冠山トンネルから登る雪の冠山

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投稿者
本田 
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2024年03月18日 (月)~2024年03月18日 (月)
メンバー
イオンモール各務原店 本田
他1名
天候
曇り/小雪
コースタイム
冠山トンネル手前駐車スペース(133分)冠ヶ峠(47分)冠平(21分)冠山(78分)冠ヶ峠(110分)冠山トンネル手前駐車スペース
コース状況
アプローチ
・公共交通機関はありません
・車利用の方は国道417号冠山トンネルの岐阜側入口手前に駐車スペースが10台程度
(旧道の冠山峠は冬季通行止ですが、ここは年中、通行でき、除雪もされるようです)

①駐車スペースのトンネル側方向に階段があり、ここがスタート、階段上の急な斜面が手掛かりがないので危険です
②この先は急な枝尾根で踏跡・マーキングはあります。踏跡はこれからもっとはっきりしてくるでしょう
③950m付近にある分岐(ヒン谷シタ谷合流点付近から登る尾根)に上がる箇所が雪がなかった場合、歩きにくい
④この枝尾根に乗った後もひたすら登ります
⑤1100m付近の小ピークまで来ると、一気に視界が開け、冠ヶ峠に向けた尾根がなだらかになります(樹氷がきれいです)
⑥冠ヶ峠はマーキングあり1262mのシールがありました
⑦冠ヶ峠~冠平はなだらかな広い尾根で、一旦下った後は小刻みに登り下りを繰り返します
⑧冠平には石碑があります。今回は少しでていました
⑨冠平~冠山は急で、上部は手掛かりのない雪壁になります。トレースは斜めに左上していく感じです
➉山頂は絶壁になっているので、広くはないです
⑪山頂からの下りは雪質により、嫌さが変わり、グサグサだと嫌な角度です
⑫往路下山ですが、枝尾根の踏跡に間違わないように注意
⑬雪がない場合は最初の階段上の部分が要注意
⑭立ち寄り湯は岐阜側はいび川温泉藤橋の湯、福井側は池田渓流温泉冠荘になります
難易度
Google Map
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感想コメント

冠山(かんむりやま・1257m)は福井・岐阜県境の両白山地南部の山で日本三百名山の一つ。揖斐川及び九頭竜川支流の足羽川の源流となる山で、冠山峠がその分水嶺となっている。冬季以外は冠山林道のお陰で冠山峠まで車が入れるので登頂が容易な冠山も冬季になると冬季通行止と深い雪に阻まれ登るのはかなり難しかったですが、昨秋に国道417号冠山トンネルが開通したため、東側からのアプローチが容易になりました。
今シーズンの雪山シーズンに何度か計画するも悪天候でなかなか行けずじまいの所、今回、ようやく登る機会ができました。
まずは冠山トンネルの岐阜側入口から主尾根を伝い、東側の冠ヶ峠へ登っていく急登の尾根が一番の核心。特にスタート時の階段部分、今日は雪が全くないのでいいですが、よじ登ることになります。約950m枝尾根分岐まで雪もほとんどなく、硬い靴にはつらい。一気に大人気になったこのルート、マーキングもあり、踏跡ができつつありますが、下りに迷いやすい枝尾根はいくつかあります。しっかり雪が付きだすと、キックステップで蹴りこみやすくなり快適に高度を稼いでいきます。
冠ヶ峠は実は冠山より標高が高くなります。峠という名前がつきますが小高いピークになり、能郷白山への越美国境稜線がきれいに見えます。この辺りは週末の降雪?と強風の為に樹氷が復活し、いい雰囲気です。
ここから冠平まではなだらかな尾根で前方に見える冠山を見ながら、快適に進みます。距離は長そうですが、トレース部分は沈ずまず、アイゼンやワカンなしで足早に歩けました。冠山峠からみた冠山と違って、あまり尖った感じはないですが、岩々したピークは目立っていて、目的地がはっきり見えるので、達成感があることでしょう。
冠平~冠山は夏に登ったことがありますが、鎖場がある急登です。今回は残地ロープが少し見えていた程度で、雪壁のようになっていて、斜上する感じで登って行きます。私は岩場が見えたので、念のため、ここでアイゼンを装着しました。しかしながら今日は雪が気持ちいい程度に固めになっているので歩きやすい感じで、短いながら楽しめました。
山頂は断崖のようになっていて、冠山峠・金草岳に続く越美国境稜線が見渡せます。
下りは急で怖さがあるかもしれませんが、ステップをきれば問題ない雪質でした。ここは雪質によって嫌さが変わるでしょう。
冠ヶ峠の方が冠山より標高が高い為、帰りの方が時間がかかります。冠平から見ると長い行程のような感じで、冠ヶ峠への登り返しが辛そうに思っていましたが、以外と早く戻れたなという印象でした。ここまではそれだけなだらかな尾根だということです。
冠ヶ峠からの下りは雪が切れた後は雪があれば断然、早いのに、なかなか歩きずらく、時間がかかりました。
時期が遅く、半分、雪山を期待せずに登りましたが、樹氷がついていて、逆方向からの冠山が見れたので満足です。欲を言えば、隣の若丸山も登るつもりでしたが、往復3時間以上はかかるので、また今度ということで。

①ウエアー(冬の低山)
気温-5度程度で、終始、風が吹き、寒い
インナーは(アイスブレーカー)半袖Tシャツ (GORETEX社)長袖ウインドストッパーシャツ
アウターはバイレスのGORETEXレインジャケット
ボトムスは(ミロ)3シーズンパンツ (バイレス)のGORETEXレインパンツ

②ギア
登山靴は(ノースフェイス)ヴェルトS4K グレイシアGORE-TEX、
ザックは(カンプ)30㍑、
アイゼンは(シャルレ)12本セミワンタッチアイゼン

フォトギャラリー

雪の冠山

冠山トンネル手前から、まずはこの階段

雪がない尾根の急登

冠山が見えます

雪がある急登

なだらかになってきました

なだらかな稜線です

冠ヶ峠

冠ヶ峠は樹氷の世界

冠ヶ峠から下ってきました

樹氷が続く稜線

本日の服装

冠平

ここに残地ロープが埋まっています

最後の急坂

冠平を振り返ります

山頂から見える徳山湖

山頂から冠山林道と金草岳

往路下山・・・冠平からの登坂

最後は急坂です

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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