東海 花の山(70) 南アルプス前衛峰・岩岳山のアカヤシオ
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2022年04月25日 (月)~2022年04月25日 (月)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- ログペンションシンフォニー跡駐車場(60分)ヤシオの里(5分)登山口(45分)荷小屋峠(40分)岩岳神社(40分)竜馬ヶ岳(37分)岩岳神社(26分)岩岳山(35分)人手山(16分)キマタ山(40分)水道施設(5分)ログペンションシンフォニー跡駐車場
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関は遠州鉄道西鹿島駅からのバス乗り継ぎがありますが、時間的に難しい
・マイカーは国道362号大村から林道岩嶽線へ進みます
①ログハウスシンフォニー跡横に駐車場があります
②駐車場からしばらくでゲートがあり、林道が枝別れしますが右に行きます(看板あり)
③未舗装林道が延々と続きますが標識などいっさいなく、下って行きます
④1時間ほどでヤシオの里の広場があり、さらにゲートがあります
⑤ゲートからすぐに林道から離れて沢へ下ります(標識あります)
⑥沢は丸太橋で渡ります。ここから登山道ですが、数箇所で崩壊しているのか迂回しながら、登山道は水のない小沢を渡りますが、ヒルがいました
⑦沢を離れると樹林帯の中を緩く、登っていくと荷小屋峠です
⑧荷小屋峠からは尾根通しになり、岩場が多くなりますが、ツツジの木が目立ちます
⑨稜線にでると岩岳神社方面と岩岳山の分岐にあたり、このあたりはアカヤシオが目立ちます。今回は分岐より下の斜面にあるアカヤシオがきれいでしたが稜線沿いのは散った木が多く、また日当たりがよいのか傷んでいる花が多かったです
⑩岩岳神社はあまり展望がよくないです
⑪岩岳神社~竜馬ヶ岳間は緩やかな尾根で平原のような尾根で、歩きやすいです
⑫竜馬ヶ岳直下、京丸川側のアカヤシオの目線の木があり見頃でした
⑬岩岳山への稜線はヤセ尾根で鎖場があります。コルは切れ落ちていますので注意。
⑭入手山前後、キタマ山前後はかなり急な登山道でツルツルの道でスリップ注意
⑮キタマ山からひたすら下ると林道にあたり、送電線を通過しますが、林道は通りません。(送電線前後に道があります)
⑯しばらく下ると右手に水道施設があり、ここから朝の林道に出られます
- 難易度
感想コメント
岩岳山(いわたけやま・1369m)は南アルプス深南部の前衛峰にあたり、面積が全国2位の静岡県浜松市北部の山深い所にあります。岩岳山と言えば、天然記念物に指定されているアカヤシオとシロヤシオのあわせて約5000本群生がありますが、今回はアカヤシオを目当てに登ってきました。以前は5月中旬と言われていましたが、近年はGW前に見頃が来てしまい、今年も1週間前から咲いているとの情報でした。
このあたりの山域はまだ未知になりますが、浜松市街から1時間以上、山奥に入って、山深さを感じます。
今日は時計周りで周回しますが、最初は長い林道歩きで標識も最初のみで、しかも下っていくのでとても心配になりますが、基本一本道で小股川が近づくまで標高を下げます。
1時間歩いて、ようやく登山口ですが、渡渉してしばらく歩いていると、無警戒だったヒルが靴についていました。ヒル発生山域なのを忘れていましたが、侵入前だったので払いのけました。まだGW前なのに、さすがに昨日の雨あがりで気温が高めという条件だともうヒルの活動時期ですね。この先も沢沿いなので警戒しながら先に進みましたが、被害はなかったです。荷小屋峠までは崩壊箇所を迂回しながらの登山道ですが、樹林帯の中をひたすらグネグネしながらで急な感じではありません。荷小屋峠からはきれいな尾根道ですが、周りはツツジの木で囲まれ、まずはミツバツツジが満開でした。次第に岩場が多くなり、岩岳山の主稜線分岐直下あたりからアカヤシオがようやく見られました。昨日の雨でかなりちった感じがあり、まだ初々しい花びらが散乱していて、ちょっと遅かったのかと後悔します。それでもまだ花付きがよい木を探しては画像に収めました。しかし鈴鹿でみるアカヤシオと違い、背が高く、真上の高い位置に花びらがついているのが多数でなかなか撮影はむずかしいです。昨年、アカヤシオが豊作だったらしく、今年はまだなのか、不作なのか、思ったよりは咲いていなかったのが正直な感想です。
岩岳神社に早く着いたので隣の竜馬ヶ岳まで往復しますが、この縦走路はまるで台高を思い出すようにきれいな新緑の稜線で今回はここが最も印象的でした。山頂直下にはようやく目線にあるアカヤシオで見頃のものがみつかり、ここでゆっくり撮影しました。ここからは京丸山がはっきり見え、またシロヤシオの時にでも行きたい山です。
岩岳神社から再び、稜線をたどり、下山に向かいますが、こちらが本領発揮の山で、とにかくヤセ尾根が多く、下りがかなり急で危なかしい尾根が続きます。縦走なので人手山・キマタ山とコブを何度も通り、その度にアップダウンが厳しく、こちらから登ってきたら途中で嫌になりそうな登山道です。こちら側にもアカヤシオが群生しますが、日当たりがいいのが多く、ほぼ傷んだ花付きで、しかも背が高いか崖に多く、なかなか撮るのには難しそうでした。登り登山者とよくすれ違いましたが、皆さん半時計周りのようです。
これでもかこれでもと下って下って、ようやく下山できましたが、想定通リ12時に下山できました。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。