矢倉岳でお花見登山 初ミツマタと桜の回廊

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2023年03月29日 (水)~2023年03月29日 (水)
メンバー
友人一名
天候
晴れ/曇
コースタイム
地蔵堂(90分)万葉公園(60分)山伏峠(20分)矢倉岳(15分)山伏峠(90分)アンテナ(60分)セントラル広場(80分)洒水の滝駐車場(60分)河村城跡(20分)山北駅
コース状況
・新松田から地蔵堂(終点)までバスがあります。30分ほどで740円。
・去年の台風の影響か、セントラル広場から先の林道は一部工事中で通行が難しい箇所あります。
・地蔵堂から万葉公園までは、車道の横に尾根の縁を歩く登山道が延びています。
・トイレは地蔵堂、セントラル広場先、洒水の滝駐車場にあります。
難易度
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感想コメント

 箱根の山々を遠望した時、富士山の左手前にお椀を逆さにしたような特徴のある山があります。丹沢に出かけるようになってからずっと気にはなっていたものの、登らずに過ごしてしまった山、それが私にとっての矢倉岳。神奈川在住の方に勧められて思い出したので、足慣らしに行ってみることにしました。

 車窓から丹沢が過ぎ箱根が近付いてくると、変わらずに佇んでいた矢倉岳。相変わらずの独立峰のような見た目は、登ってみたい気持ちを掻き立てられます。ちょうど桜が見頃で、周辺の山々と共に華やかに色付いていました。
 新松田駅からアクセスしやすい登山バスに乗り、麓の地蔵堂へ。桜が満開で、ここでお花見だけして帰っても十分に思えました。
 まずは車道を歩き峠を目指します。舗装された道が飽きてきた頃、右手に平行して登山道が見え隠れしてきました。足柄古道と書かれていたので早速歩いてみることに。石畳が混じっていたり、林間からは時々こんもりとした矢倉岳のシルエット。古の人はここを通って富士山を目指したのでしょうか。
 山伏峠に着くと最初で最後の急登。登り切れば山頂に到着です。これまでゆるゆると歩いていたせいもあり、ここにきて汗がじんわり。道がなだらかになると、広く見通しの良い大地と遠くに相模湾、そして写真でしか見たことのなかった黄色く可愛らしいお花が咲いていました。初めてのミツマタです。最近話題の山野草、雪割草やカタクリよりも人気なのではないでしょうか。山は何年かやっていますが、ようやく出会えました。この日は春霞で生憎富士山は雲の中、しかしミツマタが見れたので満足でした。
 広い山頂でお昼を食べながらのんびり休憩します。目の前には昔登った明神ヶ岳、おとな女子ツアーで同行した金時山などが見えました。その間にはもくもくと煙を湛えた大涌谷。みんな繋がっていると思うと、小さな感動を覚えました。
 
 お腹が膨れたら下山しつつ、まだまだ先へ向かいます。北側へ下りて、せっかくなので山北駅まで歩くことにしました。河村城址を経由して、桜を眺めながら帰ります。ゴールまであと僅かだと思っていたので、ここへ至るちょっとした急登が辛かったです。ご褒美は城跡を彩る桜の宴。最後に素敵な景色が見られたので頑張った甲斐がありました。

 あとはてくてく下って終点の山北駅へ。神奈川まで出てきたので、ここからまた長い電車旅が始まります。まだまだ車が楽だと思ってしまいがちですが、電車移動に慣れれば、計画的に山行してスケジュール管理もきちっとできる気がします。こちらの方も頑張らないと。

フォトギャラリー

矢倉岳からは大きな明神ヶ岳が見えました。

地蔵堂の桜は満開を迎えてました。

登山道の足柄古道は一部石畳が敷かれています。

道中でも桜が楽しめます。

きのこ?のような道標。

ぽっこりとした矢倉岳が見えました。

山頂直下はこの日一番の急登。

山頂にはミツマタの花が。

ぽんぽんとした黄色いフォルムが可愛らしいです。

富士山は見当たりませんでしたが相模湾が見えました。

特徴のある形の金時山。猪の鼻とは良く言ったものです。

明神ヶ岳と金時山の間からはモクモク煙の上がる大涌谷。

下山。ちょっとしたせせらぎを渡渉します。

帰りは河村城址経由で。

見事な桜並木でした。

山北駅まで歩いてゴール。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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