長野県・岐阜県 西穂高岳 2909m 快晴!
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2012年03月15日 (木)~2012年03月16日 (金)
- メンバー
- GRAVITY RESEARCH KOBE 戸田
他 神戸本店アルバイト2名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 新穂高ロープウェイ・西穂高口駅14:30→西穂山荘16:00 (テント泊)
西穂山荘7:00→西穂高岳11:15→西穂山荘13:00→西穂高口駅14:20
- コース状況
- 山荘まではトレースがついており、スノーシューはいりませんでした。アイゼンがあれば楽に行けます。山荘から西穂頂上までは、部分的に完全な氷が張ってましたが、クラストした雪がほとんどでアイゼンの効きが良かったです。気温は-6℃、風も弱く最高のコンディションだったと言っていいでしょう。
- 難易度
感想コメント
乗鞍でアイスクライミングをした後に移動し、山荘でテント泊して西穂頂上まで行ってきました。
天気予報どおり、午前中は快晴。氷の露出した部分も少なく、風も弱い最高の状態でした。私は冬の西穂は3回目でしたが、今までで一番のコンディションだったと思います。
しかし危険な個所は相変わらず危険でした。特に頂上直下の谷(岐阜県側)では、私たちパーティーが着いた時に滑落者が出ており、県警に救助要請をするという一幕もありました。幸いその方はケガで済みましたが、300mほどは落ちていましたので命を落としてもおかしくなかったと思います。
初冬山のメンバーだけ確保しながらの行動でしたが、そんな場面に出くわしたため、頂上直下の雪壁は私も確保してもらいながら登下降しました。私たちが無事に行動できたのは、ひとえに確保技術のしっかりしたメンバーがパーティーにいたからに他なりません。感謝ひとしおです。
ロープウェイで高所まで一気に行けてしまい、気分的に緩くなりがちな西穂高岳ですが、危険性が少なくなるわけではまったくありません。自戒の意味も込めて、しっかりした装備と確保技術は必須と言えます。
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