ひとりでトコトコ山行脚 日光白根山(群馬県 2578m)編
- 投稿者
-
渡部 嘉章
グランフロント大阪店
- 日程
- 2019年10月15日 (火)~
- メンバー
- 池袋西口店 渡部
- 天候
- 曇り後晴れ
- コースタイム
- ロープウェイ山頂駅>25分>七色平分岐>60分>日光白根山山頂>53分>五色沼避難小屋>20分>前白根山>20分>五色山>30分>弥陀が池>25分>七色平分岐>25分>ロープウェイ山頂駅
- コース状況
- ・コース全体として道標などの整備が行き届いていてわかりやすいです。
・山頂から五色沼避難小屋へ下る箇所は、ガスっていると分かりにくいかもしれませんので注意が必要です。また、雰囲気的に熊が出そうな印象なので、熊鈴やホイッスルは持っていきましょう。
・日光白根山頂周辺は岩場になっていますので、足元への注意は必要です。
・ロープウェイ山頂駅近くのレストランにお手洗いがあります。
・ルート上にお手洗い、水場はありません。
- 難易度
感想コメント
・台風一過。各地の被害状況も気になりますが、山の状況も気になります。紅葉登山で人気の山の登山道は大丈夫なのか!?今回は初心者でも行きやすい、ロープウェイを利用した登山ができる日光白根山をセレクトしました。
・ロープウェイ山頂駅を降りると曇り空。下は晴れていたのに・・・。下りたところは一瞬「えっ!?」と思ってしまうほどの風景。展望足湯にレストラン。ちょっと意外でした。
・鳥居をくぐって登山開始。なだらかに登っていくコースは苔が美しい癒しの森。歩きやすくゆったりとした登山道です。樹林帯を抜ける手前からやや登りがきつくなっていきます。
・樹林帯を抜けると一気に山容が変貌。急に火山の趣が出てきます。足元も砂礫に変わり、傾斜もキツくなるため歩きにくい・・・。
・ガスっていて展望は得られないものの、黄色く色づいた草が美しい風景を眼前に展開しています。一瞬晴れ間がのぞくと周囲の登山者から「おぉ~!!」っと歓声が上がります。快晴だったらもっと美しい風景がひろがっているんだろうなぁ~。
・山頂周辺は岩場になっていて、混雑時は注意が必要です。展望のない山頂でしばらく粘っていると、時折うっすらとガスが晴れるものの、眼下の展望は一切得られませんでした。気温なんと2℃!!寒いので20分ほどしてリスタート。
・時間はたっぷりあるので、前白根を経由する周回コースを歩くことにして五色沼避難小屋を目指します。ほとんどの登山者はピストンなのか、誰も歩いていませんでした。砂礫の道をどんどん下っていくと前方に五色沼が見えてきます。
・五色沼避難小屋へは樹林帯を抜けていきますが、だ~れもいないので不安です。ここはガスって視界不良の時は迷わないように注意しないといけません!しかも熊が出そうで・・・。熊鈴!必携です!!
・樹林帯を抜けると平坦地になり秘境の雰囲気が漂います。不思議な空間でした。五色沼避難小屋の中は結構キレイでした(トイレはありません)。ここが前白根山への登りの基点になります。
・結構下ったので登りはキツいのかと思いきや、意外にしんどくない程度の傾斜です。前方に前白根が見え始めるころ、男体山方面に青空が広がり始め、稜線に出ると頭上にも青空が!!気分が一気に高まります!いやぁ~、こっちに来てよかった!!日光白根山はガスでまったく見えません。
・前白根山周辺は男体山&中禅寺湖の展望が素晴らしい!と、ここで初めて「あれ!?紅葉が・・・」。ガスっていた為、頭から離れていた紅葉の景色。紅葉で有名な中禅寺湖周辺がまったく赤くなく、黄色くもない・・・。よく見るとかなりの樹木(ダケカンバ中心)が完全に葉が落ちてしまっている。葉がついている木も色づきが・・・。やはり台風の影響が色濃く出てしまっています。
・それでも青空と白い雲、赤と黄の葉、それぞれが引き立てあって素晴らしい景色を魅せてくれます。五色山周辺も素晴らしく、五色沼を眼下に見ながらしばしの休憩を取るには格好の場所でした。
・徐々に標高を下げていき弥陀が池を目指します。結構急な下りの樹林帯を抜けていくと、遂にガスをまとっていた日光白根山がはっきりと!青空の下、前方にそびえたっています!!思っていたより荒々しく雄々しい印象です。五色沼分岐でその光景をしばらく堪能させていただきました。
・分岐からほどなくで弥陀が池に到着。静かに佇む様は女性的で穏やかな印象です。ここに紅葉の樹木が映り込んだらさぞかし美しいだろうと思いますが、残念ながら天候と紅葉の塩梅で感嘆までには至らずといった感じでした。
・弥陀が池からは淡々と下って七色平分岐、そしてロープウェイ山頂駅に向かいます。ここから樹木の紅葉状況を気にしながら歩きましたが、やはり落葉が進んでしまっていて少し紅葉の終焉が近づいているような印象でした。
・ロープウェイ山頂駅に着いてバッチを買おうとレストランに近づくと写真撮っている人が。カメラの向いている方向に振り返ってみると、鳥居の向こうに日光白根山が!!スタート時は真っ白だったので全く気付いていませんでしたが、登山口はこんな素晴らしい風景が迎えてくれるのかと、改めて感動しました!あぁ~、びっくりした・・・。
・最後に足湯に浸りながら、前方に広がる雄大な展望を楽しんで登山を終えました。さぁ、明日は連休2日目。どこへ行こうかな。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。