尾白川 ガンガノ沢 アイスクライミングデビュー!
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年01月21日 (月)~2013年01月21日 (月)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 日向山林道終点〜東屋(40分)
錦滝(F1)取り付き〜終了地点(120分)
終了地点〜東屋(30分)
- コース状況
- 所によってはまだ氷が柔らかい所、水がじゃぶじゃぶ流れ出ている所がありますが、選んで登れば登れないことはないです。
- 難易度
-
感想コメント
以前から憧れはあったものの、決して自分がやることはないだろうと思っていた「アイスクライミング」。
まさか本当に自分がやることになるとは思いもしませんでした。
そしてやってみて、「楽しかった!」
今回はお店の同僚、谷垣さんと二人で挑戦してきました。
目指すは「尾白川 ガンガノ沢」。
南アルプスの日向山登山口に続く林道を終点まで車でつめて、ゲートから約40分のアプローチです。
天気は快晴。アプローチではかなたに雪をかぶった甲斐駒ケ岳の勇姿や大迫力の富士山が見えて気分も高まります!
そして歩くこと約40分。今回のベースとなる東屋に到着します。
ガンガノ沢はこの東屋の目の前にある約40m程の大迫力の滝「錦滝」をF1とする沢です。
強烈な冬の太陽の光を浴び、圧倒的な存在感がとてもかっこいい滝です。
以前、八ヶ岳で見たガチガチにしまった蒼い氷ではなく、比較的透明感のある水っぽい氷でした。
谷垣さん曰く、そういう氷は柔らかく、アイスクライミングにおいては注意が必要とのことでした。
確かにアイスバイルで叩いてみると、刺さるというよりは壊れる氷でした。
●練習ピッチ
谷垣さんがリードで5m程登り、アイススクリューで支点を構築。トップロープを張ってもらい、練習します。
はじめて突き刺すアイスバイルの感触に感動!!!
●1ピッチ目(谷垣さんリード)
練習も早々に登り始めます。
取り付きは柔らかめの氷ですが、中間からは若干蒼味がかった硬い氷エリア、そしてまた柔らかくて薄い氷のエリアを越えていきます。
慣れない私は必要以上にバイルを振り回し、アイゼンの前歯を氷に叩き付けてしまい、あっという間に疲れます。
後半はだいぶコツもつかめてきて、余計な力を使わずに登れるようになりました。
最後は傾斜の緩いナメ状になっており、ややぐずぐずの氷をよじります。
●2ピッチ目(歩き)
F2に向かう徒歩エリア
●3ピッチ目(谷垣さんリード)
F1よりも角度の緩い滝。氷は全体に柔らかめで、コツをつかんだばかりの私でも簡単に登ることができました。
●終了〜ツメ
もうひとつくらい登りたかったのですが、谷垣さんの偵察の結果上部の滝は氷が発達しておらず、ここで終了としました。
かなり急な斜面を登って日向山ハイキングコースに合流し、そこから下山します。
歩くこと30分ほどでベースの東屋に帰着しました。
●偵察
少々時間が早かったので、ガンガノ沢の少し奥にある「岩間(ガンマ)ルンゼ」を見に行きました。
東屋から歩くこと10分。いきなり右に5m程の滝が現れます。これが岩間ルンゼの取り付きです。
取り付きの所でアイススクリューを打ち込む練習をしました。
アイススクリューの入っていく鮮やかさ、そして体重をかけた時の強度に感動し、次のリードに向けて思いを馳せました。
少し寒いけど、アイスクライミングはとても楽しいです!
日頃のストレス解消に(!?)是非!
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。