奈良県大峰山脈・クロモジ尾~稲村ヶ岳~バリゴヤの頭

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投稿者
伊藤 博人
日程
2012年04月24日 (火)~2012年04月24日 (火)
メンバー
奈良田原本店 高木
天候
晴れ
コースタイム
岩本橋→(2:20)→主稜線出合→(0:30)→稲村ヶ岳→(2:00)→バリゴヤの頭→(2:10)→稲村ヶ岳→(0:20)→主稜線出合→(1:30)→岩本橋
コース状況
【白倉谷の林道】
昨年9月の台風で大きな被害を受けましたが、岩本橋まではほぼ復旧したようです。ただし、工事車両が通ったり現在も道路の工事が行われていますので通行止めもあるようです。今回は工事もしていましたが、通していただけ、岩本橋まで車で行きました。
【岩本橋~主稜線出合】
登山口はネット上でも激しい崩壊の様子が画像で流れていましたが、土砂の片付けは終わっていました。登山道は復旧していないので急斜面の歩けそうな所を何とか上りました。ある程度上まで上ると踏み後があり、注意深くだどって進むと主稜線出合までいけます。帰りに同じ道をたどろうとすると尾根から右に降りるのですが、行きに分岐の場所をよく覚えておいてください。
クロモジ尾を林道までまっすぐ進むことも出来ました。が、林道横が法面になっているので降りる場所をよく確かめて下さい。
下りで1544mのピークから降り始めた所も注意が必要です。尾根が広くなるため方向をしっかりつかんでおかないと尾根からはずれ谷に降りてしまう可能性があります。
【主稜線出合~稲村ヶ岳】
歩く人も多く道がしっかりしています。特に問題ありません。今回は大日のトラバースで積雪がありました。滑落しないよう注意してください。
【稲村ヶ岳~バリゴヤの頭】
このコースを歩くための前提は「体力」と「ルートを見極める力」があることです。
バリゴヤまでの尾根は急な登下降ばかりでした。テープの目印や踏み跡があるところとないところがあります。踏み跡か獣道か区別がつかないところもあります。岩場やヤブ漕ぎ、やせ尾根もあります。
どちらの方向へどこを歩いて行くかを判断しないといけない場面が多数あります。
難易度
Google Map

より大きな地図で クロモジ尾~バリゴヤ を表示
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感想コメント

クロモジ尾根は登山口付近から尾根の中ほどまでが崩壊しており、「道」ではありませんでした。歩きにくい事もあり、あまりオススメではありません。
バリゴヤへの尾根はとにかく登りくだりが多くとても大変でした。

今回、コンパス&地図とGPSを併用したのですが、ナビゲーションはコンパスで十分なのですが、GPSで現在地がわかることが大きな安心につながりました。
ただし、電池が2セットなくなりGPSが使用できない自体が発生!地図とコンパスがしっかり使える事もやはり必要だとつくづく感じました。

フォトギャラリー

稲村ヶ岳と大日山をバックにバリゴヤの頭

岩本橋の登山口。土砂崩れはすっかり片付けられていますが、まだまだ痕跡が残ります。

クロモジ尾分岐付近。鹿よけネットの脇を歩きます。

尾根合流点が近くなりました。

石楠花祭り!でも歩きにくいのです。

稲村ヶ岳の主稜線に合流。大峰の風景ですね。

大日山の下のトラバース。雪が残っています。

稲村ヶ岳の展望台に到着。これからです。

バリゴヤに向かいます。すぐに石楠花祭り!

遠くにバリゴヤの頭が見えます。

ルートはあるようでないようで・・・・

ふり返ると稲村ヶ岳が上のほうに見えました。

ルート上の核心と言われるところです。

やせ尾根のヤブ漕ぎもあります。

登ったり降りたりを繰り返し、やっとこバリゴヤの頭へ。

ルートの様子。わりと歩きやすいところもあり。

強烈な上り返しが終わると稲村ヶ岳がやさしく迎えてくれます。

フィックスロープのある箇所

クロモジ尾の様子がわかるでしょうか?

あえて往路とは違うルートを下降。尾根筋をたどり降りてきました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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