日光 雲竜渓谷~シーズン終わりに訪れる~

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投稿者
大島 幸
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日程
2014年03月01日 (土)~2014年03月01日 (土)
メンバー
友人:Mさん
天候
雪が舞う
コースタイム
ゲート(45分)稲荷川展望台(50分)洞門岩(70分)林道終点(20分)雲竜渓谷(滞在3時間半)(15分)林道終点(45分)洞門岩(30分)稲荷川展望台(30分)ゲート
コース状況
シーズン終わりもあって踏み跡は少ない。
ゲート~林道終点:稲荷川展望台辺りまで除雪されていた。その後は踏み抜きながら終点まで歩く。階段は雪がたっぷりで降りやすかった。
雲竜渓谷:徒渉部の踏み抜いた。河原の岩屋は埋まっていた。川にジャボン(涙) 友知らずは、半分くらいになっていた。
氷柱は2本残っていたが上部に亀裂があったので近づけなかった。
雲竜滝前までは川にクラックが何本もあり地下付けない、
難易度
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感想コメント

3月中に阿弥陀岳北稜へと計画しいたのですが見事に天候不良(^_^;)
どこにも行かないのも もったいないよね。と言うことで
土曜なら荒れることもないだろうと最後のチャンスの雲竜渓谷へ。
(例年であれば雪も少なく氷も解けてしまっており訪れる人もいないのですが…
前週末に入ったMさんによるとまだいけるとの事でしたので)

除雪は稲荷川展望台まで除雪されており楽ちんでしたがそこから先はまばらなトレースで踏み抜くような感じで歩き進めることに。
積雪の量だが大体1m位。吹き溜まった林道の脇で4mとか(笑)
こんなに雪がある雲竜は初めてですヾ(・∀・)ノ笑うしかないです

林道終点から雪がたっぷりとついて下りやすくなった階段を下り友知らずが近づいてくると谷にいくつものクラックが走り
いつものコースをとることが出来ないので雪面の状況を読みながら進む。友知らずは大分溶けてしまっていて土ばかりだった。
ツバメ岩の大氷柱も残り2本。それも上部に亀裂が入っており今にも崩れ落ちそうでとてもじゃないが近づけない!!!!

今回はツバメ岩の下流 2段30mが目標と言うMさん。
さっそく取りつく。垂直の3mから始まりスラブ状で稼ぎ核心へ入っていく。
垂直から少しかぶった感じになっていく。

確実に一手一手進みトップアウトしていく。おめでとう!!

その後、私がトップロープで挑戦。氷に食い込む爪の感覚。打ち込むアックスの感覚。
登山とは違う感覚。
だが、体の使い方がまだわかっていないので2段目の取り付きに着くあたりで腕が終わる(TДT)うわーん。
コツをつかむまでは情けない恰好を晒しまくることになる。しゃーない。

私たちが氷で遊んでいる間に もう、時季外れだというのに10名ほど登山者が入渓してきた。
なぜかクラックへ入っていこうとする人。亀裂の入っている大氷柱の裏へまわろうとする人。危ないです。さすがに それは危ないです。

今季はもう入ることが出来ない雲竜。通常は来年までさよなら。また会いましょう。

雲竜渓谷の適期は2月上旬から中頃までです。
陽が当たり始めた大氷柱の裏には回らない方がよいです。
雲竜滝への滝壺へのルートは非常に不安定で悪いです。
1月以前、3月以降では落氷、落石が増えます。
入渓の際には必ずヘルメットをかぶりましょう。
渓谷内は冷え込むので暖かいダウンなど用意してください。

雪の状況によってはスノーシューが有効です。

フォトギャラリー

残る氷柱 いつ折れてもおかしくない状態

ゲート前の雪溜め場を整地して前夜泊

ゲート。除雪がされている

林道終点。ガスっているなぁ

あ、踏み抜いた(-_-;) 気を付けましょう

土石流警報装置のワイヤーに手が届く。積雪量が尋常じゃない

クラックを避けて奥へ入っていく。

友知らずは大分溶けてしまった

この先、危険につき

雲竜滝。溶けてしまったなぁ

折れた氷柱が突き刺さる。

トップまで登ったMさんが降下。スクリュー回収中

降下中

そして、トップロープで私が挑戦

そして、この辺で力尽きる。ぐはっ

こぉーんな感じ。

さぁ、帰ろう。

林道の吹き溜まり。ここは谷川か(笑)

帰りは除雪が200m進み少しだけ歩きやすくなる。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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