島根県大田市と飯南町 新緑の三瓶山縦走
- 投稿者
-
西原 弘二
広島紙屋町店
- 日程
- 2023年04月27日 (木)~2023年04月27日 (木)
- メンバー
- 友人
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 女夫松登山口(50分)孫三瓶山(30分)大平山(20分)女三瓶山(50分)男三瓶山(60分)子三瓶山(60分)女夫松登山口
- コース状況
- 三瓶山は火山なので雨上がりは滑りやすい
- 難易度
感想コメント
出雲そばと温泉に入りたかったので、三瓶山に登ってきました。
三瓶山は中国地方に2つしかない活火山です(ちなみにもう一つは阿武火山群)。
といっても桜島のようにモクモクと噴煙をあげているわけでもなく、最後に噴火したのは約4000年前で現在に至ります。
現在は複数の峰が窪地を囲むように連なっており、人気の三瓶温泉をはじめ、周辺にある多くの火山性温泉の源となっています。
峰は孫三瓶山・子三瓶山・大平山・女三瓶山・男三瓶山からなり、特に毎年の火入れによって維持されている草原地帯は見事で、中国地方の山ではなかなか見ることのない風景です。
三瓶山は東西南北に登山口があり、どこからでも入山できますが、今回は南側にある国民宿舎さんべ荘を起点に夫婦松登山口から入山し、孫三瓶山~大平山~女三瓶山~男三瓶山~子三瓶山~さんべ荘とぐるりと縦走してきました。
ここを起点にすると下山後すぐに温泉に入浴できるのが魅力です。
三瓶山縦走の注意点は縦走路にはトイレがありません。登る前に済ませ、心配な方は携帯トイレが必携です。
登山口を登り始めるとしだいに傾斜が強くなり、なまった体がヒイヒイ悲鳴をあげながら孫三瓶山に到着。三瓶山は展望がとても良い山ですが、ここも目の前にでーんと他の峰々が見えます。
さっと休憩して、大平山に向かいます。ここからはやや急な下山で滑りやすいので慎重に歩き、大平山に到着。大平山は東の原登山口から登ってきた方が数人いました。
東の原コースには三瓶観光リフトがあり、観光客も簡単にここまで来ることが出来ます。
気軽に登りたい方はリフトを利用するのもありですよ。
小休止して、女三瓶山に向けて出発するとほどなく山頂に到着。ここには電波塔などの多くの構造物があります。
ここからの展望も抜群で、写真を撮って男三瓶山にむけて出発。
三瓶山縦走路の最初の核心部がこの尾根歩き。特に甲山から犬戻しの間は所々急斜面で歩きにくい箇所があるので最新の注意が必要です。
犬戻しを通過すると、断層が露出したジオパークの景色がでーんとあらわれ、横目に見ながら歩くと、右手に避難小屋が。天気が悪い時などには便利です。
さらに歩くと男三瓶山山頂に。山頂は広く、日本海が一望でき、天気が良い日は隠岐の島や大山も見えるそうです。
いつもならここで昼食を食べるのですが今回は出雲そばがメインなのですぐに子三瓶山に向かって出発。
二つ目の核心部がここの下山。かなりの急斜面で、雨上がりだと滑りやすく注意が慎重に歩かないとケガをします。
今回は比較的地面が乾燥していたので滑ることなく歩けました。
一度コルにおり、子三瓶山に登り返し。三瓶山の縦走はひたすらアップダウンが繰り返すので大変ですが、展望の良いいので、何度も来たくなる山です。
子三瓶山からまた下山し、そのまま林道を使って女夫松登山口に戻りました。
今回は天気がよく、気温がそれほど高くなかったので、快適な登山でしたが、今後は気温が上がり、日当たりの良い登山道が多いので、厚さと紫外線対策をしっかりとしてから登って下さいね。
下山後の温泉はどれにしようか迷うくらいたくさんあります。下山後すぐに入りたいならさんべ荘がおすすめ。秘湯もあるので温泉好きなら色々巡るのも楽しいですよ。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。