奈良県台高山脈・池木屋山(霧降山経由)

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
伊藤 博人
日程
2012年05月23日 (水)~
メンバー
単独
天候
晴れ
コースタイム
宮の谷登山口→(1:00)→尾根→(1:30)→1222m(青空平)→(1:00)→霧降山→(1:10)→赤倉山→(1:10)→霧降山→(0:40)→池木屋山→(1:30)→高滝→(1:00)→宮の谷登山口
コース状況
※池木屋山へは霧降山経由がオススメです!!
(宮ノ谷・高滝経由のコースよりも歩きやすいためです。)
※2012年版「昭文社・山と高原地図」にルートが掲載されています。

【宮ノ谷登山口~霧降山】
蛍光ピンクのリボンや「登」「山」「道」と印字されたテープを目印に進んでください。
入口は駐車場から100m程度戻った所です。橋の左側に入口があり、立ち木に造林の目印の文字が書かれています。沢の左側を少し進むと沢を渡り植林の中を作業道を進みます。すぐに小さな小屋をくぐります。
蛍光ピンクのリボンを頼りにジグザグに上っていくと植林と広葉樹林の境になり、鹿よけネットをくぐります。伐採地の作業道ををジグザグに登るとまた鹿よけネットをくぐり、造林用のモノレール沿いに登ります。(下山はモノレール沿いに下りすぎてしまわないように注意。モノレールの線路上にある門扉を見たら右の鹿よけネットをくぐってください。)
しばらく作業道を進むと稜線沿いに鹿よけネットが張られている所に出ますのでネットをくぐり左へ登ってゆきます。(下山は伐採地の鹿よけネットに出合ったらくぐって尾根から降りてください。)
霧降山まではさほど急斜面もなく、天気がよければ展望を楽しみながら登ることができます。途中、「青空平」と看板のあるヘリポートらしき場所などが絶好の休憩場所になります。
【霧降山~池木屋山】
大きな上り下りもなく広葉樹林の中を快適に歩くことができます。尾根上が広くなりヌタ場や池を過ぎて広い斜面を登ると池木屋山に着きます。
池木屋山は山頂が丸く、宮ノ谷・霧降山・主稜線のいずれに進むにしても降りる方向に注意してください。
【池木屋山~高滝】
最初は緩やかです。あえて言えば東尾根に迷い込まないように注意が必要です。
穏やかな斜面はすぐにやせ尾根の急降下に入ります。木の根が地面を覆い、滑りやすいので注意してください。テープなど目印を見逃さないように注意してください。
猫滝~高滝付近はフィックスを使ってのトラバースや岩場の下降などがあります。十分に注意して下さい。看板に「滑落事故多数」とありますが、実際に「滑落した」旨の話を聞きますので十分注意してください。
【高滝~宮ノ滝登山口】
梯子や橋などがよく整備され、格段に歩きやすくなります。が、道を歩くというよりは橋を歩いている、あるいは梯子を歩いているように感じます。渓谷沿いで風景は楽しめますが、登山道の崩壊箇所を沢を歩いて迂回する箇所もあり、やはり十分注意が必要です。駐車場に近づくと道も穏やかになり、一安心となります。
難易度
Google Map

より大きな地図で 20120523池木屋山 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

池木屋山の登山が目的なら間違いなく「霧降山」経由のコースをオススメします。

同じ駐車場から同じ山に登るのですが、歩きやすさ、展望のよさ、危険度の少なさ、登下降の少なさ(ここは主観で数値で比較はしていませんが)が理由です。尾根筋はヒルもいません。

2012年版「昭文社・山と高原地図」にルートが掲載されています。
山岳会のメンバーさん達が迷いやすいところにはロープを張ったり目印をつけてくれたりしています。
地図とコンパスを持ち、ぜひ歩いてみてください。

当日はゴヨウツツジや石楠花の花を楽しめました。アケボノツツジはすでに終わっていました・・・。

フォトギャラリー

霧降山から池木屋山

宮の谷登山口。霧降山へは200m程車道を戻ったところから登ります。

鹿よけネットをくぐり伐採地を登ります。

鹿よけネットをくぐりモノレール沿いに進みます。下山時は行き過ぎないように注意

シャッポ山の向こうに桧塚

石楠花が咲いていました。

主稜線に近づき、開けると霧降山。

池木屋山から霧降山に降りてきたときはこの案内を目印に右に降ります。

赤倉山。こちら方面の詳細は別の機会に。

奥ノ平峰から見る登山道。急な登下降は少ないのがわかります。

霧降山から池木屋山へ。緑に染まる台高主稜線

池木屋山山頂。三角点が設置されています。

しばらくするとやせ尾根の急降下に入り・・・

フィックスをつたって降り・・・

ざれた斜面を足元を滑らせながら横切り・・・

谷に降りるとこんな看板が!!

宮ノ谷渓谷の遊歩道に入りましたが・・・

こんなのを含めて階段が10数箇所、そして・・・

登山道崩壊のため・・・

沢に下ろされるところもあります。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部