屹立の秀峰 火打岳(山形県)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年06月30日 (火)~2015年06月30日 (火)
メンバー
天候
曇り午後から霧
コースタイム
鵜杉駅(60分)親倉見登山口(100分)5合目(60分)槍ヶ先(110分)火打岳山頂(100分)槍ヶ先(40分)5合目(70分)親倉見登山口(60分)鵜杉駅
コース状況
親倉見登山口から槍ヶ先まではしっかりした登山道。1~10合目(槍ヶ先山頂)まで看板があるので、歩いていて励みになります。

槍ヶ先から火打岳までは一部踏み跡不明瞭。やせ尾根が続くのと、左右の植物がぐんぐん伸びており、足元は非常に見辛い箇所があります。伸びたアザミ類をかき分ける事があるので、長袖やアームカバー必携。

鵜杉駅お手洗いはとてもキレイです。

鵜杉駅は無人駅で、切符売り場や改札口はありません。電車に乗る時は整理券を取り、降りる時は一番前の車両で運転士さんに運賃+整理券、切符を確認してもらって運賃箱に入れます。

陸羽東線、山形駅~新庄駅間はICカード使用不可。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

日の長いこの時期、歩行時間が割と長めの火打岳に行ってまいりました。

無人駅の鵜杉駅から親倉見登山口まで約1時間。たんぼや畑の中を歩いて行きます。コンクリート道が飽きる頃、登山口到着です。登山口にはブランコがあったり、きのこの栽培をしている「子供の広場」があります。
土日は沢山のお子様が遊んでいるのかもしれません。

登山カードを提出して、出発です。

出発してすぐにロープが張ってある、切れ落ちた岩盤が出て来ますが、ロープが張られる様な箇所はここだけです。
槍ノ先までは1合目、2合目・・・と、目安になる看板が出てきますので、歩いていて励みになります。
道標が倒れている箇所があります。ここを右折して下さい。踏み跡はしっかりしています。ここからすぐに崩落している斜面が出て来ますので、慎重に歩きましょう。

5~6合目は登り坂はほとんど無く、平坦な道が続きます。キレイなブナ林なので、景色を堪能しながら歩けます♪
8合目、9合目・・と過ぎ、ちょっと視界が開けてきたな、と思ったら槍ヶ先頂上はもうすぐです。

槍ヶ先は広々としています。初心者の方や時間が気になる方はここで引き返しても充分楽しめます。ランチものんびりとれる広さがあります。

ここから先は、一部道が不明瞭となっていく登山道になります。
ただでさえ細く、うっすらとした踏み跡なのに・・・季節は初夏。ぐんぐん伸びている草花で、踏み跡は隠れ気味です。伸びたアザミ類が容赦なく、腕や足を攻撃してきます。
長袖なのに、痛いのです(>_<)。

お花も沢山咲いていました。緑の中に、黄色やピンクのお花が鮮やかです。
目を下方に転じれば、沢状地形にはまだ雪が残っていました。

中先を過ぎ大尺山から火打岳までは、小さなアップダウンがいくつも出てきます。
この日はお昼近くから霧が出始め、先があまり見えません。
「ここを登れば山頂か?!」
と思いながら上がっても、先に見えるのは新たな登り坂。
下っては登り・・・しかもそこそこな登りです。思った様に歩行距離が伸びていきません。

次の坂を上がっても山頂が見えて来なかったら、時間的に引き返そうか・・・と考え始めた頃、ようやく山頂が現れました!
良かった~!!

景色はすっかり雲と霧。何も見えませんでした(TT)。
天気が良ければ展望は良いそうです。

帰りはピストンです。
足に疲労がきている中で、先ほどのアップダウンを繰り返すのはなかなか歩き甲斐がありました。
行きより帰りの方が道が分かりにくい箇所がありますので、慎重に戻りましょう。

緑が美しい山でした。

フォトギャラリー

小さなアップダウンを繰り返し、ヘロヘロになった頃に現れた火打岳山頂。

こんな田園の中を約1時間、登山口に向かって歩きます。雲行きが怪しい・・。

豊富にある水がとてもキレイでした。

ここから火打岳~小又山~神室山・・・と縦走コースにする事もできます。。

ええぇ~!いきなりロープかい!!ロープはここしか出てきませんので、ご安心を。

こんな看板が出てきます。

行く手阻まれる・・・。

この道標が出たら右折。

大きく崩落しています。特に下山時は慎重に。

更に行く手阻まれる・・・。

4~5合目間に出てくる沼。ここにはモリアオガエルやクロサンショウウオが産卵に来ます。先月あった卵は卯化した様で、ありませんでした。

ここもブナ林がキレイです。

槍ヶ先山頂付近。雲海になってしまいました。

広い山頂。天気が良ければ、展望が望めそうです。

尾根上はお花が沢山。

山頂到着。ここまでの間、アップダウン多いです。そして、せっかくの山頂なのに・・・何も見えん!!

鳴子温泉駅に向かう陸羽東線。のどかな風景。

新庄の郷土料理のひとつ、馬がっき。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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