上越 大源太山
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年06月26日 (木)~2014年06月26日 (木)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 駐車場<15分>第一渡渉点<15分>第二渡渉点<60分>尾根上台地<60分>大源太山頂上
<70分>七ツ小屋山頂上<50分>1544ピーク<60分>シシゴヤノ頭<140分>駐車場
- コース状況
- 梅雨のさなかの晴れ間に恵まれました。路面は乾燥。気持ちよく手入れされた道ですが、人工的過ぎず自然の中に浸っている感じがちょうどよいと感じました。
午前4時15分出発。正午下山しました。
大源太への登り、やせた尾根に上がってからは両脇に草や低木がありますが、よく見ると両側はすっぱり切れたところが多いです。緊張感がない道ですので余計に要注意です。
大源太から七ツ小屋への下り 一般縦走路としては難しいと思います。クサリを使わなければ、岩に正対して3級のクライムダウンです。濡れていれば要注意。雪のある時期はロープが必要になると思います。
これを過ぎれば気持ちのよい稜線歩き、1500メートルほどの山とは思えないような景色です。黒部源流の雰囲気に近いかもしれません。
木道や池糖があり、お花の種類も豊富です。岩場の緊張感の対比から特に印象的です。
その後は歩きやすい稜線上を快調に歩けます。適度なアップダウンがよいリズムです。
シシゴヤノ頭からはジグザグの急な下りになります。この傾斜としてはかなり歩きやすい道です。ヒロクボ沢に沿って下るようになってからは傾斜が落ちてきます。このあたりは標高1000メートルない所ですが沢筋に雪が残っていてスノーブリッジになっています。冬の豪雪が偲ばれます。
真夏並みの気温と雲のない天気、日陰でも汗のしみでる湿気の高いコンディションでしたが、緑の草木と変化に富んだコースを十分に堪能できました。やはり山は大好きです。
- 難易度
感想コメント
自分としては、久し振りに長い行程の登山でした。通常8時間の行程。
水分補給 エネルギー補給 アミノ酸補給の三つのテーマをもって登りました。
公益社団法人日本山岳ガイド協会のテキストによれば行動中の必要な水分補給は
体重(キログラム)×行動時間(h)×5=必要水分量(ミリリットル)だそうです。
自分の場合75×8×5=3000ミリリットルということになります。
エネルギーについても同じ計算式で必要量が求められます。
体重(キログラム)×行動時間(h)×5=摂取が望ましいエネルギー(キロカロリー)
自分の場合今回 3000キロカロリーです。
これらを考え、水は2.5リットル持ちました。
実際に摂取した水は2.0リットル(食品にもそれなりの水分が含まれます)。
行動食は2809キロカロリーを用意しました。
カレーパン (261kcal)
おにぎり (193kcal)
スポーツヨーカンプラス×2 (226kcal)
クリフショットチョコ (110kcal)
クリフショットダブルエスプレッソ (100kcal)
グリコパワープロダクション (165kcal)
アミノバイタルパーフェクトエネルギー (180kcal)
パワージェル梅×4 (480kcal)
チョコレートケーキ (120kcal)
-----------------ここまで実際に摂取 1835kcal
以下は持ち帰った分
ドライパイナップル (343kcal)
スポーツヨウカン (171kcal)
クリフバーホワイトチョコ (260kcal)
クリフショットラズベリー (100kcal)
クリフショットシトラス (100kcal)
小計 974kcal
総合計 2809kcal
シャリばてにはなりませんでしたが、補給間隔が開くと空腹を感じました。
消費した分の60%程度のエネルギー補給、同じく67%の水分補給でした。
駐車場に着いてすぐ500ミリリットル、30分後にさらに500ミリリットル補給し、ほぼ渇きは止まりました。計算式どおりです。
さらに30分後味噌ラーメンを食べて、空腹感はなくなりました。
当たり前ですが、教科書は正しかった これが実感です。
アミノ酸はほぼ2時間おきに補給しました。最後まで快適な歩行ができました。
今回は30分の大休止を3回しました。実働は6.5時間ほどでした。
意識的な補給は安全快適登山に必要なこと、と改めて感じました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。