後立山連峰縦走vol.1~五竜岳を経てキレット小屋へ

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年08月06日 (月)~2012年08月08日 (水)
メンバー
天候
曇り→雨→快晴
コースタイム
【6日】八方ゴンドラ山頂(8:30)→八方池(9:30)→丸山ケルン(11:30)→唐松岳頂上小屋(13:00,休憩30分)→五竜山荘(16:45)<テント泊> 行動時間:約7時間
【7日】五竜山荘(10:10)→五竜岳(11:30,休憩30分)→北尾根ノ頭(14:45)→口ノ沢コル(15:15)→キレット小屋(16:50)<素泊まり> 行動時間:約6時間
【8日】キレット小屋(5:05)→八峰キレット(5:15)→鹿島槍ヶ岳(7:35,休憩35分)→布引岳(8:40)→冷池山荘(9:30,休憩40分)→爺ヶ岳(12:15)→種池山荘(13:10,休憩30分)→扇沢(16:00) 行動時間:約9時間半
コース状況
【八方ゴンドラ山頂~唐松岳】
 危険個所はほとんどありませんが、八方池から先は急登もあり本格的登山道。唐松岳頂上小屋まで休憩箇所もほとんどなく慎重に。稜線に出れば風も強い。

【唐松岳頂上小屋~五竜山荘】
 クサリ場が数カ所出てきます。高度感はあまりありませんが『3点支持』を基本に。

【五竜岳~キレット小屋】
 いよいよ本格的なクサリ場、梯子が連続します!五竜岳山頂は登山道から西へ3~4分。小さなコル、岩峰を越えながらG4、G5辺りがこの付近の核心部。高度感もあり。北尾根ノ頭が休憩適地です。その後もキレット小屋までは数カ所クサリ場、梯子があります。
難易度
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感想コメント

 このルートを6年前にも縦走している僕。前回は独りでしたが、今回は初心者も含め4人のパーティーなのでリーダーを務めることになってしまった。でも、一番の初心者は一番若く一番体力もあるから、一番年長者の僕が心配か…(*_*)

 皆深夜から自家用車を運転し、眠い目を擦りながら扇沢へ6時に集合。鷲尾さんの車一台を爺ヶ岳登山口の駐車場へ停め、僕の車で45分ほどかけて八方ゴンドラ乗り場近くの駐車場へ移動。『八方アルペンライン』はゴンドラ1基、リフト2基を乗り継ぎます。片道¥1,400。また15kgを超える荷物は¥400の荷物料がかかります。

 途中から雨が降ったりやんだりの“イライラする”天気。しかも稜線手前辺りから強烈な睡魔に襲われ、歩きながら寝る始末。前日から不眠だった影響がこの辺りで如実に出ました。岩稜帯での集中力の欠如は大事故につながる可能性もありご注意を。唐松岳頂上小屋の端で仮眠していたらさいか屋横須賀店の石井さん、玉川ガーデンアイランド店の松尾さんに出会い、やや眠気も収まりました♪五竜山荘まではクサリ場も出てきてはじめてのアルプス、はじめてのテント泊の小村さんもテンション上げて頑張ってくれました。テント場着が日没直前のため、食事風景などの写真が撮れなかったことが残念。

 翌日は、深夜からの激しい降雨により、5時に協議の末『様子見』に。天候の回復が見込めなければ一日『停滞』して、明日五竜岳をピークハントして遠見尾根を下山。回復するようならば数時間後に出発し、冷池山荘ではなく、手前のキレット小屋まで行き素泊まり。で、僕は熟睡してしまった…。9時過ぎ、テントの外から鷲尾さんに呼ばれ顔を出すと、晴れとはいかないが雨は止み、天候は安定している雰囲気。「こりゃ、行くしかないでしょ!」と思い、皆のモチベーションを気にしながら行くことを提案したら意外にあっさり皆出発しましたとさ♪

 五竜岳への急登をクリアしたら本日の核心部へ!G4,G5はやせ尾根の岩峰。クサリ場、梯子の連続で高度感あり。しかし、皆慎重に安全に通過しました。不安げな人は皆無で僕も安心。明日の八峰キレットも大丈夫でしょう♪キレット小屋は剱岳の眺めが最高のロケーション抜群の山小屋。やせた鞍部に建つのでテント場はないが、この場所にあることで登山者の安全登山に大いに寄与している素晴らしい小屋。素泊まりはテント泊と異なり、場所を広く使って炊事ができるからいいなぁ\(^o^)/

フォトギャラリー

核心部を通過する鷲尾さん。

まずはゴンドラ→リフトで。雲のなかへ…。

北アルプスの原風景、八方池。

唐松岳頂上小屋を越えて岩稜帯へ。

優秀な部下のおかげでよい絵が撮れました♪でもまだそんなに怖くない。

慎重に×2!

岩場でポーズ。

晴れてきてテンションあがってきた。

五竜山荘へ到着。今日はテント泊。そして夜中に雨が…。

オビ1と鷲尾さん。そして奥には撤収に手間取る若者一人。

すっかり遅くなりましたが出発。10時だぞ!

花に見守られながら。

今日も天気がいまいち。

こういう鋭鋒をトラバースしていきます。

美しい稜線を越えて。

おおっ、今頃晴れてきやがったぜぃ。

青空と白い雲の素敵なコントラスト。

鋭鋒を回り込むと突然キレット小屋が姿を現す。

夕食は魚介たっぷりラーメンを♪

剱岳の先に沈む夕陽。明日は晴れるか…。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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