甲斐駒ケ岳 黒戸尾根~六丈ノ沢(黄蓮谷敗退)

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投稿者
サイド 真博
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日程
2018年12月10日 (月)~2018年12月10日 (月)
メンバー
名古屋駅前店 サイド
他1名
天候
晴れ
コースタイム
竹字駒ケ岳神社(3:30)~五合目五丈ノ沢(8:30)~坊主ノ滝下小滝(10:00)~坊主ノ滝(10:40)~15m滝(11:40)~六丈ノ沢(12:15)~黒戸尾根2250m小ピーク(15:00)~竹字駒ケ岳神社(18:30)
コース状況
雪は全く無い。滝の結氷具合は写真と本文参照。

五丈ノ沢の下降は懸垂下降無しで降りられましたが、夜間などルートファインディング次第では1,2回ほど懸垂するかもしれません。

六丈ノ沢は右岸に踏み跡があり、辿ると尾根に続いていて五合目上の2250Pに出ます。
テープなどは一切ありませんが、黄蓮谷への下降路としても使えると思います。
難易度
Google Map
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感想コメント

1泊2日で黄蓮谷左俣~奥壁中央稜の継続登攀をする予定でしたが、数日前に気温が高くなったせいか結氷具合が悪く、巻きばかりでまともなアイスクライミングができそうに無いので隣の六丈ノ沢をつめて帰ってきました。



AM3時半に駐車場に集合し、ヘッデンの明かりを頼りに黒戸尾根を登ります。
雪は全く無く、秋山を歩いている様でした。


五合目のコルから五丈ノ沢を黄蓮谷まで下りましたが、下りてすぐの小滝が全く凍っていなくて驚愕。

左岸から巻いて坊主ノ滝を見るとある程度凍ってはいますが、結氷甘く登れそうにないので右岸から巻いて六丈ノ沢に出て、黄蓮谷を行くか六丈ノ沢を登り帰るか2人で悩みました。 


しばし悩み、せっかくなので黄蓮谷を行こうという事で懸垂して対岸に渡り、先の15m滝とその先も見ましたが、結氷が甘そうでほとんど巻きになると思い、敗退を決意しました。



六丈ノ沢の登り返しでナメ滝の横を登る必要があり10mほどロープを伸ばしましたが、今回の山行唯一のアックスとアイゼンの出番でした。

そこからは獣道や踏み跡を辿り、黒戸尾根までひたすら登り。尾根最上部の小ピークには石尊神社という祠がありました。

黒戸尾根に出てからは、中央稜もこの調子だと夏壁と一緒だろうということで下山を決意。
ひたすら下り、途中で日が暮れヘッデン下山となりました。



滝が登れないと分かってから悪態だらけの下山でしたが、駐車場に着いたときは長い行程をこなした達成感と充実感に包まれていました。

アイスはほとんど登れませんでしたが、ギアとビバーク装備を背負っての15時間行動はシーズンはじめのトレーニングに丁度良かったです。
 

次来るときは、また継続かワンデイにチャレンジしようかと思います。

フォトギャラリー

笹平。まだまだ真っ暗です。

秋山のようです。

五合目小屋後。

五丈ノ沢。

下りたところの小滝。あまりの凍って無さに驚愕。

坊主ノ滝。ジャバジャバで登りたくない...

巻いて15m滝へ。敗退を決意。

先の様子。

登り返し。唯一のアックスの出番。4手くらい...

六丈ノ沢

踏み跡を辿ると「石尊神社」出現

黒戸尾根のここに出ます。

帰り。八ヶ岳が良く見えます。

ふかふかの落ち葉に寝転ぶ。現役山岳ガイドもお疲れの様子?!

おつかれさまでした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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