焼岳~登るほど温泉焦がれる旅路~
- 投稿者
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浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2018年08月30日 (木)~2018年08月30日 (木)
- メンバー
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 焼岳登山道入口→(70分)→広場→(60分)→焼岳山頂→(110分)→焼岳登山道入口
- コース状況
- 全体的にぬかるみが多いので、気になる人はスパッツ装着がオススメ。
- 難易度
感想コメント
山に行く動機って様々あると思う。「山飯旅」「ナイトハイク」「高山植物観賞」etc。
今回、ワタクシのそれは、「平湯の温泉に行きたいっっ!」だった。
という訳で、近くの日帰り可能な山をチョイスしたのだ。前夜に出発し、約4.5時間のドライブを経て、新中の湯の登山口へ。4時半の時点で6台目(約10台まで駐車可。漏れたら路駐)。
平日でも続々来る。小一時間の仮眠で路駐組がかなり増え、大型バスまで来た。登山道で渋滞にハマっては堪らぬ!と、いそいそ準備。見上げる空は曇り模様だが、まぁ雨よりかはマシかなぁ。
樹林帯を黙々と登る。思ったよりも斜度があったが、整備されているので歩き易い。ぬかるみが多く、途中で丸太や梯子が出てきてペースを乱されるもグングン進む。斜度がマイルドになったと感じ始めるころ、広場に到着。この辺りから硫黄の匂いがしだし、つまりは山頂付近が見え始める角度で、なんと言うべきか、岩!という雰囲気にテンションが上がる。匂いで温泉が恋しくなるうえに、服やら何やらが「燻製~硫黄の香りを添えて~」的になってる。なかなか無い面白体験にニヤつく。
まぁ、ガスで真っ白なんだけど。
立ち休憩後に気を取り直して進む。周りに木々が無くなった途端、ガスが風と共に下りてきた!
ジャケットを羽織りだす他の登山客。こうして見ると夏山でも持参するべきアイテムですよ、ジャケット。着ませんでしたけど。「若いなぁ」とか口々に言われましたけど。
広場から上は岩が多く、ペンキマークに従って登る。高山植物がさぞ綺麗だろう、と晴れていた場合の見え方を妄想しながら歩いていると、あっという間に稜線に出た。硫黄の匂いが凄い。それにしても、ガッツリ着込んで「私軽いから転びそう!」とか会話している他の登山客の横をノースリーブで通過する時の場違い感。
南峰と北峰とがある訳だが、南峰は立ち入り禁止。北峰を目指すべく分岐の鞍部で地図を見ようとしたところ、いよいよガスで視界が塗りつぶされた。コンパス使って久々に本気の読図をして登る。正直なところ、登った所で結末は分かり切っているので、スルーして上高地へ下山・タクシーで駐車場へ帰るプランもチラとよぎった。ブツブツ言って考え、結局は登ることに。
第一声「やっぱりな・・・・」
近年稀に見るガスっぷり。心の目を全開にして風景を堪能した。とは言え長居する意味は全く無い。ゼロ。なので温泉温泉言いながらスタスタ下る。駐車場付近でサルに脅かされて少し足首をグギっとやったので、念入りに温泉で揉み解してくれよう。
今回利用した温泉は「平湯の森」。露天風呂の数が多くて楽しいので、オススメ。硫黄の匂いを硫黄泉でもっと染みつけてしまうことになろうともオススメ。
着替えを忘れても現地調達出来ますしね、ハハハ・・・・・。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。