大谷不動アイスクライミング

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投稿者
鈴木 優子
池袋西口店 店舗詳細をみる
日程
2012年03月07日 (水)~2012年03月09日 (金)
メンバー
新宿東口店鈴木他1名
天候
曇り・晴れ時々曇り・雪
コースタイム
峰の原高原スキー場~大谷不動 2Hほど
各滝までは近い
コース状況
アプローチは、平均身長女性で腿くらいの積雪。モナカ雪。
大谷不動の氷はきっとわれわれでラスト、もう終わりの状態でした。
難易度
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感想コメント

峰の原スキー場で調べたら積雪量は80センチほど、ならばスノーシューでなくわかんでいいやとたかをくくった→その後駐車場でワカンさえ置いて行くことにして、30分しないうちに後悔する。
朝、東京を出て、上田まで電車。ダボススキー場のバス停で待ち合わせ、峰の原スキー場に移動。ゲレンデを奥に歩き、林道コース直進林の中に。踏み跡は古い、上に雪が積もってもなか雪、太ももまで潜る。おおむね林道右の斜面をショートカットして降りる。やがて左から林道が合わさる。地権者・不動の三十三札所看板があるとこだ。林道を少しくだり、右へ山腹をまくようにアプローチは続く。標識がところどころある。(大谷不動こっちとはかかれてない)やがて針葉樹林にスキーストックが案内がわりに埋められた大谷不動までの道に。奥に岩肌、左下に沢音。ゆるく右に曲がって大谷不動の立派なお堂があった。アプローチ二時間。わかんあれば半分の時間だったろう。2時間睡眠だったのでしばしテントで仮眠させてもらう。寝ても起きても寒けがしてまだぼんやりというか頭が働かない。
不動前の滝Ⅴ+に向かう。お堂からは割合近い。来た道を少し戻って左に入りトラバースすると正面にどーんとある。水が流れていて、傾斜がわりとずっと垂直気味の右のラインしかのぼれなさそう。半分のあたりの一旦棚になる右の灌木でピッチを切る(真ん中よりにラインとれてロープが60mなら、上までつなげられるかもしれないが)。その上も垂直で固い。上部も潅木でビレー。
夕方テントに帰る前に滝で水を汲んでおく。
二日目は本流狙いで向かう。テントから見えた右岸はズタズタ、不動裏もダメ、はたして、、、アプローチは不動さんの前からちょっと左を上がり、トラバースして沢床に降りる。滝がじゃあじゃあで釜がたぷたぷ。左岩壁の滝の崩壊した残骸デブリがすさまじい。沢をわたり、梯子を上がり、右に遡上すると滝が正面に。一・二・三の滝はダメ。
右側壁ルートⅤ+を登る。簡単な左は水がシャワーのように降注いでいて、ラインは右に。びしょびしょになり、脇まで水が入る。途中灌木で一カ所ランナーをとりつつ橋のような棚状に出て、しゃばしゃばな緩斜面から一旦右の草つきに出て灌木で切ってビレー。50メートル一杯。
そこからほぼ垂直の右端を右壁にステミングをしながら上がる。滝左上の灌木に懸垂支点捨て縄あり。 そこからしゃばしゃばな中を懸垂して途中空中懸垂。ロープを回収しようとするがどうも末端近くが何かに食ってしまったようで来ない。仕方ないので一本で登り返す。上でトラブルを解除し、ロープをセットし直して懸垂、降りて登り返しスクリュー回収。ロープは無事手元に。
夜半から雪。朝出て帰りました。

フォトギャラリー

峰の原高原の谷あいにあります

テントは数張はれます

不動前の滝。相方からいきます

ほぼ垂壁です

このへんが核心か

硬くスクリュー打つのにパワーいります

支点は潅木

寒い時期ガソリンコンロは火力が安定します

ボッキリ折れた左岩壁

こちらも抜け口が落ちてしまってます

朝はチキンラーメン+温泉卵+もち

本流めざします

滝がでたら左へデブリを越え

はしごのぼり

ちょっと遡行で右に右側壁ルート

私からいきます

帰りはガスの中

所々標識

スキー場にでるあたり振り返る

行きはこれを左に見てまっすぐ進む感じです

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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