小川山 気持ちで登った三段
- 投稿者
-
柏野 岳陽
センタープラザ神戸本店
- 日程
- 2018年04月29日 (日)~2018年04月29日 (日)
- メンバー
- 柏野岳陽
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 廻り目平キャンプ場駐車場よりクジラ岩周辺には徒歩10分程、その他エリアは10分~25分程
- コース状況
- 天候は晴れで気温は高く早朝は8℃程で10時頃からはぐんぐん気温が上がり日中は20℃を超えていました。
各エリアへのアプローチは開けた森を登っていくのでとても気持ちい良いです。
前日に雨が降っても、夜の間に風で岩は乾くのであまり前日の天気などは気にしなくてもいいです。ただ前日に雨が降ると地面が湿気ているので雨の翌日は気温の上昇と共に湿度が上がってきます。
私が訪れた日は地面も乾燥しており気温は高かったですが、十分楽しめるコンディションでした。
- 難易度
感想コメント
以前訪れた際に登り切れなかった課題にリベンジするためだけに、今回は兵庫から(片道500km)日帰りのとんぼ返りスケジュールで小川山に乗り込みました。
---今回登れた課題---
クジラ岩エリア ドンキー岩
・課題名「真夜中まで」三段 完登
ルーフ中間部のガバをスタートし、ルーフを抜けて無題1級に繋げるルートです。とにかく前半はパワフルで体幹をフル活用し後半は繊細で保持力とバランスが求められるいろんな要素が詰まった濃い~課題です。
<感想>
「真夜中まで」は約二年半前からトライし始め初日にムーブをバラし終わったものの繋げることがなかなかできずにいました。またルーフ部分がとても狭く少しでも気を抜くとお尻を地面に擦ってしまいます。
実質お尻を擦らないようにするのに二年半かかったという感じです。
一週間前にこの課題にトライし、お尻を擦らないようにするムーブを発見できたので、次来たときは絶対に登れるという自信が生まれ、どうしても登りたいという気持ちから、今回日帰りで小川山という無茶な計画を決行しました。
この日は夜通しの運転で朝に小川山に到着してトライし始めましたが、寝不足で身体全体に力が入らずボワーっとした感覚でした。さらに気温もぐんぐんと上昇していたので11時の時点でトライを中断し、この岩が日蔭に入る16時まで散歩をしたり昼寝をしてレストをしました。
そして、日が陰り始めるのと同時に集中力を少しずつ高め感覚を研ぎ澄まし、16時に午後の部一発目のトライ!
一点に力を爆発させ無我夢中でムーブを繰り出し、ようやく完登できました。
身体は疲れていましたが、どうしても登りたい!このためにトレーニングしてきた日々を無駄にしたくない!このルートを登ってもっと強くなりたい!いろいろな思いが自分の身体を動かしてくれました。
気持ちで登り切ることができた、思い出深い一本となりました。二年半もモチベーションを高め続けてくれたこの「真夜中まで」に感謝の気持ちでいっぱいです。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。