奥三河の山　雪の天狗棚と井山

天狗棚（てんぐだな・1240ｍ）は奥三河八名山の一つで鎌倉時代から天狗の棲む霊山として信仰されていました。この一帯は愛知県では貴重な面の木原生林が残り、天狗棚～天狗の奥地の稜線にはブナの大木が見られます。茶臼山高原道路がある為、アプローチも容易で短時間で登れるので人気が高い山だが、1000ｍを超えるので冬季は防寒対策が必要です。天狗棚も天狗の奥地も展望はなく、反対側の天狗棚展望所からは隣の茶臼山や南アルプスの山々が見渡せます。
面の木峠をはさんだ隣の井山（いやま・1195ｍ）はかっては全山が面の木牧場でしたが、今はその草原跡に風力発電の風車が３基設置されています。面の木峠から山頂まで林道が走りますが、冬季は凍結しています。広い高原状の山頂は360度パノラマで、開放感があります。
なお、愛知県の山で今日登った3山が各々、3位が天狗棚1240ｍ、4位が天狗の奥地1200ｍ、５位が井山1195ｍになります