新潟県 明星山 『直上ルート』と『マニュフェスト』
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2015年05月27日 (水)~2015年05月28日 (木)
- メンバー
- GRAVITY RESEARCH UMEDA 戸田
近鉄あべのアルカス店 平田
GRAVITY RESEARCH NIIGATA 田中
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 駐車場→(30分)各ルート取り付き
- コース状況
- アプローチはわかりづらく、悪いです。
駐車場から遊歩道を下流側に歩いて行き、2本目の導水管のあたりで小滝川に向かって降りていきます。
川辺まで降りたらさらに下流側に歩いていくと、小滝川を横断するフィックスロープがありますのでそれを使って対岸へ。フィックスは傷んでいないかよく確かめてから使いましょう。
渡った先がすぐ『フリースピリッツ』の取り付き。落石が多いので渡渉前にヘルメットはつけておきましょう。
感想コメント
憧れの大岩壁、明星山。
かつて糸魚川に立ち寄った時に見た圧倒的な迫力が忘れられず、ついに行くことが叶いました。
今回は2本、『直上ルート 6P 5.10a』と『マニュフェスト 10P 5.11a』を登ることに。
本当は『五月ルート』もやりたかったのですが小滝川の水量が多すぎて取り付きまで行けなかったので断念。
1日目、『直上ルート』いってみましょう。
1P目 5.9 田中リード
コーナーを登っていくが最初から明星の洗礼を受ける。とにかく脆い。かなりの大きさの岩が動く。しかしそれをホールドにしなければならないため神経を使う。
2P目 5.8 田中リード
短いトラバースピッチ。ガバホールドばかりだが脆いため安心できない。
3P目 5.10a 戸田リード
核心は薄かぶりをパワームーブで越える初っ端。ホールドは比較的硬く、快適。
4P目 5.8+ 戸田リード
草付きだらけのピッチ。難しくはないがホールドが相変わらず不安定で嫌になる。プロテクションは細い灌木から。
5P目 5.7? 平田リード
ラインを間違えたのか、残置ピトンが全くなく、10m以上ランナウト。リードを見ているこっちがしんどい。
6P目 ? 平田リード
ラインがあいまいになったので適当なところから懸垂で降りる。残置がなく、捨て縄を使う。
終了点・中間支点、全てが錆びたピトンかリングボルト。3つ4つを繋げて使うため240cmスリングは2本あった方がいいです。もちろん捨て縄も。ホールド・支点ともにひたすら脆く、フリークライミングというより、いわゆる日本のアルパインクラインミングの領域です。
2日目 『マニュフェスト』
1P目 5.10a 戸田リード
初っ端からラインを間違えて草付きゾーンへ。砂利が堆積したホールドを払い、草にスリングを巻いてプロテクションにする。時間を食う。
2P目 5.10b 戸田リード
うって変ってホールドの安定した岩のピッチ。非常に快適で楽しい。
3P目 5.11a 戸田リード
核心でテンション。リードを田中くんに交代してもらう。
5.11aというのが信じられないくらい悪い。
結局ほぼまっすぐ抜けて『JADE』に合流。
4P目 5.10b 田中リード
『JADE』の4P目にあたる。『マニュフェスト』に戻れないか探るものの不可能と判断してそのまま登る。
田中くんが登りきったところで時間切れ。下降に移る。
半分も登り切れず、ルートファインディングが甘かったです。悔しいのでまた行きます。
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