関西 花の山(49) 関西百名山・稲村ヶ岳とバリゴヤの頭~オオミネコザクラ・ツクシシャクナゲ

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2016年05月23日 (月)~2016年05月23日 (月)
メンバー
なんば店 本田康之・辻まい
他1名
天候
快晴
コースタイム
母公堂(38分)法力峠(50分)稲村小屋(30分)稲村ヶ岳(1分)バリゴヤの頭入口(63分)ドンブリ辻(57分)バリゴヤの頭(57分)ドンブリ辻(60分)バリゴヤの頭入口(10分)大日岳(20分)稲村小屋(45分)法力峠(27分)母公堂
コース状況
アプローチ
・国道309号線の天川川合から県道21号へ入り、洞川温泉経由で母公堂へ
・公共交通機関は近鉄下市口から洞川温泉まで奈良交通バスがあります

①母公堂の駐車場は1日500円で6台程度のスペース
②母公堂~法力峠~稲村小屋は樹林帯のトラバースで傾斜も緩く、たまに木の橋があります
③稲村小屋は4月下旬~11月下旬の土日のみの営業で予約制(2人以上なら平日も営業)
④母公堂・稲村小屋にトイレがあります、水は500ml、50円で小屋裏に蛇口があります
⑤稲村小屋周辺はテント泊が10張程可能で1泊500円
⑥大日岳基部のトラバースに鎖があります
⑦大日岳へは数分ですが、岩場中心で梯子・鎖場です
⑧稲村小屋・稲村ヶ岳は虫が多く、ネットが欲しい
⑨バリゴヤの頭へは稲村ヶ岳直下の赤いマーキングから入ります
⑩コース上、バリゴヤの頭分岐からすぐのシャクナゲ林が一番、道を塞いでいます
⑪地図にある危険個所は残置ロープ場で岩場になっています、他にもヤセ尾根でちょっとした岩場や木の根が密集している箇所や踏み跡が薄い笹の道や倒木で迂回しなければならない箇所など厄介な箇所が多いです
⑫全般的に赤いマーキングを追いますが、ほぼ稜線上です
⑬ドンブリ辻やバリゴヤの頭への最後の鞍部などが休憩しやすい笹原です
⑭バリゴヤの頭は狭く、展望はありません
⑮立ち寄り湯は洞川温泉が600円(11:00~20:00 水曜休)
難易度
Google Map
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感想コメント

稲村ヶ岳(いなむらがたけ・1726m)は関西百名山の一つで山上ヶ岳と同様に永い間、女人禁制の山だったが、1960年、洞川温泉の龍泉寺が女人禁制を解いたのを機に正式に女性に開放されました。龍泉寺ではここを女人修行の行場としてい未だに女人禁制の山上ヶ岳に対し、「女人大峯」と呼ばれています。
もともと稲村ヶ岳は北側の尖った大日岳(だいにちだけ・1689m)が本峰で、雨乞いを祈願する山として大日如来が祀られています。それに対して、南側は三角点と展望台があり、今ではこちらが稲村ヶ岳と呼ばれています。
さて、今回は稲村ヶ岳にはオオミネコザクラ、バリゴヤの頭にはツクシシャクナゲを観察しに行きました。
オオミネコザクラはもう終盤でシャキッと咲いている花がなく、代わりにイワカガミとワチガイソウが見頃の感じでした。ツクシシャクナゲは今が見頃の感じで、稲村ヶ岳周辺、バリゴヤの頭への稜線でしっかり見られました。
最終目的地のバリゴヤの頭(1580m)は稲村ヶ岳の南側にそびえるピークで稲村ヶ岳からは2km、標高差は150mほどですが、さすが大峰の破線ルートでシャクナゲの堅い枝に阻まれる細い尾根で時間と体力を費やす山です。このバリゴヤの頭だけを目指すのなら、大川口からバリエーションルートで上がってくる方法もありますが、今回は最もポピュラーな稲村ヶ岳からの往復で、母公堂からだと10時間コースかなとい所で、朝一の出発ではないため、時計とにらめっこしながらになりました。大峰主稜線からはギザギザのように見え荒々しさを感じますが、実際の所は岩場だらけでもなく登山道もマーキングをはずさなければ、一本道でした。行くなら虫にたかられますがシャクナゲが咲く今の時期かなと思いますが、まぁ一般うけする山でないのは確かです。一般登山道のようには踏み跡がなく、さらっとしたきれいな笹の道と違った方向から大日岳などが見られるのがいいかもしれません。

フォトギャラリー

オオミネコザクラ

母公堂から深い樹林帯を法力峠へ

法力峠から先もトラバース

稲村小屋

ワチガイソウが豊富です

稲村ヶ岳1726m

危険箇所表示の岩場を下ります

向こうにバリゴヤの頭が見えますが遠~いな

シャクナゲの稜線を

ササの気持ち良い稜線

ドンブリ辻でやっと半分程度

今日一番のツクシシャクナゲ

最後がまた急な道です

バリゴヤの頭1580m

バリゴヤの頭から今まで来た道と向こうに大日岳

シャクナゲの稜線を帰ります

帰りは疲れています

大日岳1568mに一人で行きました

大日岳を背に

オオイタヤメイゲツのまぶしい新緑

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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