飯豊 石転び沢

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投稿者
飯田 真仁
イオンモール土浦店 店舗詳細をみる
日程
2015年07月30日 (木)~2015年07月31日 (金)
メンバー
単独
天候
晴れのち曇
コースタイム
30日 飯豊山荘駐車場(25分)温身平(155分)石転びの出合(205分)梅花皮小屋
31日 梅花皮小屋(30分)北俣岳(60分)門内岳(30分)扇の地紙(40分)地神北峰
    (90分)夫婦清水(100分)駐車場
コース状況
・雪渓ではアイゼン、ピッケル、落石対策にヘルメットは必須装備です
•温身平から石転びの出合まで当日刈り払いをして下さっていました。
 崩壊地にはロープが張られていますがあくまで補助として使った方が良さそうです。
•石転び沢の下部は既に雪渓が崩壊していたので、残っていた門内沢の雪渓を渡り、石転び沢を徒渉しました。水量の多い場合、苦労しそうです。
•出合からしばらく右岸の夏道を進み、適当な所で雪渓に乗りました。
 ただ今後雪渓の端が薄くなってくると慎重に場所を選んだ方が良いと思われます。
•北俣沢出合、中ノ島の取り付き、上部雪渓トラバースに目印の旗がありました。
•核心のトラバースは梅花皮小屋の管理人さんによってステップが刻まれています。
 有り難く利用させていただきました。
•下山に使用した丸森尾根は比較的歩きやすいですが、ザレ場、急傾斜、木の根など気の抜けない場所も多くあります。
難易度
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感想コメント

飯豊の誇る大雪渓、石転び沢に挑戦して来ました!

飯豊山荘から温身平まで林道を歩き、石転びの出合までの登山道に入ります。が、これが最初の試練でした。地味なアップダウンの繰り返し、悪い足場の通過、きつい高巻きなど飯豊の難コースは初めからフルスロットルで出迎えてくれました。

そしてついに辿りついた石転び沢!で、でかい…。
そしてここでも難関が。門内沢の雪渓を崩れませんようにと祈りつつそーっと渡り、石転び沢の水流部を飛び石伝いに渡渉。石転び沢右岸に辿りついた時には心底ほっとしました。
ですが本番はこれから!アイゼン、ピッケル、ヘルメットのフル装備で雪渓を登ります。
緩やかだった傾斜は次第に急に。雪が締まってアイゼンが良く効くのが救いです。落石に怯えつつひいこら登り、黄色い旗に導かれるまま草付に乗ることが出来、ひとまず安心。
草付は意外にザレており、石を落とさないよう慎重に登ります。噂の45度急傾斜はしっかりステップが刻まれており安心して通過できました。
どうにかこうにか石転び雪渓の終点、梅花皮小屋に到着。小屋前に休んでいる方がいらしたので、邪魔にならないように隅の方でそっとガッツポーズ。
この日は混んでいて30人くらいの方が泊まられたようです。

2日目は地神山北峰まで稜線を歩き、丸森尾根で下山しました。稜線はガスと風、丸森尾根では直射日光と急傾斜に苦しめられましたが、なんとか下山。
飯豊山荘のお風呂に浸かり、大充実の山行を終えました。

フォトギャラリー

石転び沢をガスが降りてくる。

温身平へは癒しの道。

堰堤の脇に登山道入り口が有ります。

崩壊地。ロープを過信してはいけません。

赤滝。濡れているところは滑ります。

梶川出合は河原を歩くこともできますが、落石が怖いです。

遂に見えた石転び沢。

門内沢の雪渓。そっと渡る。

石転び沢。下部は完全に沢が出ています。

左岸の夏道から。少し登ってから雪渓に上がります。

間違いやすい北股沢。

人の頭位の石がゴロゴロ。

草付に着いた―!出合を見下ろす。

管理人さん作成のステップ。ありがたや。

そういえば前回もガスの中から現れた梅花皮小屋。

梅花皮小屋の周りはお花畑。

梶川尾根の指導票。雪のせいでしょうか、倒れています。

ニッコウキスゲはそろそろ終わり。

イイデリンドウ。今年はたくさん咲いていました。

丸森尾根で下ります。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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