大阪近郊の山(22)(23)(24)　お菊山・梵天山・四石山

お菊山（おきくやま・320ｍ）の本来の正式名は経納山です。関白秀次の娘「お菊」の秘話が残るお菊松の2代目が山頂にあります。梵天山（ぼんでんやま・468ｍ）は十二天のひとつ、梵天がなまってボンデン山となったようです。お菊山からは海が見えますが、その背後にある梵天山の展望台からはさらに関西空港や六甲山、先週登った紀泉アルプスがはっきり見える360度パノラマで、空気が澄むこれからがオススメです。ちなみに梵天山の頂上自体は展望がなく和歌山県側にひっそり立ちます。
今回はこのお菊山と梵天山をぐるっと一周する山登りですが、頂上以外はあまり展望はなくお菊山側はシダがうるさい感じでした。お菊山～梵天山はゆるい稜線ですが、堀河ダム分岐～梵天山間は急でロープもあり、下りは嫌な感じです。また梵天山から和泉わいわい村までの下りは山と高原地図にズレがあり、標識通りですが、ＧＰＳなどには注意です。
最後に四石山（よついしやま・384ｍ）経由で帰りましたが、展望がよく戦時中は防衛上の観点から立ち入り禁止になっていたようですが、今は樹木が多く展望はありません。 こちらはどうも荒れていて、特に信達樟畑集落から先、沢沿いを歩く一部分の道が藪が深く、ドロドロで標識はあってもあまり人が通らないコースなのか、苦労しました。四石山山頂付近もあやしい箇所がありましたが、そこから先の山中渓駅までは割とはっきりしていました。