規制解除の王滝口から御獄剣ヶ峰

御嶽山（おんたけさん・3067ｍ）は日本百名山の一つで主峰剣ヶ峰をはじめ、継子岳2858ｍ・摩利支天山2959ｍ・継母岳2867ｍなどの外輪山を含んだ南北3.5kmの独立峰。
2014年9月27日の噴火により、現在も噴火警戒レベル１で入山規制がかかっています。
今年度も7月1日10時～10月11日14時まで黒澤口上部から剣ヶ峰へ向かう登山道が通行可能です。そして、この7月29日からは9年ぶりに王滝山頂から剣ヶ峰へも登れるようになりましたので、登ってきました。
田ノ原から登ったのは10年以上前で、基本は変わっていませんが、ヤマテラス王滝という情報館が新設されていて、トイレもきれいです。ただ、それ以外の施設は開いていません。前夜泊で着いた駐車場はそこそこ車が停っていましたが、トイレがあれだけ綺麗ならば、安心です。
午後から天気が悪化するようなので行きしなに撮影を済ませる為に、田ノ原遊歩道の展望台にも寄りましたが、ちょうど雲海が綺麗で、早朝から日の出を撮るべきだったと後悔します。田ノ原逢拝所までは林道のような傾斜のない道で、その先は樹林帯、８合目まではすぐという感じです。その先の王滝頂上まではやや岩場がでてきて、歩きにくくなりますが、振り返ると雲海が広がります。王滝頂上からはいわゆる八丁ダルミの規制区間で、噴火による犠牲者の方々のご冥福を祈りながら、ゆっくり歩きます。真新しいシェルターが完成していますが、この区間は本当に逃げ場がなく、これだけでは足りないのだろうと思ってしまいます。
剣ヶ峰へ到着！2018年に黒澤口から来た時よりはいくぶん、楽にここまで到着しました。剣ヶ峰への階段や山頂の神社も新しくなっていました。
今日は二の池まで歩いて、帰りには同じく規制区間の二の池トラバースを通って、王滝頂上へ戻りました。二の池は前に来た時よりまた池の色が変化していますが、以前のきれいな姿ではなく、やはり埋まった感じです。二の池小屋もきれいになっていました。
下山も景色を楽しみながらゆっくり帰りました。

本日の装備
①ウエアー（夏の高山）
気温15度、わりに涼しい（田ノ原の早朝は寒いくらいです）
インナーは（アイスブレーカー）半袖Tシャツ+（マムート）ジップロングTシャツ
ボトムスは（ミロ）3シーズンパンツ

②ギア
登山靴は（サレワ）ミッドカットシューズ、ザックは（カンプ）30㍑、
ヘルメット（サレワ）