秋の脊振山系全山縦走 その① 《十坊山ー浮嶽ー女岳ー羽金山ー雷山ー井原山ー三瀬峠-金山ー脊振山》
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年10月18日 (火)~2016年10月18日 (火)
- メンバー
- 天候
- ☀
- コースタイム
- 福吉駅(78分)十坊山(88分)浮嶽(71分)女岳(240分)羽金山(240分)雷山(70分)井原山(97分)三瀬峠(116分)金山(101分)猟師岩山(55分)椎原峠(106分)脊振山
- コース状況
- ロングコースの為、ナイトハイクの時間が長い行程を取っています。
夜間歩く場合は分岐や方向の確認など注意されて下さい。
■ 道迷い注意箇所 荒川峠―羽金山
過去、遭難事故があった区間です。
山と高原地図「福岡の山々」の地図上では道迷い注意マークが付いています。
踏み跡が最も薄い区間です。温暖な時期は繁って踏み跡が隠れます。
地形図と足元をよく見て注意しつつ通行しましょう。念の為GPSがあった方が良いです。
■ 崩落個所注意 羽金山
羽金山山頂周囲のフェンス沿いに登山道が敷設してあります。
山頂から見て東側、登山道の一部が崩落しています。
崩落範囲は長さ・深さともに1m50cm程。注意して通行してください。
■ 通行止め
三瀬峠から井原山方面の登山道は、現在太陽光パネル設置の為通行止めになっています。
三瀬峠から北側に数分歩いた所に抜け道が付きつつあるようですが、踏み跡はどうやらまだまだ薄そうです。
井原山東側からの登山は新村登山道の使用をオススメします。
■ 水場情報 (浄水器あるとヨシ)
・羽金山周辺
山頂東側斜面から最初のコル 白糸方面分岐 「水場へ5分」の道標アリ 沢水
・雷山周辺
山頂東側 古場岳分岐 古場岳方面に約3分 沢水
・井原山周辺
山頂東側 新村分岐 新村登山道沿い 沢水
・金山周辺
①南西斜面 830m~840m区間 沢水
②アゴ坂峠から花乱の滝方面 約5分 沢水
・椎原峠周辺
椎原登山口方面へ 約10分 沢水
・矢筈峠周辺
車谷登山口方面 沢水
・脊振山周辺
山頂直下 無料キャンプ場すぐそばの沢水 & 自動販売機
- 難易度
感想コメント
大好評で飛ぶように売れた『のぼろ』2016秋号。
テーマは縦走特集で九州各所の一度は歩いてみたくなる様なルートばかり紹介されていました!
その中でも脊振山系全山縦走の特集記事に釣られて購入された方も多いのではないでしょうか?
タイムリーな所を狙って、今回は『のぼろ』秋号巻末に付属していた脊振全山縦走の地図をトレースしてみました。
まだ未踏の方は十分な日程と計画で是非挑戦してみたり、一気に全山縦走せずとも部分区間を繋いで制覇しても良いですね。
さて、肝心のレポートですが。
中身としては物凄く濃いので、要約したものを分割してご紹介しようかなと思います。
「十分な日程と計画で~」と自分で言っておきながら、私が今回計画した日程は1日あたりがかなりタイト!前々から縦走するなら秋がいいな~と思いつつ、10月は秋山セールでなかなか忙しいので凝縮した日程にならざるを得ませんでした。
タイトならタイトなりにでも事前の計画は綿密に行います。
メインルートやエスケープルートの確認、コースタイムの計算、危険個所と登山道の状況の確認、夜間歩く区間・昼間歩く区間の設定、水の確保、万が一のビバーク装備や予備食の携行、装備類も出来るだけ軽くして…。
「のぼろ」では脊振全山縦走を10数回踏破されている方のインタビューが掲載されていました。長い距離なので装備重量をトータルで9.72㎏にされていましたね。
さあ、いざ決行!!
長い。
長い……。
と に か く 長 い ! ! ! (笑)
あまりに長くて濃くて書ききれないので、今回の山行の要点を簡単にまとめると。。。
・福吉駅から女岳あたりまで夜間、荒川峠から三瀬峠を過ぎた所まで昼間、アゴ坂峠辺りから脊振山まで夜間。
・荒川峠以降、踏み跡が薄いと言っても、やはり踏み跡自体はあるので注意して歩けば大丈夫です。
・とにかくペース配分とモチベーション維持が大事です。全体的にゆっくり目に歩き、無暗に飛ばさないこと。補給は空腹や乾きを感じてからでは遅いです。少量で良いので必ず小まめに行動食や水を補給すること。
・縦走ではいつもグリコの「クエン酸&アミノ酸 BCAA パワープロダクション」を活用しています。なんと筋肉痛0です!クエン酸とアミノ酸は筋肉修復を促す作用がありますが今回はまさにサマサマでした!
・山中で最低気温10℃を想定で実際もそのくらい。防寒着はフリース1枚(パタゴニア R2)。水は飲料用2,5㎏ & 予備1,5㎏、都度補給。季節柄嵩張らずに軽量化出来る絶好のタイミングでした。
ナイトハイクは何度も経験がありますが、一日の中で2回ナイトハイクをするのは流石に初めてでした(笑)
とにかく長い行程ですが、十坊から脊振まで一通り歩いて、それぞれの山の個性や景観がしっかり感じられ、満足感を通り越してお腹いっぱいの内容です。
お腹いっぱいなのですが、その②に続きます。
*今回の移動距離と累計標高差(登り・下り)
50.3km 6,341m(3,687.7m・2,653.3m)
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。