ひとりでトコトコ山行脚 綿向山・竜王山(滋賀県 1110m・825.5m)編
- 投稿者
-
渡部 嘉章
グランフロント大阪店
- 日程
- 2020年12月22日 (火)~
- メンバー
- グランフロント大阪店 渡部
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 御幸橋>12分>ヒミズ谷出合小屋>42分>五合目小屋>15分>行者コバ>25分>綿向山>6分>イハイガ岳分岐>30分>917m峰>30分>竜王山>20分>竜王山登山口>20分>御幸橋
- コース状況
- ・人気の山だけあってコースはしっかり整備されています。
・冬場は期間限定の直登コースがあります。通常の登山道は歩けませんので注意して下さい。
・綿向山頂上から竜王山へ向かうイハイガ岳分岐からの下りは急な下りで、通常時は厳しいコースになっています。積雪が多い時期は意外に下りやすいかも知れませんが、転倒や滑落には注意して下さい。
・お手洗いは下山してきたコースにある西明寺にあります。そこ以外に水場やお手洗いはありませんので、登山前にコンビニエンスストアなどに立ち寄る事をオススメします。
- 難易度
感想コメント
・なんども「行かなきゃ!」と思いつつ、訪れる機会のなかった綿向山。冷え込みのおかげで樹氷が見れるだろうと期待しての登山です。
・昔、1,111mの山として、「11月11日は綿向山の日」と言ってオススメしていた山。でも本には1,110mとある・・・。う~ん。 などと考えながら車を走らせ駐車場へ。余りに広くキレイな駐車場に少々驚きました。
・準備して出発。既に下山している3人組は足元から完全な冬装備(厳冬期用の登山靴+12本爪アイゼン)!自分の装備にちょっと不安を感じながらスタート。
・沢沿いの車道を歩いて登山口に向かいます。登山口には小屋が有り、2コースに分かれます。今回はメインルートから登ります。
・登山口から3合目までは少し雪がついている程度の感じですが、3合目からは完全な雪道に変化。ただ、斜度もさほどではなく、凍結もしていないのでアイゼンを付けず、雪の感触を楽しみながら登ります。3合目には東屋が有り、ここで軽アイゼンを装着する登山者が多いようです。
・キラキラ光る樹氷を見ながら5合目に到着。5合目には小屋が有り休憩適地です。そろそろ登りもキツくなるだろうと予測し、ここで6本爪アイゼンを装着してリスタート。快晴無風、絶好のコンディションです!
・やや斜度が上がったの登りですが、そんなにきつくありません。が、7合目から冬季限定の直登コースになると一変!!急坂の直登は結構キツイ!!それでも、膝下位の積雪と上空の澄んだ青空、光る樹氷が疲れを忘れさせてくれるどころか笑顔を運んできてくれます!十分雪山の雰囲気を満喫できる場所でした。
・急坂を登りきると樹氷を満喫しながら歩く尾根道に。竜王山への分岐を過ぎ、目の前に頂上が見えてきます。頂上からは素晴らしい展望が広がります!!
・頂上は横に広く十分なスペースがあり、のんびり休憩が取れます。雨乞山を目の前に見ながら昼食。風が無いので丁度いい寒さ。雪に囲まれ、心癒される至極の時間を過ごせました。
・下りは隣の竜王山を経由するコースをたどります。分岐を先に進むとまた絶景!ズボズボと膝まで雪に埋まりながら写真を撮りますが、この絶景を上手く伝える写真が撮れず、自分自身に落胆しながら諦めて下りに入ります。
・ここからは難路になるとの看板が出ています。おそらく無雪期は厳しいのでしょうが、積雪期はさほどではありません。なぜなら雪が覆い隠してくれているから!それでも積雪量が少ない時は危険ですよね。一応足下に注意しながら下ります。
・かなりの急坂を一気に下ると樹林帯の中に。ここからはアップダウンが連続するコースになります。雪の量も減ってくるのでどんどん歩きにくくなっていきます。アイゼンを外すかそのまま歩くか悩みますが、結構滑るので装着したまま歩きます。
・意外に急なアップダウンが有りますが、鉄塔を過ぎると緩やかなコースになり、竜王山の山頂に着きます。ここでしばし休憩。振り返ると今まで歩いてきた尾根が見えます。展望は有りますが、綿向山での展望が絶景過ぎてかすんでしまいます・・・。
・山頂から急な下り。木段が有るので更に歩きにくい・・・。ちょっとコースを外れ雪の中を突き進んでクリア。平坦な場所に出てアイゼンを外します。それでも雪は残っていますし、融けた雪のせいでドロドロになっている登山道は結構滑るので、注意しながら下ります。
・下りを終えると登山口に着き、そこから駐車場までは延々車道歩きです。樹氷を満喫し、雪山をガッツリ楽しむのならピストンの方が良かったかなぁ~、等と考えながら歩いて駐車場に到着。いやぁ~、想像以上の雪と樹氷と展望(と駐車場の広さ)に大満足な登山になりました。冬にはまた来たい山の1つになりました!!
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。