東海 花の山(57) 日本二百名山・小秀山~オオヤマレンゲ
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2020年07月16日 (木)~2020年07月16日 (木)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
他1名
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 乙女渓谷キャンプ場(35分)三の沢登山口(115分)二の沢分岐(15分)カモシカ渡り(20分)ニの沢分岐(21分)鎧岩(60分)小秀山(1分)秀峰荘(60分)鎧岩(15分)ニの沢分岐(90分)三の沢登山口(27分)乙女渓谷キャンプ場
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関は向きません
・マイカーは国道257号加子母の小和知郵便局過ぎを右折(乙女渓谷看板あり)
➀乙女渓谷キャンプ場に有料駐車場・トイレあり(1日500円)
➁乙女渓谷からしばらく林道を進むとゲートがあり、これを超えると途中から未舗装で三の谷登山口まで続く
➂登山口からしばらくで植林帯のグネグネ道を延々と進み、休憩適地➀から上は急な尾根道に変わる
➃ニの谷分岐~鎧岩も樹林帯のなかで鎧岩手前で展望が開ける
➄鎧岩は岩場直進コースと断崖横断コースがあるが、横断コースにはロープがあり通行止
➅鎧岩からは展望が抜群
➆鎧岩から先は笹が深くなり、体を触れるくらいの高さがある箇所もある
➇小秀山までは第一高原・第二高原・第三高原とあまり傾斜がないが長い道のり
➈秀峰荘は通常の避難小屋とは違い、土間がなく、入口で土足厳禁。バイオトイレあり。
➉立ち寄り湯は付知峡倉見温泉おんぱいの湯が650円(10:00~22:00 第四水曜日)
- 難易度
感想コメント
小秀山(こひでやま・1982m)は御獄山の南側、阿寺山地の最高峰で日本二百名山の一つ。
山頂付近は針葉樹と笹原で覆われた高原状だが、上部に烏帽子岩・鎧岩・兜岩などの巨岩帯も広がる上に岐阜側には高さ80mから落ちる夫婦滝を代表とした乙女渓谷がある。しかし、登山口となる乙女渓谷から登るコースは長い為に近年では短い長野県王滝村から登るコースもよく利用されています。
今回、7月なのでオオヤマレンゲを目当てとしているので、乙女渓谷側から登るが、最近の悪天で肝心の二の滝コースが6月から通行止となっています。調べるに序盤で木道が崩れているだけらしいがあくまで通行止なので三の谷コースから登る。
二の谷コースはもう15年前くらい前に登っていますが、下ってきた三の谷コースは全く記憶がない。乙女渓谷から登る場合はニの谷から三の谷へ周回するのが普通ですが、その意味は登ればわかるくらい単調なのが三の谷コースでした。よく整備されていますが、ジグザグジグザグ樹林帯を登っていくだけで展望もありません。三の谷登山口からニの谷分岐まで2時間もかけて登ってきましたが、まだ展望もなしで兜岩手前でようやく眺望が開けます。まだ時間があるので、ここからニの谷コースでカモシカ渡りまで往復することにします。一番の難所ですが、10mくらいの岩場でも高度感はなく、鎖はないもののホールドはしっかりしているので楽に登れます。その前後もやせ尾根にはなっていますが、切れている感じはありませんでした。1時間くらい要して元の分岐へ。
しかし、雨は降らないものの生憎の曇り模様で山々はガスの中。おまけに目的のオオヤマレンゲも見当たらずで、もくもく登るのでした。ここから山頂までがまた長い長い道のりで濡れた笹原と泥付いた登山道で湿りながら1時間はかかりました。
山頂からは見えるはずの御獄山も見えず、避難小屋・秀峰荘でしばらく滞在。ここはトイレが別でしかもバイオトイレ、さらに内部は木のいい匂いがする別荘のような小屋で久しぶりにこんなきれいな小屋に出くわしました。管理が行き届いているのでしょう、感謝です。
下山はオオヤマレンゲをもう一度探しながら、上部はゆっくり下山。兜岩付近でさらに目を凝らした結果、発見。高いので上りではわからなかったが、オオヤマレンゲの見覚えのある葉っぱが数本あり、奥の方にありました。だが、ここでは2輪。二の谷分岐付近では目の前に枯れた花を発見、おそらくこちらはすぐにわかるのでしょう。遅すぎたのか、裏年か、それでも画像に収められたのは今日の収穫。
下山はさすがに行きとは違い足早に下山しました。
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