石尊沢から登る丹沢大山 薮岩魂30

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
大島
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2023年11月29日 (水)~2023年11月29日 (水)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
本厚木駅→厚木バスセンター→広沢温泉入口バス停(60分)不動尻(60分)唐沢峠(30分)石尊沢出合(30)二俣(60分)大山(60分)見晴台(20分)阿夫利神社(女坂40分)大山ケーブルカーバス停→伊勢原駅 
コース状況
・登山道は明瞭で案内も多く歩きやすい。平日でもそこそこ人に出会うようです。
・石尊沢 WW2 水は降雨後でもなければ無さそう。出合は広い河原なので幕営が出来そうだが登り詰めた先に大山のトイレがあるので…水は持参かな…
二俣までは滝らしい滝はなく平凡。二俣先のV字谷風になるとちょっと面白い登山道という感じですが谷の出口あたりの巻きづらい落口に岩の詰まった滝は悪かった。詰めは意外と登りやすいが左右の尾根に逃げてもいいと思う。結構泥臭い登りになります。
・下山は見晴らしコースを。こちらのが明るく歩きやすいのでオススメです。
・大山ケーブルカーは通常平日16:30、土日祝17:00が最終※季節により延長あり
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

大山の北斜面にある石尊沢が気になって仕方がなかったので歩いてきました。ガイドは「ウォーターウォーキング」に出ているのですがネットで調べてみると登山靴でも歩けそう。
元々は不動尻から沢登りして唐沢峠付近で降下して河原に一泊。その後石尊沢をと考えていたのですが時間が取れたのが12月も目前になってしまったので不動尻からは登山道で上がって石尊沢のみを登り大山からはナイトハイクするつもりの日帰り行程で行ってきました。

アクセスは本厚木駅のそばの「厚木バスセンター」からバスで「広沢温泉入口バス停」まで行き、舗装路をひたすら歩いて不動尻へと行きました。もう一つの方法として厚木駅前から煤ヶ谷バス停まで行き不動尻へ行く方法もあります。こちらのが登りは少ないですが後半は登山道となります。

不動尻からはよく整備され紅葉も楽しめる明るい登山道を1時間ほど登り唐沢峠へ。唐沢峠から北の唐沢川へ降る道は森林管理道となっていて明確に立入禁止の札が掲示してありました。ですので少し大山方面へ進みちょうど道標のある場所から沢へ向かって小尾根が出ているのでそれで石尊沢と南大山沢が合さる場所へ降下していきます。
※なのでネクタイ尾根も唐沢峠からは降りられません。

痩せ尾根ですがロープを必要とするほどでもない斜度で立木を利用しながら降りていきます。降りたら広めの河原で日当たりも良さそうな感じ。今回の様にゆっくり来てここで幕営するのも良さそうです。

周辺を少し見てから石尊沢の遡行開始。初見で沢なので一応ヘルメット着用。石尊沢はほぼ水が涸れていました。裸地尾根の二俣までの前半は滝らしい滝もなくちょこちょこと岩場がある道で退屈しすぎない程度に平凡。
登り進めて裸地尾根の二股からは左俣に入りすぐにV字谷状になります。少し斜度もついてきて岩盤状なので水があれば滝になるでしょう。やや滑りやすい場所もあるので慎重に足は運びますが容易に越えられました。谷の出口あたりの巻きづらい感じの落口に岩の詰まった滝があり少し緊張。2、3歩目でトゥジャムして次にニージャムで重心を抜かないようにマントル気味に乗っこすという感じの石尊沢の核心的な滝でした。

そこからは小ゴーロ状の沢を詰めるのですが左右の尾根に逃げてしまっても良いでしょう。どちらもそれ程の苦労もなく尾根に乗れると思います。今回は初見でしたので詰められるだけ詰めてきました。

スタートが遅かったので大山山頂に着く頃には日も傾き始めていましたが登山者が少数いました。30分程休憩したら見晴らしコースで下山です。見晴らしを過ぎ僅かでヘッドライトが有り難い暗さとなり阿夫利神社に登ったタイミングで17:00のケーブルカー最終便が降りていきました。阿夫利神社の境内からは厚木伊勢原の夜景がよく見られました。最後の下山でせが男坂は暗がりでしか登ったことないので定かでは無いのですがそこそこ岩場があったよーな…気がしたので女坂をチョイス。何だか街灯が煌々と灯っているのですが…すごいな大山。ヘッドライトを使わなくても降りられる。※持っていかないのはダメです。
ですがこの女坂。阿夫利神社からケーブルカー駅まで高尾山の男坂の様な階段が続くじゃないですか!
聞いてないよー(ノД`)シクシク 男坂だよ、これじゃー。そんなわけで最後にちょっと打ちのめされた感じもありますが無事に大山ケーブルバス停へと帰り着きました。

静かな大山登山をしたい方は北側のコースがオススメです。
今回歩いた石尊沢はある程度の経験が必要ですが普通の登山道もあります。表側の賑やかな道はちょっと…という方は裏側で自身の経験にあったコースを見つけて歩いてみませんか?

〈今日の主な装備〉
・カリマー クリーブ30
・メレル モアブミット
・サレワ TOXOヘルメット(多分、被ったほうが良い。)
・グダー サングラス(西日が眩しいからスッゴイ役立ちました。)
・ソト アミカス、サーモライト
・ウェア 
TNF エアリーLSシャツ、アストリ 3シーズントレッキングパンツ、FT ベースレイヤーベーシック、ポリゴン2ULジャケット(未使用)、レグンパンツ(未使用)、バーグハウス ケープラスジャケット(未使用)、ME パウダーデュベ90(休憩時)
・ウェア小物
ミズノ ブレスサーモインナーグローブ(下山時)、レイングローブ(未使用)
・その他小物
子熊に金棒、A2ケア、吉備人社詳細地図丹沢、ジオグラフィカ、ペツル アクティカ、マイルストーン MS-G1、シナノ バランサー(廃盤)

フォトギャラリー

不動尻から登りはいい色付き

不動尻。ベンチがあって日当たりもいいです。

唐沢峠付近から痩せ尾根を石尊沢出合へ向かって降ります。

出合より少し上、隣の南大山沢あたりに降り付きました。

石尊沢は水がありません。

今日の服装。ここからヘルメット着用です。

時々わずかに水が流れますが基本涸れ沢。北斜面の沢ですが明るい場所が多いです。

裸地尾根の二俣から左俣に入るとV字谷になります。ちょっとした岩登り気分です。

ハイキングシューズでも登れる程度の斜度とホールドがあります。この先に1つだけ難しく感じる滝がありました。

源頭部分。薮もなく快適に詰められます。

振り返るとよい景色。

鹿柵…でも何か所か穴が開いています。乗り越える用の脚立があるそうですが見当たりませんでした。もう少し東側かな?

トイレ前のベンチから。いい眺め。

山頂に到着!

肉まみれ。

固形燃料を使う時には耐熱のバーナーシートや金属製の携帯テーブルを使いましょう。このように解けたり焦げたりします。私のようにベニヤでも良いです。

間もなく16時なのでヘッドライトを準備しましょう。ナイトハイク前提の時は2個持ちがオススメ。片方が切れたときにもう片方ですぐに明るさが取れます。

阿夫利神社からの夜景。電話していたら最終のケーブルカーが出ていき静かになりました。

お土産屋さんも静か。

日帰りの登山には30リットルが便利。サクサクと荷が詰められるサイズ感がオススメ

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

横浜西口店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部