関西の雪山⑪ 大峰・大普賢岳
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2014年01月27日 (月)~2014年01月27日 (月)
- メンバー
- なんば店 本田康之
ならファミリー近鉄百貨店奈良店 伊藤博人
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 和佐又ヒュッテ(25分)和佐又のコル(47分)指弾崖(15分)朝日崖(3分)笙ノ窟(5分)鷲ノ崖(12分)日本岳のコル(10分)石の鼻(100分)大普賢岳(60分)石の鼻(15分)笙の窟(30分)和佐又のコル(18分)和佐又山(30分)和佐又ヒュッテ
- コース状況
- アプローチ
・国道169号を南下、和佐又口から和佐又林道を終点まで進む
・公共交通機関は大和八木から奈良交通バスが1日1本のみ
①和佐又口までの国道は特に凍結箇所はありませんでしたが、通常は、、、。
②和佐又林道はスタットレスとチェーンが必要だと思います。急坂があるのと、吹溜まりでスタックします。今回はスコップで雪かきを4、5回行い、和佐又ヒュッテまでたどり着きました。事前情報で今年から除雪されないと聞いていましたが、予約が入った時など小屋の営業日は小屋の方が除雪するようです。
③和佐又ヒュッテ~和佐又のコルまで靴上程度しかはまりませんので、ツボかアイゼン
④和佐又のコルからしばらくはやや締まり、アイゼンが歩きやすそうです
⑤鷲の崖を過ぎ、日本岳のコルへの急登は膝くらいの量でワカンが欲しい
⑥日本岳のコルから先は急登の上、埋まったハシゴなどがあるためアイゼンがベスト
⑦石の鼻へあがる鎖とハシゴが今回、最も危険で岩沿いのトラバース。万一ならザイルを用意。
⑧石の鼻からはさらに急登で、膝あたりのラッセル。雪質は上がやや硬いくらいであまり沈まない。岩場が時より出てくるので、コース取り注意。鎖が埋まっている場所は崖になっていて、危険。
⑨大普賢岳からの下りはその急登を下るので、注意。思ったより急です。
⑩和佐又のコル~和佐又山は雪が飛ばされているが凍結。アイゼンが欲しい。反面、和佐又山~和佐又ヒュッテの道はしっかり雪があり、靴上~膝下程度。いずれもマーキングがあり、わかりやすい。
⑪日本岳はバリエーションコースで基本的に通らない
⑫立ち寄り湯は湯盛温泉ホテル杉の湯(700円・水曜休み)・入之波温泉(700円・火水休み)
- 難易度
感想コメント
大普賢岳(だいふげんだけ・1780m)は大峰山脈奥駈道上にあり、関西100名山の一つ。古来、修験道の山として山伏の修行の場であったため、指弾ノ窟、朝日窟、笙ノ窟といった修験道の行場跡があり、山頂付近には梯子や鎖場が連続します。
大峰の冬山では最も危険な山だと思います。今回は車でなんとか和佐又ヒュッテまで入れたことでかなり時間短縮ができ、また雪の量も大したことなかったので事前の予想より早く登頂でき、時間の余裕があったために和佐又山も登ってきました。
日本岳のトラバース上にある名前のついた崖には各々、氷柱があり、暖かいので見上げると、上から氷が落ちてくるくらいです。このあたりはあまり雪はありません。
日本岳のコルから石の鼻は巻きながら進むので、ややわかりにくい。埋まった鎖場が多く、特に石の鼻へあがる1ポイントは岩沿いに斜めに上がるので、危険でザイルがいる場合もある。石の鼻から先は木の間の急登で、下ってきた際に見るとかなり急でした。ここも雪質によってはザイルが必要です。大普賢岳頂上は夏は狭い頂上ですが、雪のシーズンは多少、長細くなり、充分、休め、展望も最高です。
和佐又山は変わって、なだらかで頂上からは大普賢岳がきれいに見えます。
和佐又ヒュッテ周辺はなだらかでテント泊には絶好でしょう。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。