくして道がなだらかになると樹氷が現れます。この日は途中で引き返しましたが、もっと上の方は樹氷が大きく育っているのが見えました。ちなみに、観音山山頂付近でもミニスノモンは見ることができました。
最後にスノーシュー歩行について。厳冬期の観音山は調べたらスノーシューかワカンがオススメとあったので、今回は12本爪アイゼンは家に置いて、「スノーシュー」と「チェーンスパイク」を持参しました。駐車場から登山口までチェーンスパイクを使うかも、と思いましたが結局ツボ足で歩けました。鳥居のある登山口でスノーシューを装着、下山時まで外すことはなかったです。トレースを見るとスノーシューやワカンの足跡が多く残っていました。
今回トレースが残っていましたが、降雪後は消えてしまうこともありますので注意が必要です。私も今回GPSで自分の現在地を時折確認しながら進みました。登山道が無い山ですので標識は一つもありません。しっかりと下調べ(地図、積雪状況など)を行ってからトライしましょう。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。