四阿山~霧中になって~(長野県)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2016年09月15日 (木)~2016年09月15日 (木)
- メンバー
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 菅平牧場管理事務所駐車場→(70分)→根子岳→(65分)→四阿山→(45分)→中四阿→(60分)→菅平牧場管理事務所駐車場
- コース状況
- 根子岳から四阿山への登りは水気が多い地質。段差も大きいのでマイペースに
- 難易度
感想コメント
山に行かない期間が長いと、その間に計画だけが先行してどんどん溜まるという現象に見舞われている今年。行きたい山とプランが既に十以上ストックされてしまっている中、まるでトランプの役を切るみたいな感じで「コレだ!」と行ってきた。根子岳からの周回ルートプラン。根子岳に行きたくなった理由が、実は花。決して「根子踏んじゃった!」とか言いたかった訳じゃない。今回は写真がボケたので乗せないが、リンドウを確認した。時期が時期ならツツジとかが有名らしい。口惜しや。時期遅いや。
家を出た時には結構な雨脚で、実は高速道路に乗るためのいつものルートが土砂崩れの可能性大の為に通行止めになっていたりした。長野は降水確率10%なので、それを信じて行ってみたら、牧場の駐車場には私を含めて四台しかいない(管理事務所まで入るには大人200円/子供100円が必要。早朝過ぎたのか料金所に人が居なかったので帰りに払いました)。これは静かな山歩きが楽しめそうだ。天気はうす曇り。イの一に出発したぜ。気温が14℃と、イケイケになれるのも要因。「寒いくらいじゃないとダメだな!」
牧場脇のルートを真っすぐ登り、樹林帯からザレた場所に出る。真夏は直射日光ギラギラになりそう。しかし悲しいかな。太陽は輪郭はわかるけど照らさない。気温だって過ごしやすいまま。あ、風はちょっとあった。「朝日よ出でよぉ!」とか、どっかのジ〇坊みたいなことを何回呟いたか知れない。今日は独り言が三割増しでお送りしております。
根子岳で休憩した後、一気に下る。そして霧雨が濃くなった頃、再び樹林帯に突入。霧雨から逃れてホッとしたと同時に、クマ笹にも突入でひざ上が濡れに濡れて肌に張り付くレベル。油断したっっ!!で、一気に登り返す。何これ!?段差滅茶苦茶大きい上に、ヌチョヌチョぬかるんで歩きにくい+木の根で滑るのトリプルトラップ。「んんんだぃぃぃぃぃ!!」と頬に気合を入れて登る。で、いきなり樹林帯を抜けると、これまでが夢だったんだよ、とばかりに歩きやすい道に変貌。ここが中四阿への分岐。・・・・・のハズ。というのも標識が落ちたかどこか行ったかで見当たらなく、しかしコンパスによれば進行方角と今までの尾根の方角からきっと正しいであろうと思われたのだ。・・・・心に留めておこう。
そこからちょっと行けば木道が現れ、そうなるともう山頂は目の前。相変わらずのイイケシキで何も見えん。待っても回復は難しそうな空模様だし、そそくさと撤退することに。で、さっきの木道を見てみると、鳥居峠方面への分岐が伸びていた。ここからでも中四阿へは行けるが、破線ルートで明らかに踏み跡が薄い。心に留めたさっきの件もあり、どうしたものか悩んでいたらいつの間にか20分経過。いかん。山頂の何倍も時間を無駄にした。結論は・・・・GO。ここは漢心的にGO。
案の定クマ笹に囲まれて濡れ鼠に逆戻りだ。「九合目2200m(山と高原地図だと”2000m”。何故!?)」、「四阿高原⇔四阿山」の標識を目印に中四阿ルートへ復帰。破線ルートの後なので、もの凄く歩き易いと思った。そこから後は只ひたすらに下るだけ。ザレているのでスリップには注意だが、もう止まらなかった。ぐんぐん下って渡渉箇所を過ぎてちょっと行ったら、もうそこは牧場。四阿山登山口に吐き出された後、右へ少し進むと駐車場だ。
四阿山だけだと物足りないかも知れないが、根子岳を経由するとお腹一杯な印象の山だった。もう一度快晴の時に来たい。なんだかんだ良い山である。
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