伯耆大山 甲ヶ山 標高1338m ガイド研修 (鳥取県)
- 投稿者
-
木德 尚代
グランフロント大阪店
- 日程
- 2023年06月05日 (月)~2023年06月05日 (月)
- メンバー
- 関西山岳ガイド協会 村上ガイド 山下ガイド ガイド研修生 ガイド3名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 香取登山口 7・46~8:00 → 甲川 ロープワーク 珈琲タイム → 甲ヶ山→ 小矢筈山→ 矢筈ヶ山→ 大休 避難小屋 → 16:05
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甲川からの急登りは初めはショートロープ、途中あまりに時間が掛かるので巻道利用
標高差500M 距離800M 勾配63%の急登りです。
2023年6月5日月曜日 7:46 JST
距離: 9.8 km
所要時間: 8 時間 22 分 18 秒
平均速度: 毎時 1.2 km
最小標高: 819 m
最大標高: 1359 m
累積標高(登り): 1017 m
累積標高(下り): 988 m
- コース状況
- 大休峠 避難小屋に トイレあり。
- 難易度
感想コメント
ガイド研修二日目です。
朝6:00朝食でしたが
5:30には集合しているガイドチームです。
山下ガイドによる豪華朝食と珈琲でパワーチャージです。
本日の行程、甲川(キヌエガワ)から直登して「ゴジラの背」、甲ヶ山、矢筈ヶ山への周回になります。
ガイド検定中のメンバーが加わり、ガイドトレーニングも兼ねます。
まずは 甲川にて 珈琲時間、8の字結びなどの基本のロープワークを学びます。
甲川を渡渉してから
本日のメイン 沢の直登りです。
標高差 500M 、距離は800M 勾配 63%のかなりの急登りです。
急登りはなんてことはないのですが、とにかく苔が滑るのなんの・・。
ガイド役の自分は
コンテイヌアンスで常にロープを張って個客確保で登りました。
残置のトラロープもありますが、起点がかなりぼろぼろでした。
トラロープは危険です。体を預けるものではありません。
途中までショートロープトレーニングでしたが
時間が掛かりすぎ(日が暮れてしまう・・・)一旦巻道で稜線まで出る事になりました。
ブナの天然林、山野草も豊富で原生林の森を楽しめました。
稜線上がると「サラサドウダン」(大山山域では少な目)お出向してくれました。
こちらから 本日のメインイベント ?(笑)
「ゴジラの背」です。
海の眺めと大山山域の絶景を楽しみ、ショートロープトレーニングです。
見た目よりは危険度なく、ショートロープの練習には最適な場所です。
絶景の山頂にて昼食です。レンゲツツジ、ツクバネツギなども癒しです。
本日も山下ガイドお手製の「具だくさん御結び」を頂きました。
愛のある手作りおむすびは最高です。昨日登った 三鈷峰、奥の大山、日本海の絶景を楽しめました。
岩稜を下り(常念岳を髣髴致します)、小矢筈に登り返し、下り、矢筈に登ります。
大休峠にて、プライベートガイド中の関西ガイド協会の三輪ガイドにお会い致しました。
前職の四国のガイド時代にもお世話になりました。
お客様よりおやつをごちそうになり、疲れた体に癒しを頂きました。
下りはガイド役を交替しながら、ガイデイングトレーニングです。
それぞれの個性あるガイデイングで非常に学びになりました。
大山古道ははじめは修験者がたどる道でその後は信仰の道として一般に利用され、大山寺で行われた牛馬の市の道としても使われました。
香取から登ってくる道から大休峠までは至る所に石畳が残っています。
秋はミズナラ、ブナの黄葉が素晴らしく是非歩いて頂きたい古道です。
川床から一向平(イッコウガナル)がお勧めです。
地形図を見ながらコンパストレーニングもはじまります。
香取に下り、宿にて珈琲をいただきながら今回の研修を振り返り帰路につきました。
東大山の大展望、ゴジラの背、甲川の清流の休憩時間
山の醍醐味を味わいながらの、充実したショートロープトレーニングの二日目でした。
各ガイドのガイデイングも学びになりました。
若手のガイドさんに教えてあげる事も学びです。
充実した、ガイド研修でした。
まだまだショートロープトレーニング必須です。日々鍛錬してゆきます。
主催の村上ガイド、美味しい食事を作って下さった山下ガイドに感謝です。
【服装】
●トップ
・ロングスリーブ
・ファイントラック クール半袖
●ボトム
・フォックス レギパン
●ウェア子物
・ノースフェイス キャップ
・ヤケーヌ
【装備】
■靴:スポルティバ トランゴアルプ
■バックパック:ミレー プロライター30+10
ガイド装備
プリムス p-153 ガス、カトラリーセット
ファーストエイド 一式
スリング 数種類
補助ロープ
カラビナ数個
(今回 ヘルメット ハーネスを忘れました)
ファーストエイド等一式
ツエルト
等
山専用ボトル
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。