残雪の西穂高岳

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投稿者
日下部 友哉
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日程
2023年03月28日 (火)~2023年03月29日 (水)
メンバー
他1人
天候
晴れ
コースタイム
■1日目
西穂高口駅(60)西穂山荘(20)西穂丸山(10)西穂山荘
・行動時間:1時間30分+休憩
・累積標高:+449,-235m
・歩行距離:3.2km

■2日目
西穂山荘(65)独標(20)ピラミッドピーク(45)西穂高岳(35)ピラミッドピーク(20)独標(45)西穂山荘(35)西穂高口駅
・行動時間:4時間25分+休憩
・累積標高:+808,-1023m
・歩行距離:6.6km
コース状況
・西穂高口駅~西穂山荘はアップダウンあるのでアイゼン付けた方が歩きやすい。
・独標周辺~ピラミッドピーク~西穂高岳は岩場が連続するので一歩一歩慎重な足運びを。
・今回はしっかりトレースがありましたが、西穂高岳付近は朝の時間帯に到着した方が雪が緩みにくく歩きやすい。気温が上がって雪が緩むと危険度は増します。

■気温 2日目
6:20 西穂山荘 -8℃
8:40 西穂高岳 -5℃
10:10 西穂独標 -3℃
独標付近は行きも帰りも風があったが西穂高岳山頂はほぼ風なし。
難易度
Google Map
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感想コメント

残雪期の西穂高岳へ。1日目は西穂丸山まで行って戻って西穂山荘泊。2日目に西穂高岳山頂を目指します。

■1日目
ロープウェイを2つ乗り継いで西穂高口駅へ。展望台で"にしほくん"と写真を撮って、笠ヶ岳や槍ヶ岳、西穂高岳など周りの景色を楽しんでから出発。樹林帯の中を歩いて西穂山荘へ。


行きはアイゼン付けませんでしたが、西穂高口駅~西穂山荘は少々アップダウンあるのでアイゼン付けても良いかも。


あっという間に西穂山荘到着。テント泊の人もいますね〜宿泊受付して、最低限の荷物にしてさくっと西穂丸山へ。


さくっと西穂丸山まで。今日も良い天気ですが西穂高岳山頂は明日朝目指します。


西穂山荘に戻って、念願の西穂ラーメン醤油!そしてビールも飲んじゃいます。満喫したところで昼寝します。


テント場と夕景に染まる霞沢岳


アーベントロート西穂高岳


日が沈む~。この冬は泊まりで雪山行かなかったので、なんだかんだ久々の小屋泊ですね。


■2日目
写真は下記フォトギャラリーをご覧ください。

朝食前。空が明るくなってきました。今日も天気は良さそうです。朝食食べて準備して出発。アイゼンは付けて、西穂丸山から少し登ったところまでストックで、その先はピッケルに持ち替えます。序盤は尾根西側を歩くので太陽が当たりにくいし風が若干あって寒いです。西穂独標があっという間に近づいてきました。独標周辺は岩場です。西穂独標に着くと大迫力の景色!ピラミッドピークから西穂高岳に繋がる雪と岩の稜線が美しい。明神岳、前穂高岳から奥穂高岳に繋がる釣り尾根もよく見えます。

独標からの下りは少々急ですが、クライムダウンするほどではありません。一歩一歩慎重に下ります。その後も岩場が続きます。すぐにピラミッドピークに到着。ピラミッドピークから先は若干足場が狭くなります。先行している人たちに追いついてきました。岩場のトラバースが続きもう少しで西穂高岳山頂。噂の最後の登りはなかなか急ですが、トレースありの雪も締まっているので歩きやすい。そして念願の西穂高岳に登頂!なんだかんだ無雪期も来たことなかったので初登頂ですね♫山頂は風もなくおだやか。笠ヶ岳はずっと見えていましたが、黒部方面、槍ヶ岳、大喰岳、南岳、涸沢岳、ジャンダルム、前穂高岳、明神岳と大展望。奥穂高岳はジャンダルムに隠れて見えないんですね。こんな安定した天気の中、素晴らしい景色が見れて幸せです。記念撮影と大展望を楽しみ、もっと山頂に居たかったですが下山します。下りは歩いてきた稜線に焼岳、乗鞍岳、霞沢岳がよく見えます。下りも一歩一歩慎重に。

山頂は風が全然ありませんでしたが、独標に戻ってくるとちょっと風がありますが気温も若干上がってきたのでウェア調整。独標周辺も過ぎればあとは緩やかな下り。山荘にデポした荷物を回収してロープウェイ西穂高口駅へ下山〜。最後、西穂高岳の横に月が見えていました。

素晴らしい景色の中、登頂できて大満足。サングラスや日焼け止めなど日焼け対策をお忘れなく。ロープウェイは観光客の方もたくさん来ていました。もう少し残雪期登山楽しみます!

■レイヤリング&ギア
TOPS:
①ドライレイヤー
②ベースレイヤー:PolartecPowerwoolフーディー
③ミッドレイヤー:Octa使用のアクティブインサレーション
ex.Mountainhardwear/Kor Airshell Warm JKT
④アルパインジャケット

1日目の西穂高口駅~西穂丸山、2日目の独標~西穂山荘~西穂高口駅は①②③。2日目西穂山荘~西穂高岳~独標は①②③④。

BOTTOMS:
①ファイントラック/ドライレイヤーウォームタイツ
②薄手のトレッキングパンツ
③ファイントラック/フロウラップパンツ(旧モデル)
天気予報だともう少し風があって寒いと思いトレッキングパンツ1枚入れましたが、ちょっと暑くて不要でした。

GLOVES:
①ファイントラック/メリノスピングローブ
②厚手のレザーグローブ
③windstopperグローブ

GEAR:
バックパック:エクスペド/ブラックアイス30
シューズ:スポルティバ/ネパールキューブGTX
ストック:レキ/ブラックシリーズマイクロバリオカーボン(1本のみ使用)
ぺツル/バサック(アイゼン)、サミット(ピッケル)、シロッコ(ヘルメット)


■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照

2023年3月28日12時


2023年3月29日9時

フォトギャラリー

残雪の西穂高岳

2日目の朝

出発!

太陽が当たらないのと少し西風があり寒い~

独標手前は岩場

独標からピラミッドピーク、西穂高岳

独標からの下りは少々急ですがクライムダウンするほどではない

ピラミッドピーク手前から振り返る

ピラミッドピーク到着。西穂高岳までは意外と近い

トレースはバッチリ

トラバースしつつ

最後の登りは急登

西穂高岳登頂♪

西尾根と笠ヶ岳

黒部方面

左から槍ヶ岳、大喰岳、南岳、涸沢岳、ジャンダルム

ジャンダルム、前穂高岳、明神岳

戻ります~下りも慎重に

この辺りまでくればあとは緩やか

無事下山~西穂高岳と月

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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