岩尾山 / 甲賀

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投稿者
上田 哲也
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日程
2017年06月06日 (火)~2017年06月06日 (火)
メンバー
北大路ビブレ店:上田
天候
晴れ
コースタイム
大沢池・登山口~35分~屏風岩~10分(八十八カ所巡り東ルート周回)~屏風岩~15分~岩尾山(471m)~20分~息障寺~20分(八十八カ所巡り西ルート周回)~息障寺~20分~大沢池・登山口
コース状況
黒門に行く途中、行場の跡らしき岩場があり、錆びた古い鎖の付いた複数の大岩が上の八丈岩まで続いていましたが、登らない方が良いです…。
※支点の強度が信用できない上に、途中で鎖が切れていたり、地面に埋もれていたりしており、岩の途中で引き返せなくなります。

八十八カ所巡りの途中から岩尾山へのルートは文字の消えた標識と、木に巻いたテープの目印のみでした。

水場:なし
WC:なし
難易度
Google Map
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感想コメント

滋賀県の甲賀地方にある岩尾山へ行ってみました。

岩尾山は平安時代に最澄が開山したとしたとされ、甲賀三霊山のひとつですが「甲賀忍者」の修練の地としても知られています。昔は山伏の案内人がいなければ寄り付けないような山奥だったといい、車道の通る今でも秘境っぽい雰囲気が残っています。

大沢池の道路脇に「岩尾山」の石碑を見つけたので、そこから出発。息障寺方面へ15分ほど歩いていくと松尾芭蕉の句碑があり、その先の「賽の河原」は地面に穴が開いており地下水脈が流れていました。

句碑から苔むした岩の続く道を歩いていくと、奥の方に行場の跡らしき場所があり、錆びた古い鎖の付いた複数の巨岩・奇岩が上の八丈岩まで続いていました。整備された階段の道を登って行くと、崩れないよう補強された屏風岩に到着。巨大な岩壁に不動明王が刻まれています。ここから伊賀方面を眺めると、いかに山深いか分かります。

付近には馬の形をした「お馬岩」、たたくと木魚の音がする「木魚岩」、行者岩などの巨岩・奇岩もあります。また八十八カ所巡りの東ルート沿いにある展望台からは、甲賀方面が望めます。10分ほどで周回し屏風岩に戻ると、西に進んで岩尾山との分岐に到着。字の消えた白い標識が目印です。

屏風岩から15分ぐらいで岩尾山の山頂に到着。三角点あり、展望なし。気温23度。帰路は分岐に戻り、八十八カ所巡りの西ルート経由で息障寺へ。巨岩・奇岩が続くので楽しい道でした。

八十八カ所巡りの道中は至る所に石仏があり、何だか見つめられているようで悪い事!ができない雰囲気が漂っていました…。岩尾山で修行したという古の忍びも、ここで第一の心得「正心」を学んだのかもしれません。

息障寺に着いてから逆巡していた事に気付き、再度西ルートを周回してから、下山しました。

フォトギャラリー

甲賀方面の眺め

案内図

流石は霊山!これは凄い!!

松尾芭蕉の句碑

行場の跡

階段を行く

奇岩がたくさん

お馬岩

木魚岩

行者岩

屏風岩

不動明王

至る所に石仏が…

伊賀方面の眺め

薬師堂

岩尾山の山頂

修行中の忍者!?

石仏に見られています…たぶん

息障寺

曼荼羅岩

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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