熊本県 涌蓋山(1500m) ~ミヤマキリシマを求めて~

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2014年05月28日 (水)~
メンバー
福岡パルコ店 酒井
天候
晴れ
コースタイム
駐車場<20分>一目山<70分>みそこぶし山<60分>女岳<15分>涌蓋山<15分>女岳<35分>みそこぶし山<45分>駐車場
コース状況
全体的に難しい所もなく道標もしっかりしているので問題ないと思います。今回は長いルートを選択しました。もしこのルートを行かれる方は往復で約6時間を考えて早めの出発と、足首まであるしっかりとした登山靴をおススメします。
難易度
Google Map

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感想コメント

5月も中旬を過ぎると、どこからともなく聞こえてくる“合言葉”的な単語がある。店内でのお客様との会話も「どんな感じ?」や「今年はどうだろう」などその話題がやはり外せない。ということで、みんなの注目の的となるこの時季の風物詩“ミヤマキリシマ”を見るべく今回も車中泊で行ってきた。

やはり“ミヤマキリシマ”といえば九重連山の一座“平治岳”が有名だが、この時はまだ早かった。そこで色々調べたところ山頂で九重連山を展望できる“涌蓋山(わいたさん)”と、もうひとつはここも有名な阿蘇の“仙酔峡”に目的地を設定した。

一日目
“涌蓋山”に登るルートは概ね3時間程度のルートが3本ある。しかしそれでは物足りないので今回は一番長いルートを選択。
飯田高原中村線40号を南下。筋湯温泉を通過し15分ほど走った所の駐車場に到着。道を挟んだ反対側にゲートがありそこが登山口になる。このルートはピークを3座を超え、4座目が“涌蓋山”になる。そして早くも1座目の“一目山(1287.4m)”が眼前に飛び込んでくる。車道をほんの数分歩き、すぐに左側にある登山道に入る。緑一色になっている山に一本の登山道が山頂に向かって伸びている。天気も良く、テンションも上がってつい歩調が速くなるが、それをグッと我慢。歩き始めだからゆっくりと。足元にはハルリンドウが咲いている。緑の中の青紫は良く目立つ。ようやく体が慣れたところで、“一目山”山頂。そんなに多くなないものの“ミヤマキリシマ”をここでも見ることができる。ここから“涌蓋山”を望むことができるが、すごく遠くにあるように感じる。

山頂を後にし、下って車道に戻る。工事現場にあるようなゲート(?)に“涌蓋山”の紙がぶら下がっている。ここからは、あまり起伏のない平坦な登山道歩きになる。両側面に“ミヤマキリシマ”が鮮やかに咲き誇る。やがて視界が広がり、日蔭の無い道をひたすら歩く。途中、強風なのか人為的なのかは定かではないが横たわっているおそらく現役の時にはトイレであろう建造物を通過し、景色を堪能しながらひと登りすると2座目の“ミソコブシ山(1299m)”に到着。ここで小休止。

広々としたまさに草原のような登山道を下り、ゲートを通過。少しの間日陰になり林道に出て、すぐ右側に“涌蓋越し”の道標。ここからは登りになり、いよいよ目的地が近付いてきたところで最後のピークである“女岳”に着く。山頂にはだいぶ朽ちてはいるがかろうじて読むことができる木の板が山頂を示している(山と高原地図やガイドブックには記されていない)。

ここまでくるともう目の前。少し下りると、“涌蓋山”の綺麗な山容を目の当たりにする。この山は、熊本県では“小国富士(おぐにふじ)”、大分県では“玖珠富士(くすふじ)”と呼ばれているとのことだがとてもよくわかる。

そして、ようやく今回の目的地“涌蓋山(1500m)”に登頂。とても広い山頂で、目の前には九重連山がドーンと見渡せる最高の展望スポット。気持ちがいいことこの上ない。嫁にいたってはもうすでに昼寝する始末。早い。さすがだ。
もちろんお腹も空いているので、ここで昼食。恒例のカップラーメンとおにぎり登場。準備が整い、嫁を起こす。昼食を終えた頃に、登山者が上がってくる。シーズンもよく人気のある山の山頂はとても賑やか。

さて、お腹も落ち着き下山準備。景色の堪能したところで、帰路も長いので賑やかや山頂を後にする。

ピストンなので同じルートになる。一目山だけ巻いて、駐車場に戻った。

筋湯温泉で汗を流し、今夜の宿泊地である道の駅“阿蘇”に向かう。

ミヤマキリシマ情報
ピークは過ぎているものの7割程度は残っていたと思う。今回の山行ではかなり堪能し満足だった。

2日目に続く・・・。

フォトギャラリー

ゲートを越え登山スタート

ひとつめの一目山

ハルリンドウがたくさん咲いている

一目山山頂のミヤマキリシマ

ゲートを越える パート2

まだまだ遠い涌蓋山

こうなった原因は?

ゆるやかな登山道をミヤマキリシマを鑑賞しながら登る

ミソコブシへの登り

ガレ場通過

ゲートを越える パート3

林道を少し歩き再び登山道へ

貴重な日蔭

前衛峰 女岳 地図には載っていない山頂

元気いっぱいのミヤマキリシマ

最後の登り

山頂

山頂から九重連山

山頂で爆睡

さて来た道を戻ります

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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