谷川岳一ノ倉集中（烏帽子岩変形チムニー）

南稜、中央カンテ、変形チムニー、３ルンゼの４パーティー。私は友人と変形チムニーです。
この友人とパートナー組むのは去年冬の石尊稜以来。
懸垂地点で少々渋滞。テールリッジには先に南稜、３ルンゼ組が着く。アプローチも乾いていて、テールリッジのはじめだけロープを使うものの、烏帽子側に巻くところまで問題なし。コンテで取り付に。南稜と中央カンテの間の階段ぽいとこからはじまる。写真を撮ったら、ここでメモリー切れで記録写真なし。
初め友人がリード、所々ハーケンはある。繋げて延ばしロープいっぱいに。２ピッチ目私リード。もろい、ヌメる。騙しだましたまにある腐ってるピンとリンクカム紫一つで３０メートルほど、変チの下まで行く。３ピッチ目変チは友人がリード。さらにびしょびしょと左壁は滑り光り、右壁は倒れたチムニーなので楽ではない。はじめハーケン、中ほどからメインサイズのカムを使う。ぐっとどんづまりで態を入れ替え、左壁に移るときが、核心。左棚にあがり、上にちょっとあがり(これもよくはない)、コール。どうやらかなり中央カンテ組を待たせ、心配させてしまったらしい。
トラバースし、一段クライムダウン、そして右上。そこから我々は中央カンテ組と合流。
四畳半テラスの下の核心は写真や記録などの感じより短い。コルに出ると、笹藪漕いで稜線へ。まるで泳いでいるよう。踏みあとははっきりある。途中で雨が降ってきて、ほんの３０分弱なのにびしょびしょ。上だけカッパ着てひたすら笹藪こぎます。国境稜線から急いで稜線を歩き、西黒尾根をおりる。 鉄塔まで長い。途中で３ルンゼ組の一人発見。共に降りる。降りたら結構な時間でした。
恥ずかしい内容。反省すべきことは多すぎて、強いクライミングをできるよう修行あるのみ。
ゲートが閉まろうが、谷川は近くてよき山です。