今年のミヤマキリシマはいかに？　～ちょっと時期が遅かった・・？～　

この時期になかなか入山できなかった九重にようやく来ることができた。天気としては一抹の不安がよぎる曇天模様だが、最近の登山を振り返ると雨が降っていなければ問題無し。準備を整え、長者原を出発。

林道にでたあたりから三俣山の斜面にチラホラとミヤマキリシマが視界に入る。諏蛾守小屋に荷物をデポし三俣山に登る。この時点でより空模様が怪しくなるが、それよりもミヤマキリシマがほとんど見ることができない方が問題だった。確かに咲いてはいるが一株に点々と申し訳ない程度に咲いている。時期が遅くすでに枯れてしまっているのか。いやそれにしても少ない気がする。
そして本峰に到着。予想はしていたがほんとんど咲いていない、というより枯れていると言った方がしっくりくる状態。枝をみれば原因は一目瞭然。シャクトリムシがそこかしこに動き回っている。かなりひどい状態だ。「山がピンク色に染まる」という表現には程遠く、今や写真でしか見ることができない光景になってしまった。そんなことを考えながら諏蛾守小屋まで下る。

休憩もそこそこに法華院に向かう。もはや限界と言わんばかりに空が黒い。予定は“坊ガツル”だったが濡れると緩くなるので今回はしっかりしている法華院のテント場に設営。お風呂から出たら物凄い雨になっていた。“談話室”で夕食を済ませ、テントに戻る。夜中、雨は小康状態にはなったが風がひどかったらしい。翌日、朝食にときに嫁が言っていた。

天気の回復が見込めれば“大船山”を計画していたが、どう考えても雨。やれやれ。ということで“雨ヶ池峠”経由で長者原に向かった。

来年はもう少しピンク色に染まる山を見てみたいが、はたして・・・。