奈良田から行く白峰三山テント泊①

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2023年08月28日 (月)~2023年08月29日 (火)
メンバー
イオンモール各務原店 本田康之
他1名
天候
①晴れ/霧 ②快晴
コースタイム
8月28日 行程10時間22分(休憩含む)
奈良田温泉第一駐車場(35分)奈良田第一発電所(19分)森山橋(143分)大門沢小屋(217分)大門沢下降点(50分)農鳥岳(40分)西農鳥岳(45分)農鳥小屋TS

8月29日 行程6時間35分(休憩含む)
農鳥小屋(85分)間ノ岳(43分)中白根(26分)北岳山荘(60分)北岳(32分)肩の小屋(81分)白根御池小屋(110分)広河原北岳登山口(5分)広河原

★広河原からはタクシー相乗りで奈良田駐車場へ(11000円を5人で割り勘)★
★奈良田第一発電所で一人300円の協力金が必要★
コース状況
アプローチ
・車利用は国道52号上沢から県道37号で奈良田温泉へ
・公共交通機関はJR身延駅から早川町コミュニティーバスで奈良田温泉へ

①奈良田の登山者駐車場は工事の為、第一のみで、簡易トイレがあります。なお、奈良田温泉の駐車場がこの先にありますが、駐車できません
②奈良田から広河原のバスがありますが、8月下旬平日は8:40が始発
③奈良田第一発電所の先にゲートがあり、ここを越え、しばらくで登山口の標識があります。砂防ダム下の森山橋を渡ると、工事中の為、標識通りに迂回、沢を横断すると、右手に標識があり、ここも迂回、山道に入ります。
④早川の取水口施設の横が湿ったぐちゃぐちゃの登山道で不快、その先で吊橋を渡ると、本格的登山道が始まります
⑤沢沿いに道がついています。枝沢を渡るのに、下ったり登ったりの繰り返しですが、基本は樹林帯のトラバース道。
⑥大門沢小屋はトイレ・売店・水場があります。7月~10月中旬まで開設。
⑦道が始まります
⑤沢沿いに道がついています。枝沢を渡るのに、下ったり登ったりの繰り返しですが、基本は樹林帯のトラバース道。
⑥大門沢小屋はトイレ・売店・水場があります。7月~10月中旬まで開設。
⑦大門沢小屋からしばらくはここまでと同じ樹林帯の道ですが、上部で尾根登りになり、急になります
⑧大門沢下降点には黄色い方向版があります。広い場所なのでガスが出ているとわからないかもしれません
⑨農鳥岳までは傾斜があまりありませんが、上部で岩場を越えます
➉農鳥岳~西農鳥岳まではトラバース気味に巻いていますが、岩場が多く、農鳥小屋側は切れています
⑪西農鳥岳~農鳥小屋は尾根の下り
⑫2023年の農鳥小屋は避難小屋程度の施設で水場は小屋横の黄色いタンクを利用し、本来の水場はありません。タンクの水を使用するなら浄水器を通した方がよいです。
管理人不在で常駐スタッフはいません。小屋のトイレは使用可能ですが、ちり紙は持ち帰りです。
難易度
Google Map
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感想コメント

白峰三山は南アルプス北部の北岳(きただけ3192m)・間ノ岳(あいのだけ3190m)・農鳥岳(のうとりだけ3026m)の総称で、3000m峰を繋ぐ縦走路なだけに人気が高く、私も数十年前に南からの縦走でトレース済です。
白峰三山だとほとんどの方が広河原⇒奈良田に抜ける登山者が多いですが、今回は奈良田ルートが初なのと、奈良田温泉に入浴してみたいというのがあり、奈良田⇒広河原に設定しました。またこの時期のバスの時間も朝が遅くなるというのも理由の一つです。
このコースだと奈良田温泉から大門沢小屋が標高差約1000m、その先、大門沢小屋~主稜線まで標高差1100mでしかも急登になり、テント泊の重荷では時間がかかるだろうということで、なんとか大門沢小屋までで時間を稼ぐのがポイントです。大門沢小屋までは沢沿いで、トラーバース道が主流、沢を渡る箇所で上り下りが生じる道がひたすら続きます。朝も早く、きれいな樹林帯の中ということで暑くなく、天敵のブヨやハエも見かけずと奈良田温泉から3時間20分程度でやや短縮ができました。
今年は農鳥小屋は管理人不在の為、例年の水場がなく、雨水を貯めたタンクから給水なので、この大門沢で明日の北岳山荘までの水を確保する必要があります。ここで十分、水分を取り、6㍑をプラス、重量は久々の20㎏越えで出発します。この先、まだまだ樹林帯で沢を2回ほど渡った後は尾根をひたすら登っていきます。危険な箇所はないものの、だんだん急になり、足取りも遅くなります。ほぼコースタイム通りで大門沢下降点に到達。昨日が日曜とあって、すれ違う登山者が多々ですが、ここでは団体に出くわしました。やはり、逆から来ている人がかなりいます。
ようやく見えた農鳥岳への稜線ですが、まだまだ遠いのが実感するもまだ、12時台で先が見えた思い。この先は稜線なので楽かなと思うも農鳥~西農鳥がなかなか着かず。農鳥岳山頂からははるか下に農鳥小屋が見え、ほっと一息。西農鳥岳へは稜線をトラバースしていくのでそれほど苦にはならぬも、さすがに重荷がこたえます。
西農鳥岳から急下降していくも、時間がかからず、背後の農鳥岳の山の大きさが印象的。
今年の農鳥小屋は素泊5000円・テントは一人1000円で私たちは大門沢小屋で払ってきましたが、農鳥小屋施設に料金箱があり、ここに入れるようです。タンクの水ですが、量はたくさんありましたが、あまり飲みたくない感じでここまで持ち上げてきてよかったと思いました。小屋泊は2人、テントは1パーティーのみでさすがに平日は少なく、静かなテント場でしっかり給水と休養をとり、明日に備えます。
⇒奈良田から行く白峰三山テント泊②に続く
 
本日の装備(夏のアルプス登山)
気温は日中15度前後、夜は10度程度で肌寒い
①ウエアー
インナーは(アイスブレーカー)メリノウール半袖 (マムート)長袖ジップシャツ
ボトムスは(ミロ)トレッキングパンツ
防寒着として薄手ダウンを持参するも使用せず

②ギア
登山靴は(ノースフェイス)アルパインシューズ、ザックはオスプレー65㍑
テントは某3シーズンテント・シュラフは(イスカ)エアー180・バーナーセット

フォトギャラリー

二百名山・農鳥岳

奈良田温泉からスタート

この吊橋から本格的な登山道

樹林帯wぽひたすら進みます

数回、沢を渡ります

大門沢小屋

きれいな樹林帯

晩夏の花・初秋の花

ガレ横を登っていきます

上部は急な樹林帯

ようやく稜線到着

塩見岳が見えました

ガスがあがってきたけど、きれいな稜線です

農鳥岳と向こうの西農鳥岳

西農鳥岳までは岩場が多いです

西農鳥岳の下に本日の宿場の農鳥小屋TS

農鳥はでかい山です

農鳥小屋へ向けて急下降

農鳥小屋到着

明日向かう間ノ岳

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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