劔岳 雨の記

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投稿者
松浦 由香
日程
2013年07月23日 (火)~2013年07月24日 (水)
メンバー
岡山ビブレ店:森松、グランフロント大阪:中本、神戸本店:松浦
天候
コースタイム
《1日目》
室堂バスターミナル(60)一の越(60)雄山(20)大汝山(15)富士の折立(35)真砂山(60)別山(110)剣沢キャンプ場泊
《2日目》
剣沢キャンプ場(20)剣山荘(70)前剱(80)剣岳(70)前剱(50)剣山荘(25)剣沢キャンプ場(60)別山乗越(140)室堂バスターミナル
コース状況
室堂ターミナル~一の越は少しだけ雪渓が残っています。
また剱澤小屋~剱山荘と剱御前小舎~雷鳥沢キャンプ場前までの道にも一部雪渓があります。
念のため軽アイゼンを持参しましたが、使いませんでした。

視界が悪いと、簡単な分岐でも迷いやすいので地形図を確認しながら進みましょう。
剱岳に関しては、一服剱を越えた辺りからガレ場の急登が続きます。
ヘルメットの着用をお勧めします。落石などに注意して下さい。
雨が降っていると滑りやすいので、パーティーの力量をみて慎重な判断をお願いします。
難易度
Google Map

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感想コメント

剱岳。
富士山や槍ヶ岳と並び、一度は登ってみたい憧れの山・・・。
去年挑戦しようと思いましたが、まだ早いと思い一年越しの思いを募らせて
アタックしました。

せっかくなので、立山三山もプラスする縦走を予定していましたが
あいにくの悪天候で、1日目は浄土山をパスし立山・別山のみ縦走しました。

ゴンドラは朝一番に乗ったので、テント場にも一番乗り。
もしや貸切?と思いましたが、16時までには5組位まで増えました。
情報収集がてら剣山荘まで歩きましたが、小屋のお兄さんが
「明日は微妙」との返事。
お天気も強雨の予想。どうするどうなる--!と話しつつ就寝。

2日目は3:15起床。
天気予報が午前中、強雨→弱雨になっており、お昼までにピストンできれば行けるかな?
と早めに出発しました。

スピード勝負でしたが、慎重に移動するところは落ち着いて確実に。
無理せず黙々と登りました。
最初は、どの岩場を見ても「これがタテバイ(ヨコバイ)?」と思うほど
険しい所ばかりと感じましたが、段々と麻痺してきて悪く言えば雑な動きをしてしまいました。
(でも、返って足を思いっきり出した方がせまい足場に引っかけ易いのです。)

景色は一切ありませんでしたが、その反面集中して取り付くことができたので
意外と恐怖心もなく登り下りすることができました。

ルートは勿論ですが、屋根がないのでとにかく進むしかないのも難しいと
言われる理由の一つだと感じました。

装備に関しては、今回ダウンではなく化繊の防寒着にして正解でした。
レイン・靴・ザック・ベースも全て雨で濡れましたが、
ウールを着ていたのでそこまで寒くなかったです。
やはりアルプスはウールに限ります★
雨は辛いのですが、学ぶことが多いですね。

当初、雷鳥沢キャンプ場に泊まる2泊3日の予定でしたが、雨で1泊2日に変更となりました。
登頂することはできましたが眺望ゼロだったのでいつかまた、ゆったりプランでリベンジしたいです。

フォトギャラリー

剱岳を臨む

初日は立山&別山へ

雨とガスと風の三重苦

一の越からの登り

3度目の立山にして何気に初登頂

イワカガミ

ハクサンイチゲ

別山頂上

剱沢キャンプ場にてテント設営

翌日、剱へアタック

イワイワゴロゴロ

前剱

そんな体勢あかんてぇ~

平蔵の頭

滑りやすいので慎重に・・・

頂上

お昼前からさらに大荒れに

雪渓もそそくさ下山

雷鳥沢キャンプ場手前でようやく雨が止みました

登頂記念のピンバッジ★

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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